
プロトが発売する最新のツーリングシートバッグ「IGAYA」の各モデルを、ハーレーX350『WITH HARLEY』号にフィッティング。また、X350発売後いち早く開発車両を導入したキジマから発売されたX350カスタムパーツや開発中のパーツも紹介する。
使用目的に合わせて作られた、大小さまざまな容量別のシートバッグ〈PLOT〉
ハーレーダビッドソンX350『WITH HARLEY』号担当のミヤシは、キャンプツーリングが大好きだ。愛車のスポーツスターやハンターカブへ荷物を満載して北海道や四国へのロングツーリングに出かけることもある。もちろんX350でもいずれ出かける予定だ。
そこでX350の積載性能を探るため、プロトが発売する最新のツーリングシートバッグ「IGAYA」の各モデルをフィッティング。タンデムシートがフラットなため、どのサイズでも座りがよく、確実に固定できることを確認できた。
イガヤシリーズには容量違いで3タイプのシートバッグが用意されている。日帰りツーリング/着替えや身の回りの品を持っていきたい1泊ツーリング/アウトドアグッズを満載したキャンプツーリング用の3種だ。
【イガヤ シートバッグ 付属品(ペットボトルホルダー) 】イガヤシートバッグには付属品が多数ついてくる。そのひとつが写真のペットボトルホルダー。他にも、レインカバーや持ち運びに便利なショルダーベルト/背負えるようにするバックパックベルト/バッグを外した時にベルトが遊ばないようにする接続ベルトが付属する。
シートのサイズ比較。左から小/中/大。用途によって使い分けよう
【イガヤ デイツーリングシートバッグ20-28L】日帰りやホテルなどを利用した1泊ツーリングにちょうど良いサイズ。ライディングに邪魔にならないサイズ感。どのモデルにも共通しているが、蓋が幅広くサイドポケットにかかっているので雨水が入りにくい。■H210xW475(拡張時595)×D310mm ●価格:1万7600円
【イガヤ ミドルツーリングシートバッグ25-33L】着替えや身の回り品などを多めに持っていきたい2泊以上のツーリング用。持っていくアウトドアグッズを少なくするか、登山用の小サイズで軽量なものをチョイスすれば、キャンプツーリングにも使用できそうだ。■H210xW530(拡張時650)×D310mm ●価格:1万9800円
【イガヤ キャンプツーリングシートバッグ50-64L】キャンプに最適な大容量サイズ。幅はテント用ポールやコットなども入る600mm。このモデルだけマットをバッグの外に装着しやすいようにピッケルベルトが付属。底板がしっかりしているので左右の垂れ下がりもない。■H310xW600(拡張時730)xD350mm ●価格:2万3100円
多機能で使い勝手のいいIGAYAシリーズ
日頃使っているアウトドアグッズを用意したので、実際の使用感をお伝えしよう。2人用テント/3シーズンシュラフ/椅子/調理に必要なグッズ(黒いケース)がミドルサイズにすべて納まった。マットは入らないのでバッグの上に括り付けることになる。左右を拡張すれば雨具と着替えも収納可能。
一方で、焚き火をしたかったり食料を家から運ぶ場合、1泊2日であったとしても一番大きなサイズをおすすめしたい。どのモデルも左右のジッパーを開けば中の荷物にアクセスできるのも便利。フラップの裏には反射加工が施された三角表示シートがあるので、万が一の時でも安心できる。
【GEL-ZAB(ゲルザブ) GEL-ZAB R】ツーリングバッグと一緒にぜひ利用してほしいのが、お尻の痛みや不快感を低減するゲル内蔵座布団だ。体の圧力を広く分散し痛みや疲労を緩和。表皮が高温となる夏場は別売りのメッシュカバーを併用したい。●価格:1万1880円
ボルトオンカスタムの草分け的存在。納車後すぐ購入を考えたいアイテム〈KIJIMA〉
キジマのキャリアやヘルメットロックは、国内メーカー車用だけではなくハーレー用にも展開され、ユーザーを喜ばせている。かゆいところに手が届くメーカーだ。X350が登場後にいち早く開発車両を導入し、東京モーターサイクルショーでこの車両を展示。
他にスポーツスターS/パンアメリカ/ナイトスターなどの水冷レヴォリューション系のカスタムパーツや、従来型スポーツスター/ブレイクアウト/ローライダー用のパーツも展開している。
アシストキャリア:バッグがはみ出してもOK
後端・左右のパイプフレームはタンデムシートの座面に高さを合わせている。タンデムシートからはみ出る大きなツーリングバッグの積載時に、はみ出した箇所がパイプフレームの上に載るので、安定し確実な固定ができる。
【アシストキャリア】※開発中 ●価格:未定
ヘルメットロック:盗難防止の決定版
出先でヘルメットを盗まれて自宅に帰れない。そんなアクシデントを回避できる盗難防止製品。アシストリヤキャリアと併用が可能なので、ツーリング仕様にカスタムする時にはぜひチョイスしたい定番カスタムパーツだ。
【ヘルメットロック】●価格:4400円
フェンダーレスキット:ボルトオンでテールまわりをスマートに
純正の長いリアフェンダーを取り外して装着。ナンバー灯/リフレクター付き。ウインカーは純正をそのまま利用できる。もちろんカプラーオンなので、配線を加工する必要はない。ボルトオン設計で、簡単に装着可能だ。
【フェンダーレスキット】※開発中 ●価格:1万7600円(2024年10月発売予定)
デザイン性の高いアルミ&カーボン製ミラー
ロングタイプも別に用意されていて好みに応じて長さをチョイスできるアルミダイキャスト製ミラー。さらに平織カーボンプレートでデザインに変化をつけた意匠だ。鏡面が丸型のTECH12も同価格でラインナップしている。
【TECH11 オーバルエッジミラー ショートシャフト】●価格:1万2100円
ドラレコカメラステー:カメラを確実に固定する
X350フロント用ドラレコカメラステー。3つ又の下側に装着でき、ヘッドライトに干渉せずに、バイクの車体の中央近くに設置できる。後方用カメラのステーは汎用品で、ナンバープレート横に設置できる(2750円)。
【ドラレコカメラステー フロント】●価格:3080円
スマートディスプレイ:スマホの地図アプリを大型画面に表示し制御
スマホとBluetooth接続し、5インチの防水モニターにスマホの地図や音楽などのアプリを表示。インカムと接続することで、通話や音楽も楽しめる今話題のスマートモニターだ。電源は車体とつなげる、もしくはUSBからの供給。
【スマートディスプレイSD01】●価格:3万5200円
サイドスタンドエクステンション
停止時にサイドスタンドを下ろそうとするが、ステップが邪魔してなかなか操作できない状況を解決する。細いパイプがループした箇所にボルトオンで装着するだけで、サイドスタンドの出し入れが格段に向上する。
【サイドスタンドエクステンション】※開発中 ●価格:7700円
マウントバーステー:メーター横スペースをうまく活用
X350のメーターは少し左にオフセットしていて、右が空いている。その空間にスマホ/スマートモニター/USB電源などのアクセサリーを装着できるようにするアイテムがこのマウントバーステーだ。パイプ径22.2mm/バーの有効長100mm。
【マウントバーステー】 ※開発中 ●価格:7480円
シートバッグ:キャンプ/ロングに大容量対応
とくに冬場で防寒具や装備が多くても、キャンプグッズをしっかり収納できる大型シートバッグ。通常は50Lだが、横幅を伸ばすことで65Lまで拡張。モールシステムによりPALS対応ポーチなど装着可能で、カスタマイズも楽しめる。
【タクティカルシートバッグTC07A】●価格:2万9920円
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ハーレーダビッドソン専門誌『ウィズハーレー』のお買い求めはこちら↓
ウィズハーレーの最新記事
FXBRブレイクアウト:ロー&ロングスタイルでグラマラスなライン描く 2025モデルのブレイクアウトは、低く長い流麗でグラマラスなラインを描く車体に、新型ツーリングインテークをセットしたミルウォーキー[…]
ショベル以前からエボリューションまで国内最大級の在庫数! まるでミュージアムだ。コンディションを整えたビンテージハーレーをはじめ、エボリューションモデルに至るまで、広い店内には常時100台以上を在庫す[…]
FLFBファットボーイ:Vツインエンジンを強化し、タンクメダリオンを刷新 太くたくましいマッスルスタイルで人気を博すファットボーイ。レイクスターと呼ばれる削り出しのホイールを履く前後18インチの足まわ[…]
FLHCヘリテイジクラシック:美しいスポークホイールは新作チューブレス仕様だ! クラシックテイストは、伝統あるブランド・ハーレーダビッドソンにとっては大きな魅力であり、誇るべきポイントと言えよう。 ラ[…]
ローライダーS/STユーザーに朗報 小ぶりでスタイリッシュな仕上がりのシートが、TRIJYAにて受注生産スタートとなった。 足着き性に優れるのはもちろん、日本人の体型にジャストフィットするライディング[…]
最新の関連記事(カスタム&パーツ | ハーレーダビッドソン)
ローライダーS/STユーザーに朗報 小ぶりでスタイリッシュな仕上がりのシートが、TRIJYAにて受注生産スタートとなった。 足着き性に優れるのはもちろん、日本人の体型にジャストフィットするライディング[…]
高剛性高精度なアルミビレットパーツ続々登場! 高強度アルミニウム合金素材A6061-T6を高精度切削加工し、鮮やかな発色を維持する独自のアルマイト処理を施すことで変色や腐食を防ぎ、優れた耐摩耗性を発揮[…]
モーターサイクルショーなどに展示され、注目を集めたカスタム ナイトスターをよりスタイリッシュにしつつ、機能的なパーツをふんだんに盛り込んだのが、ハーレーダビッドソンのリプレイスパーツで実績と信頼のある[…]
ブレスクリエイションの提案するカーボン外装X350 ダートライメージの強いX350を、小変更ながらもヨーロピアンムードを感じさせるほどに変えている点にまずは驚いた。外装デザインを少し変更するだけでここ[…]
トリックスター初となるハーレー用マフラー トリックスター初となるハーレー用マフラーが、X350向けにリリースされた。今回、初の試みとして“ツインタイプ”のサイレンサーが採用されている。 X350の特徴[…]
人気記事ランキング(全体)
4気筒の「ニンジャZX-R」、2気筒「ニンジャ」計6モデルに10色を新設定 カワサキは欧州でフルカウルスポーツ「ニンジャ」ファミリーのうち、4気筒モデル「Ninja ZX-6R」「Ninja ZX-4[…]
ミニカーとは何かがわかると登録変更のハードルもわかる まず「ミニカー」とは、法律上どのような乗り物として扱われるのか、基本的な定義から押さえておく必要がある。実はこれ、道路交通法上では「普通自動車」扱[…]
ヤマハFZR400:極太アルミフレームがレーサーの趣 ライバルがアルミフレームで先鋭化する中、ついにヤマハもFZの発展進化形をリリースする。 1986年5月に発売されたFZRは、前年に発売されたFZ7[…]
ピカイチの快適性を誇り、タンデムユースも無理ナシ ようやく全日本JーGP3の開幕戦が近づいてきて(記事制作時)、最近はバイクに乗るトレーニングもスタート。 筋力が増えたことで、これまで苦手だった車種で[…]
50ccでも実用カブとは別系統のOHCスポーツ専用エンジンを開発! ホンダは1971年に、50ccではじめてCBの称号がつくベンリイCB50を発売した。 それまで50ccにもスポーツモデルは存在したが[…]
最新の投稿記事(全体)
主な舞台となった甲府市で「mono」の世界観をリアルに体感 『ゆるキャン△』でキャンプブームを盛り上げた、あfろ先生原作のTVアニメ『mono』。 写真部と映画研究部が合体した「シネフォト部」に所属す[…]
Vmaxと同時期にアメリカンカルチャーから発想したマッチョスポーツ! 1985年、ヤマハがアメリカはカリフォルニアの現地でデザインしたVmaxは、アメリカならではのクルーザーやチョッパーのバイクカルチ[…]
昭和レトロの世界が広がる神奈川県『中古タイヤ市場 相模原店』 昭和の夏休みって、どんなでしたっけ? 朝はラジオ体操に行って、午前10時頃からは仮面ライダーやウルトラマンの再放送。昼は学校や地域のプール[…]
閲覧無料&応募無料だから、試しに応募してみるのもアリ 現在、発刊中の「ヤングマシン”D”(電子版)9月号」にて豪華プレゼントがもらえる読者プレゼントを実施中だ。その賞品の一部をご紹介しよう! カエディ[…]
高音質サウンドはそのままに軽量化を実現! 「BT MINI Plus RCF」は、まさしくライダーのニーズに応えるべく開発された新モデルだ。まず、インカムとしては気になる音質についてだが、「BT MI[…]
- 1
- 2