2月下旬に発売予定のFieldCore・BASICドームテント(4900円)の紹介に続き、ワークマンが今後リリースするキャンプグッズを何回かに分けて紹介していこう。まずはキャンプにおける主役=焚き火用のアイテムから。もともと溶接作業用の綿かぶりヤッケが「焚き火ウエアに使える!」としてバズっただけに、その注力ぶりはかなりのものだ!
●文/写真: 大屋雄一(OYA Yuichi) ●取材協力: ワークマン
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キャンプツーリング向けの焚き火台はこの2モデルだ!
キャンプにおける醍醐味として焚き火を挙げるキャンパーは多い。暖を取ったり煮炊きに使うなどのほか、最近の研究では炎のゆらめきや薪の爆ぜる音に自然界特有の「1/f揺らぎ」があることが証明され、その癒し効果が人気の理由の一つにもなっている。
さて、その焚き火について。現在、国内のキャンプ場の多くが直火禁止、つまり地面の上で直に火を焚くことを禁じている。火災予防はもちろん、土中の微生物や周囲の植物を保護するのが主な目的であり、そのために必要となるのが焚き火台と呼ばれるアイテムだ。
焚き火台にはさまざまな種類があるが、純粋に薪を燃やすだけのものと、網を組み合わせて調理用のグリルとしても使えるタイプの2種類に大別できる。我々ライダーがキャンプツーリングに使うことを考慮し、収納サイズがコンパクトな2モデルを紹介しよう。
【焚き火台】MONTAGNA フォールディングメッシュファイアースタンド[2400円]
【焚き火台】MONTAGNA 折りたたみ式BBQグリル[3900円]
焚き火用の耐火シートや耐熱性のグローブまで豊富に揃う
焚き火には、焚き火台以外にもいくつか揃えるべきアイテムがある。薪に火を点けるための着火装置や火起こしをスムーズに行うための着火剤、薪を燃えやすい状態にするための斧やノコギリ、火傷やケガを未然に防ぐためのグローブなどなど。挙げればキリがないのだが、これらのいくつかはすでに販売されており、それ以外についても2月下旬以降に順次リリースされる予定だ。付け加えると、今回は間に合わなかったが本格的な三条仕込みの薪ハサミ(1900円)も発売されるので期待が膨らむ。
なお、ハイブリッドソーなど一部のアイテムはワークマン専売品であり、それ以外の商品については他の流通よりも売価が最も安くなるように設定しているとのこと。例えばニチネンの固形燃料は100均ショップでも全く同じものが販売されているが、100均での売価が110円なのに対してワークマンでは99円となっている。こうしたトリビアはベテランキャンパーも知っておいて損はないだろう。
実際に5時間使って分かった焚き火台2モデルの魅力とは
この日は針葉樹と広葉樹、それぞれ1束ずつ購入して5時間ほど焚き火を楽しんだ。フォールディングメッシュファイアースタンドは風通しが良いためか燃焼しやすく、また見た目に反して薪をたくさん積み上げてもへこたれない丈夫さに感心した。そして、何より608gという軽さはバイク乗りにとって大きな魅力だ。
一方、折りたたみ式BBQグリルは重量こそそれなりにあるものの、収納袋はB4サイズのノートよりもやや小さいぐらいなので積載に困ることはない。また、どちらか片方ずつにはなってしまうが、焚き火と調理の両方をこれ1台で楽しめるのは便利と言っていい。
タイトルカットで筆者が着用しているのはFieldCoreのS202フルジップデニムパーカーで、ワークマンではこうした綿100%の焚き火対応ウエアを各種ラインナップしている。表地が化繊のライディングジャケットは火の粉で溶けて穴が開く危険性があるので、こうしたウエアを1枚羽織るだけでそれを未然に防げるのだ。
なお、商品販売ルートはアイテムによって異なり、2月下旬にワークマンオンラインストア内(直送なし、店頭受け取り限定)、もしくは店舗販売の2パターンを予定しているとのこと。また、これらは販売中に変更される可能性もあるので、詳しくは2月下旬にワークマンオンラインストアのアナウンスをチェックしてほしい。
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