その年のモデルからファン投票で人気ナンバー1を決める、ヤングマシンが誇るガチ企画「第47回マシン・オブ・ザ・イヤー(MOTY)」。「アメリカン」部門では、’19年の販売台数トップ(二輪車新聞調べ)を記録したホンダ レブル250が、上位常連のゴールドウイングを僅差でかわし、初勝利を挙げた。
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前回のオフロード部門は、生産終了から1年後に復活したヤマハ セロー250が大量票を獲得し、覇者に輝いた。それまで'16〜'17年と順調に連覇してきたホンダ アフリカツインは苦汁を舐めたが、’19年は危[…]
アメリカン部門〈総評〉小兵が横綱をうっちゃり! レブル人気は止まらない
前回は、ホンダ ゴールドウイングが17年ぶりに新型に生まれ変わり、圧勝劇で盛り上がりを見せた。歴代GLが上位の常連だっただけに、このまま連覇するかと思いきや、今回は同門のレブル250とツバ競り合いを展開。結果レブルが逃げ切り、初勝利を挙げた。’19のベストセラー車とあって支持を集めるのは納得だが、シンプルなニーゴーが豪華旗艦を撃破したのは、今の時代を象徴しているようで実に興味深い。しかもレブル500までもひとつ順位を上げ、表彰台に入るという人気ぶりだ。4位には唯一の空冷Vツインを積むヤマハ ボルトが入った。
アメリカン部門 第1位:ホンダ レブル250[651票]
販売トップが初の戴冠!
ユニークなくさび型スタイルを採用したカジュアルボバー「レブル250」。デビューイヤーとなる’17年の5位から徐々に順位を上げ、ついに初の王座へ。ベストセラーとはいえ、旗艦が強いMOTYにおいてゴールドウイングに勝利したのは快挙だ。
ミニインプレ:実は走りもイイ
まず足着き性が抜群。26psの水冷単気筒は、中低速域で扱いやすく、パルス感も豊潤だ。外観に反してハンドリングはネイキッド並みにナチュラル。接地感もタップリある。
アメリカン部門 第2位:ホンダ ゴールドウイングシリーズ[607票]
’18年の全面刷新で一段と評価を高めた、ホンダの旗艦クルーザー「ゴールドウイング」シリーズ。二輪唯一の水平対向6気筒1833ccと豪華装備が圧巻だ。今回は新興レブルの勢いに飲まれた?
ミニインプレ:まさしく極上
4種の走行モードで出力特性は大きく変化するが、基本のツアーモードは実に滑らか。独自の足まわりと相まって乗り味は極めて上質だ。一方で軽快な運動性に驚くはず。
アメリカン部門 第3位:ホンダ レブル500[408票]
250と共通の車体に、水冷パラツイン471ccを搭載した「レブル500」。弟分と同様、着実に順位を上げた。’20年型でフルLEDなどを獲得。次回はさらに票を伸ばすか?
ミニインプレ:より迫力アップ
250のニュートラルなハンドリングはほぼそのままに、分厚いトルクを獲得。右手を大きく開けた際の脈動感と重厚なサウンドが迫力十分で、弟分とは大きく違う乗り味だ。
順位 | 得票数 | メーカー | 車名 | 前年順位 |
1 | 651 | ホンダ | レブル250 | 2 |
2 | 607 | ホンダ | ゴールドウイング シリーズ | 1 |
3 | 408 | ホンダ | レブル500 | 4 |
4 | 383 | ヤマハ | ボルト ABS/R SPEC | 3 |
5 | 205 | カワサキ | バルカン S | 5 |
’19年の人気マシンを2300人の一般投票で決めた「第47回マシン・オブ・ザ・イヤー」。次ページではスクーター部門のランキングを発表する。
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