
日本では趣味性をアピール、海外では醍醐味を楽しむスポーツ性で人気!
1990年代に入ると、ヤマハではスーパーツイン構想がアタマをもたげてきた。
きっかけはパリ・ダカールでの新たな挑戦から発想したTDM850。
砂漠を高速で突っ走るパリダカ・マシンが、ビッグシングルからツインへと中心が移り、砂漠で重要になるトラクションで優位なエンジン開発の流れが生まれたからだった。
もちろんこれがオンロード・スポーツでもメリットが大きいのはいうまでもない。
とくにビッグツインとなれば、4気筒に対して差がつくのはこの路面を刻む爆発間隔にある。
砂漠で蹴るトラクションと運動性を追求して開発された270°クランク位相のツイン。
実は初レースではリスクを避けオリジナルの360°位相のままだったが、その後に不等間隔爆発のパルシブで強烈なトルクの盛り上がりは俄然強みを発揮した。
またオフローダーでもあるためエンジン下にオイルパンを持たないドライサンプ、シリンダー背面にある膨らみが通常のエンジンにはないオイルタンクで、この特異な配置がもたらす重心位置の集中化も、あらゆる方向へ俊敏な運動性をもたらしていた。
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