SHOWAの技術を市販車初採用

ハーレー初の冒険バイク!!「パンアメリカ1250スペシャル」は停止時にシート高が低くなる?!

ハーレー初の冒険バイク!!「パンアメリカ1250スペシャル」は停止時にシート高が低くなる?!

ハーレーダビッドソン ジャパンは、同社初のアドベンチャーツーリスモモデル「パン アメリカ 1250」、「パン アメリカ 1250 スペシャル」の国内予約販売を開始した。ともに新開発の水冷1250cc・Vツインエンジンを搭載し、“スペシャル”が装備する電子制御サスペンションにはSHOWAのハイトフレックス技術が採用されている!

日本のサスペンション技術をアメリカのメーカーが最初に採用!

ハーレーダビッドソン ジャパンは、ハーレー初のアドベンチャーツーリスモモデル「パン アメリカ 1250(Pan America 1250)」、「パン アメリカ 1250 スペシャル(Pan America 1250 Special)」の国内予約販売を全国の正規ディーラーで開始。価格はパンアメリカ1250が231万円~、パンアメリカ1250スペシャルが273万1300円~だ。

これらのモデルは新開発の水冷1250ccVツイン「レボリューションマックス1250エンジン」を搭載している。このエンジンについては別記事で詳しく解説していきたいが、エンジン前後長の短縮を可能にする挟み角60度にオフセットクランクピンを組み合わせることで270度/450度の爆発間隔を実現し、実質的には90度Vツインのようなエンジン特性を得ているのが特徴だ。

ハーレー初のアドベンチャーツーリングモデルとはいうものの、そもそもハーレーがVツインエンジンを開発したのは、広大なアメリカ大陸を走る際に1気筒に不具合が起こっても走り続けられるようにするためと言われ、ある意味アドベンチャー的な要素はその成り立ちの頃から持っていた。また、乗車姿勢やカスタムによる装飾も開拓馬にインスピレーションを得たものが少なくない。そう考えれば、ハーレーダビッドソン製のバイクが再び道なき道へと降り立った……と言えなくもない。

HARLEY-DAVIDSON PAN AMERICA 1250[2021 model]

HARLEY-DAVIDSON PAN AMERICA 1250[2021 model] [写真タップで拡大]

この60度Vツインエンジンは車体の中心に車体剛性メンバーの一部として組み込まれ、オフロード走行に適したスムーズなローエンドトルクと、低速スロットルコントロールに重点を置いたチューニングが施されているという。また、タッチパネルを用いて複数の走行モードが選択できるほか、コーナリング安全機能の強化といった新技術も多数採用されている。

そして注目はパンアメリカ1250スペシャルだ。以前からWEBヤングマシンで記事をお届けしてきたSHOWAの電子制御サスペンション技術「ハイトフレックス」が採用されているのだ。これは電子制御式のセミアクティブサスペンションに加え、停止時には快適な足着きとし、走行中は必要な車高まで上がるというシート高の自動調整機構。ハーレーダビッドソンではこれをアダプティブライドハイト(ARH)と名付け、足着き性ゆえにアドベンチャーモデルを敬遠してきたユーザーに門戸を広げている。

Revolution Max 1250 エンジン

Revolution Max 1250 エンジン [写真タップで拡大]

HARLEY-DAVIDSON PAN AMERICA 1250[2021 model]

「冒険を楽しむライダーへデザインされた、頑丈でパワフルな先進多目的モーターサイクル」を謳い、軽量な水冷Vツインエンジンと最適化されたシャーシを持つアドベンチャーツーリングモデルがパンアメリカ1250だ。

無反射ガラスカバーを採用した6.8インチTFTタッチスクリーンを搭載し、各種電子制御の介入レベルを調整できる走行モード選択も可能。パフォーマンスをダイレクトに楽しめる「スポーツモード」、日常使用に最適なバランス重視の「ロードモード」、安全性重視の「レインモード」、未舗装路や中程度のオフロードシチュエーションに向けた「オフロードモード」、そして、前輪を持ち上げて障害物をクリアするなど高難度なオフロード走行を可能とする「オフロード+モード」に加え、ライダー自身が好みでアレンジできる「カスタムモード」の登録も可能となっている。

先進安全技術としては、『RDRS Safety Enhancements』を搭載。加速時、減速時、ブレーキング時のトラクションに応じて電子制御を介入させる一連の技術の総称としている。フロントダブルディスクのブレーキシステムには、ブレンボ製ラジアルマウントモノブロックキャリパーを採用した。

【HARLEY-DAVIDSON PAN AMERICA 1250[2021 model]】主要諸元■全長2265 最低地上高210 軸距1580 シート高890(各mm) 車重245kg(装備)■水冷4ストロークV型2気筒DOHC4バルブ 1252cc 152ps/8750rpm 13.06kg-m/6750rpm 変速機6段 燃料タンク容量21.2L■タイヤサイズF=120/70R19 R=170/60R17 ●価格&色:231万円(ビビッドブラック)、233万9700円(リバーロックグレー) ●予約受付中

HARLEY-DAVIDSON PAN AMERICA 1250[2021 model]

HARLEY-DAVIDSON PAN AMERICA 1250[2021 model]ビビッドブラック|231万1000円 [写真タップで拡大]

HARLEY-DAVIDSON PAN AMERICA 1250[2021 model]

HARLEY-DAVIDSON PAN AMERICA 1250[2021 model]リバーロックグレー|233万9700円 [写真タップで拡大]

HARLEY-DAVIDSON PAN AMERICA 1250 SPECIAL[2021 model]

「セミアクティブ フロント&リアサスペンション(ビークルロードコントロール付)」と名付けられた電子制御セミアクティブサスペンションは、SHOWA製の機能部品を採用し、制御ソフトをハーレーダビッドソンが開発している。選択した走行モードに応じて減衰特性を自動的に変更するほか、走行中の車両のサスペンション位置、車速、モーターサイクルの垂直加速度、ロール角、ロールレート、ライダーがかけるスロットル、ブレーキトルクに反応し、モーターサイクルの快適性を維持するように自動調整。さらに、“ビークルロードコントロール”技術は、同乗者や荷物の重量を感知し、リヤのプリロードを自動調整して最適な車高を維持してくれる。

SHOWAのハイトフレックス技術を採り入れた『アダプティブライドハイト(ARH)』は、静止・停車中にサスペンションのプリロードを自動的に抜くことでシート高を低くし、また走行中には最適な車高に自動的に復帰するというもの。アドベンチャーバイクで問題になりがちな“停車時の足着きの悪さ”を改善する決め手となり得る技術だ。もちろん、上記のARHで検知したライダー、同乗者、荷物の重量に合わせて自動調整される。

シート高はローポジションで830mm、ハイポジションで873mmとなるほか、ライダー自身が選択可能な5つのサブモードもあり、シーンや好みに応じた車高調整も可能だ。

HARLEY-DAVIDSON PAN AMERICA 1250 SPECIAL[2021 model]

ブレンボ製ラジアルマウントモノブロックキャリパーを装備。倒立フォークのボトムには電子制御サスペンション用のケーブルが見える。 [写真タップで拡大]

また、パンアメリカ1250スペシャルはタイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS)、鋼管製のブラッシュガード、アルミ製スキッドプレート、センタースタンド、スタンディングとシッティングにそれぞれ合わせられるマルチポジションのリヤブレーキペダルなども標準装備。さらにDaymakerシグネチャーアダプティブヘッドランプ、ヒーター付きハンドグリップとハンドウィンドディフレクター、ステアリングダンパーも装備しているほか日本標準のスポークホイールのほか、キャストホイールも選択可能予定となている。

【HARLEY-DAVIDSON PAN AMERICA 1250 SPECIAL[2021 model]】主要諸元■全長2265 最低地上高175 軸距1580 シート高830(各mm) 車重258kg(装備)■水冷4ストロークV型2気筒DOHC4バルブ 1252cc 152ps/8750rpm 13.06kg-m/6750rpm 変速機6段 燃料タンク容量21.2L■タイヤサイズF=120/70R19 R=170/60R17 ●価格&色:273万1300円(ビビッドブラック)、276万1000円(ガントグレーメタリック、デッドウッドグリーン)、278万6300円(バハオレンジ×ストーンウォッシュホワイト) ●予約受付中

HARLEY-DAVIDSON PAN AMERICA 1250 SPECIAL[2021 model]

HARLEY-DAVIDSON PAN AMERICA 1250 SPECIAL[2021 model]ビビッドブラック|273万1300円 ※日本仕様はスポークホイールが標準 [写真タップで拡大]

HARLEY-DAVIDSON PAN AMERICA 1250 SPECIAL[2021 model]

HARLEY-DAVIDSON PAN AMERICA 1250 SPECIAL[2021 model]ガーントレットグレーメタリック|276万1000円 ※日本仕様はスポークホイールが標準 [写真タップで拡大]

HARLEY-DAVIDSON PAN AMERICA 1250 SPECIAL[2021 model]

HARLEY-DAVIDSON PAN AMERICA 1250 SPECIAL[2021 model]デッドウッドグリーン|276万1000円 ※日本仕様はスポークホイールが標準 [写真タップで拡大]

HARLEY-DAVIDSON PAN AMERICA 1250 SPECIAL[2021 model]

HARLEY-DAVIDSON PAN AMERICA 1250 SPECIAL[2021 model]バハオレンジ×ストーンウォッシュホワイトパール|278万6300円 ※日本仕様はスポークホイールが標準 [写真タップで拡大]

走行写真ギャラリー

HARLEY-DAVIDSON PAN AMERICA 1250 / SPECIAL[2021 model]

HARLEY-DAVIDSON PAN AMERICA 1250 / SPECIAL[2021 model] [写真タップで拡大]

HARLEY-DAVIDSON PAN AMERICA 1250 / SPECIAL[2021 model]

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HARLEY-DAVIDSON PAN AMERICA 1250 / SPECIAL[2021 model]

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