●文/写真:ヤングマシン編集部
純正でLEDヘッドライトを採用するバイクやクルマが増えてきている中、明るさや光色をアップデートしたいというライダーも少なくないはず。そこで、国産で実績もあるサインハウスのLEDヘッドライト交換バルブ「エルリボンREVO(LED RIBBON REVO)」をテストした。
[〇] 混合交通に埋もれない白い光で、安全性も向上
車両はスズキGSX250Rを使用。交換したのはサインハウスのLEDヘッドライト交換バルブ「エルリボンREVO・H412V60/55W」だ。交換作業はプロショップに依頼したが、特別な加工は不要だった。
言っておきたいのは、GSX250Rのライトの明るさには特に不満を持っていなかったこと。ハロゲン55/60Wを光源とし、配光も適切。ただ、LEDのポジションランプと色味が異なることは残念に思っていた。
これをLEDリボンREVOに交換すると、ヘッドライト光はキレのいい白色に。そして驚くほど明るい。
気になる配光は、ロービームで強い光がやや低めに集中し、路面はSTDよりも手前が強く照らされる印象。これは対向車への幻惑を避けるための処置で、その外側もSTDと同程度の光量がSTD同様の範囲をカバーするので不満は全くない。左右の照射範囲はやや広い。走行中の照射範囲は体感上変わらず、白色光と非常に明るい路面が他車へ強くアピールしていることが安心感となる。
ハイビームは、中央に光が集中するSTDに対し、左右に少し広がっている。夜間の山道でも安心だろう。純正の優れた配光を損なわず、LEDならではの強い照度と白色光を手に入れられるのは見事。
[△] 強い光ゆえ他車を幻惑しない気遣いが必要だ
ポン付け光軸調整いらずだが、もしズレると他車を強烈に幻惑しかねない。また装着にはスペースも必要。
[こんな人におすすめ] 明るい白色光で安全性が向上、電力消費も低減
愛車の光量や光色に不満を持っている人だけでなく、消費電力を半減できることから、グリップヒーターなど他の電装品の導入を考えている人にも、余剰電力の確保という意味でおすすめ。基本的にトレードオフはゼロと考えていい。
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
ドラッグレーサーとカフェレーサー両方の雰囲気を持つDXD ドゥカティは2016年モデルとして、クルーザーモデルのディアベルをさらに進化させた「Xディアベル」をリリース。 さらにドゥカティは、イタリアの[…]
CT125ハンターカブ('20)用 リアロングキャリア[エンデュランス] 新型ハンターカブ純正から約115mm延長することのできるリヤキャリア。キズやサビに強い電着塗装+粉体塗装の2層仕上げを採用した[…]
ケイズスタイル:ナイトロン リヤショックR1 etc. ケイズスタイルでは、メーカークオリティ同等のクオリティによるオリジナルペイントやデカールキットをはじめ、有力パーツメーカーとコラボした商品をZX[…]
エーテック:ストリート用フルカウルも完成。黒い魔力でライバルに差をつけろ 冒頭写真のカスタムマシンは、'20年9月に筑波サーキットで行われたZX-25Rオーナーズミーティングに登場した、エーテックとス[…]
軽量シングルスポーツにマッチしたハイクオリティパーツ スズキが新たに開発した油冷シングルエンジンを搭載し、軽量な車体でキビキビした走りを見せるジクサーSF250。そのポテンシャルを引き出したカスタムマ[…]
最新の記事
- 2025年「56レーシング」チーム体制発表! 13歳の富樫虎太郎は全日本J-GP3フル参戦、新たに9歳の木村隆之介も加入
- Wチャンピオンを手土産に世界に再挑戦!【國井勇輝インタビュー】
- 「いつから、いくら下がる?」ついにガソリンの暫定税率廃止へ! 新原付の地方税額も決着……〈多事走論〉from Nom
- 【2024年12月版】シート高780mm以下の400ccバイク10選! 地面に足が着くのはやっぱり安心
- 「これを待ってた」ホンダ新型CB400フルカウル「CBR400RR/CBR400R FOUR」スクープまとめ「かっけー!」
- 1
- 2