リラックスした乗車姿勢とロングホイールベースによる直進安定性を誇り、悠々と旅ができるクルーザーモデル。ハーレーダビッドソンのラインナップより、広大なアメリカを優雅に旅するためのツーリングファミリーと、ハーレー本社が手がけるカスタムバージョンのCVOファミリーを紹介する。〈ラインナップ〉ロードグライドスペシャル|ロードグライドリミテッド/ブラックアウトトリム|ロードキング/スペシャル|ウルトラリミテッド/ブラックアウトトリム|ストリートグライドスペシャル|エレクトラグライドスタンダード|CVOリミテッド/ロードグライド/ストリートグライド
●文:沼尾宏明、中村友彦、田宮徹※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ツーリング ファミリー:侮れない高速性能のハーレー旗艦モデル
広大なアメリカを旅するための相棒がツーリング系。「ミルウォーキーエイト」は1868ccと1746ccの2本立てで、車名にリミテッドと付く機種は水冷ヘッドを、他は油冷ヘッドを採用。ビッグVツインらしい気持ちよさを維持しつつ、かなりの高速巡航を許容する出力と車体も有する。’20モデルでは一部を除き、コーナリングABSやトラコンなどを統合制御するリフレックスディフェンシブライダーシステム(RDRS)を搭載。
ロードグライドスペシャル
前輪径を拡大(18→19インチ)して短いスクリーンやストレッチ仕様のサイドケースなどを装備したロードグライド系のカスタム仕様。新たに米国旗イメージの2色を追加した。
ロードグライドリミテッド/ブラックアウトトリム
2灯カウルをフレームに固定し、軽快な操縦性を得たロードグライド系の旗艦。写真のブラックトリムは各部を黒統一する注文仕様。
ロードキング スペシャル
各部ブラックアウトや19インチ前輪、ストレッチケースなどでカスタム。エンジンは186ccだがベース同様RDRSは非装備。
ロードキング
’60年代のハーレーダビッドソンをイメージした、大きな補助灯やメッキパーツを用いるクラシカルなモデル。初登場は’94年というロングセラーだ。
ウルトラリミテッド/ブラックアウト トリム
ヤッコと呼ばれるハンドル固定カウルを持つ系統の旗艦。音響やクルコン、各部ヒーターなど装備はロードグライドリミテッド同等。
ストリートグライドスペシャル
ウルトラのカスタム仕様で、近年のツーリング系では一番人気を誇る。ベース車からの変更点はロードグライドスペシャルと同等だ。
エレクトラグライドスタンダード
カスタム需要を考慮し、オーディオやリヤシートなどを省略して価格を抑えたベーシック機種。エンジンは1746ccでRDRSは非装備。
CVOファミリー:究極のファクトリーカスタムモデル
「カスタム・ビークル・オペレーション」の頭文字を冠した、ハーレー本社が手がけるカスタムバージョン。専用パーツの採用や職人によるスペシャルペイント、エンジンの排気量アップまで施される台数限定モデルだ。’20モデルは以下の3機種とトライクをラインナップする。
CVO リミテッド
ウルトラリミテッドを基に水冷ヘッドの117を搭載し、専用のホイールやシートなどを装備。現行ハーレーの最高価格機種だ。
CVOロードグライド
ベースはロードグライドスペシャルで、21インチという超大径のフロントホイールを採用する。エンジンは他と同様に117だ。
CVOストリートグライド
現行ハーレー最大の1923cc「ミルウォーキーエイト117」の油冷仕様を搭載。むき出し型エアクリーナーなどスペシャルパーツも満載。
関連するアーカイブ
あなたにおすすめの関連記事
現行CVOでは117ci(1923cc)を搭載するが、このストリートグライドは114=1868ccで十分と言わんばかりの力強さで、車体をグイグイ前に進めていく。全域でスロットルレスポンスに優れ、強烈な[…]
バイクは常に美しくありたい、そう考えるのがハーレーオーナーのNさんだ。学生時代から日本製のバイクを乗り継いできたが、40歳になった時にハーレーを購入。以来、スチール物置をガレージ代わりに利用し続けるこ[…]
モト・ギャルソン社長・大坪氏のポリシーは、「バイクは、販売してからが重要。アフターケアはもちろんだが、とにかく長く楽しんでもらいたい」というもの。 新車販売ディーラーのハーレーダビッドソン三鷹は、ハー[…]
青木: まず驚いたのは、乗りやすいってことでしたね。足回りの変更でスポーツ性を上げると聞いていたので、サーキットやワインディングロードに特化した乗り味なのかなと思ってました。 梅島:それは昔散々やって[…]
オーナーであるSさんは、ご夫婦でツーリングを楽しむハーレーフリーク。流行のバガーカスタムとはいえ、走りがスポイルされてはいけないというコンセプトで、そのデザインを決定していった。 製作を手がけたフォレ[…]
最新の記事
- 【2024年11月版】50万円以下の250ccバイク おすすめ11選! コスパで選ぶ軽二輪
- バイクの冬眠に向けて。デイトナのメンテナンス/保管用アイテムをAmazonでチェック!【ブラックフライデー前】
- ホンダのタフ・スクーター「ADV350」がマイナーチェンジ! スマホ連携TFTメーター獲得【海外】
- CB400スーパーフォアに代わり、首都高パトロールに黄色のBMW! 「F900XR」を12月上旬より黄バイとして運用
- スズキ「Vストローム250SX」と「Vストローム250」は何が違う? 身近な兄弟車を比較!
- 1
- 2