JP250とST600では卒業生が優勝

56RACINGの若武者が全日本ロード第4戦筑波に出場! アッセンTTには卒業生がスポット参戦

2021年6月19日、20日に開催された全日本ロードレース選手権・第4戦筑波に、中野真矢さん率いる56RACINGが参戦。2人の中学生ライダー、小田喜 阿門選手、山根 昇馬選手は決勝レースで一桁順位に入るなど、好成績で完走した。

ウェットの第1レース、ドライの第2レースともに完走!

元MotoGPライダーの中野真矢さんが主宰する『56RACING』は、若手育成を目的とした活動を続けるレーシングチームで、2020年からは当時中学校への入学目前だった小田喜 阿門(おだきあもん)、山根 昇馬(やまねしょうま)の両選手をミニバイクレースから育てるというチャレンジを開始。コロナ禍に見舞われながらも同年後半には好成績を収め、小田喜選手は史上最年少12歳で全日本ロードレース選手権・J-GPクラスに参戦(10月18日ツインリンクもてぎ)する快挙を成し遂げている。

今年の4月に揃って中学2年生となった両選手は、5月9日にスポーツランドSUGOで行われた『SUGOロードレース選手権 第1戦』に出場し、ワンツーフィニッシュの好成績。特別参加枠での参戦となった5月23日決勝の全日本ロードレース選手権・第3戦スーパーバイク in SUGOでも、ウエットパッチが残るなかドライタイヤでスタートし、後方から追い上げて小田喜選手12位、山根選手13位でゴール。出走25台中、完走は18台というサバイバルレースを無事に完走した。

そして今回、2021年6月19日および20日開催された全日本ロードレース第4戦筑波にもJ-GP3特別参加枠にて2名が参戦。土曜日(19日)に行われた第1レースはウェットコンディションとなり、#51小田喜阿門選手が総合9位(クラス2位)、 #53山根昇馬選手が総合17位(クラス3位)となった。

全日本ロードレース第4戦筑波、第1レースで総合9位、第2レースで総合11位に入った#51小田喜阿門選手。

第1レースで総合17位、第2レースで総合19位に入った#53山根昇馬選手

日曜日(20日)の第2レースはドライコンディションとなり、スタートから終始攻め続けた小田喜選手が最終ラップに2台をかわして見事総合11位(クラス優勝)。山根選手も最終ラップに順位を上げて総合19位(クラス2位)となった。なお、今回は両選手の通う中学校の校長と担任の教諭が初めてレースの見学に訪れ、モータースポーツへの理解を深めるという有意義なレースウィークとなっている。

他のクラスでも、56RACING卒業生の梶山采千夏選手がJP250にRankUp WingStoneから出場し、両ヒートともにナショナルクラスで優勝。ST600ではMuSASHi RT HARC-PRO.の埜口遥希選手が第2レースで優勝。埜口選手はこのクラスで嬉しい初優勝だ。そして、今週末はMotoGP アッセンTTに、同じくOBライダーの松山拓磨選手が、Moto3クラスにワイルドカード参戦する!

ST600の第2レースで優勝した埜口遥希選手。 ●写真:MuSASHi RT HARC-PRO

梶山采千夏選手はJP250のナショナルクラスでダブルウィンを成し遂げた。

今週末開催のアッセンTTにワイルドカード参戦中の松山拓磨選手は、FP1で27位、FP2で25位、FP3で18位と着実に順位を上げてきている。


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