ハーレーダビッドソンは、ハーレー自身のクラシックデザインを改めて捉え直し、伝統的なフォルムで限定生産するプレミアム復刻シリーズ“アイコンコレクション”を全世界で展開することを発表した。抽選販売となる第1弾モデルは「エレクトラグライド リバイバル(Electra Glide Revival)」だ!
●文:ヤングマシン編集部 ●写真:ハーレーダビッドソンジャパン
世界限定1500台! ハーレー初のバットウイングをオマージュ
ハーレーダビッドソンは、新たな限定生産・プレミアム復刻シリーズの“アイコンコレクション”をグローバル展開すると発表。第1弾モデルの「エレクトラグライド リバイバル(Electra Glide Revival)」は、世界限定1500台、日本への入荷は114台限りとなることが明らかになった。
アイコンコレクションのシリーズは、ハーレーダビッドソンの伝統的なフォルムを踏襲、昇華し、アメリカスタイルをより強く表現する、通年の限定生産プログラム。今後も毎年1~2種類のモデルを発表し、各モデルの生産は1回限り。各モーターサイクルにはシリアルナンバーを付与し、全ての購入者には証明書も発行されるという。
全世界の正規ディーラーにおよそ1台分限りの割当てとなる“世界限定1500台”を目安に生産し、きわめて希少価値の高い、“自分だけのハーレーダビッドソン”を提供する。
このシリーズ第1弾となるモデルが、「エレクトラグライド リバイバル」。デザインは、ハーレーダビッドソンのモーターサイクルとしては初めて「バットウィング」と呼ばれるフェアリングを搭載した1969年製Electra Glideにインスパイアされたもので、ABSやトラクションコントロールシステムといった最新テクノロジーとともに復刻している。最新のエンジン&車体に往年のデザインを、というユーザーの夢を叶える1台と言えよう。
1969年当時、フェアリングとサドルバッグは白のグラスファイバー製の成形品のみだったが、「エレクトラグライド リバイバル」ではバーチホワイトの塗装を施し、その外観を再現。また、タンクメダリオンとフロントフェンダーのElectra Glideの文字が、当時の雰囲気を醸し出している。
販売は4月27日(火)~5月27日(木)までの期間に正規ディーラー各店と公式WEBサイト(https://www.harley-davidson.com/jp/ja/motorcycles/icons.html)から申し込んだユーザーから抽選となる予定で、各店では5月29日(土)に店頭にて購入権抽選イベントを開催する。価格は337万5900円だ。
※抽選販売期間中に申込がない場合には、後日に店舗ごとに先着順で販売となります
※写真は全て米国仕様
HARLEY-DAVIDSON Electra Glide Revival[2021 model]
シートは調整可能なコイルスプリングで支えられており、白と黒のツートーンカバーとクロームのレールを持つ。ホワイトリボンタイヤにスポークホイールの組み合わせや、往年のバットウィング・フェアリングがクラシック感を醸し出す。
そんなスタイリングながら、エンジンはミルウォーキー114(1868cc)Vツインエンジンを高剛性のバックボーンフレームに搭載。油圧でプリロード調整が可能なリヤショックや、φ49mmデュアルベンディングバルブのフロントフォークを採用している。
電子制御システムとしては、はハーレーダビッドソンの最新安全支援技術「RDRS セーフティ エンハンスメント」を標準装備。加速時、減速時、ブレーキ時に利用可能なトラクションに応じてモーターサイクルの性能を調整するように設計された、トラクションコントロール&ABSをはじめとする技術でライダーをサポートする。
また、他の2021年ツーリングモデルと同様に、「Boom! Box GTSインフォテインメントシステム」とカラータッチスクリーンを搭載し、2つのフェアリングマウントスピーカーも備えている。ヘッドセットやアンドロイドオート、アップルカープレイなどにも対応し、クラシックスタイルと最新技術を見事に融合した。
【HARLEY-DAVIDSON Electra Glide Revival[2021 model]】主要諸元■全長2400 軸距1625 シート高785(各mm) 車重391kg(装備)■空冷4ストロークV型2気筒OHV 1868cc 最大トルク16.1kg-m/3250rpm 変速機6段 燃料タンク容量22.7L■タイヤサイズF=MT90B16 R=180/65B16 ●価格:337万5900円 ●色:ツートーン ●抽選申し込み期間:2021年4月27日~5月27日
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