HONDA HORNET 1996~2006model

「CBR900RRと同じタイヤサイズ?!」ホンダHORNETは後期モデルにツートンも登場!

「CBR900RRと同じタイヤサイズ?!」ホンダHORNETは後期モデルにツートンも登場!

●記事提供: ライドハイ編集部 ●文:根本健 ●写真:ホンダ

カラーオーダープランにはじまり車体をツートンに塗り分けるまでに!

ホンダは1991年、250ccの4気筒カムギヤトレイン、CBR250FOURやCBR250RをベースとしたJADEを投入した。

JADEはホンダ伝統のスポーツバイクの称号であるCBが車名にない。

それはSUPER FOUR系のようなスーパースポーツ・ネイキッドを目指すのではなく、250ccユーザーの実態に合わせた「自然体スポーツ」をコンセプトとしていたからだ。

そして1996年、JADEが目指していた排気量概念を越えたスポーツバイクを、さらに一歩具体化したNewモデル、HORNET(スズメバチ、群れをなして襲いかかる恐怖の攻撃的サウンドも意味する)をリリースした。

実は最大の特徴が750cc以上、リッターバイクが装着するロープロワイドのラジアルタイヤと同サイズを装着したことだった。

フロント130/70ZR16、リヤ180/55ZR17。もちろん250ccでこのサイズは前例がない。

250ccがビッグバイクより下のクラスで、さらに400ccよりも下回るという、排気量がエライ順に並んでいるような概念を、まずタイヤサイズから打ち破ろうというのだ。

その走りも250cc4気筒で思われがちな、ピークの高回転域以外で非力なイメージを払拭するために思いきった手法がとられた。

ひとつはモノバックボーン・フレームという、スクエア断面の骨格を1本だけに絞った車体設計。

これによる軽量化で乾燥重量149kgと驚異的なスペックとなった。

またピボット部分を一体化せずアルミプレートと分離したことで、剛性バランスの自由度や軽量化も両得する新しい次元のシャシー構成が開発された。

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