
●文:ライドハイ編集部(根本健)
[A] アップライトの方が馴染みやすくはありますが…
頑張って免許を取得して、初めての愛車を買おうとしたとき、憧れたカッコいいカウル付きのバイクが良いか、はたまた教習所で慣れたネイキッドでフツーのバイクから乗りはじめたほうが良いのか、そんなお悩みにお答えします。
ビギナーに前傾姿勢はキビシイ…
想像されているように、カウル付きのバイクにはビギナーだと乗り越えなければならない壁が存在します。
それは、ライディングポジション。カウル付きは、ほとんどがハンドルの幅が狭く、位置が低い前傾姿勢になります。
この前傾姿勢は、ビギナーだと両腕で上半身を支えがちで、これがハンドルに無用なチカラを加えてしまい、バイクが少しでも傾くと曲がろうとする基本原理を妨げがちです。
また、ハンドル持つ両手がすぐ痛くなったり、腰が辛くなる人も少なくありません。それにカウル付きだと目の前の真下の路面が見えず、ビギナーには不安要素を増やしてしまいます。
ネイキッドなら、アップライトなライディングポジションなので、ハンドルと両腕や両手との問題も心配なく、一般公道での速度域なら曲がりやすさも含め、運転のしやすさは断然こっち。早く慣れてツーリングを楽しむ余裕も生まれるでしょう。
でも、憧れたバイクはカウル付きなのですよネ。だったら頑張ってカウル付きに慣れるレクチャーを、RIDE HIのようなメディアから学んで乗り越えるのもお薦めです……
※本記事は2020年12月31日公開記事を再編集したものです。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。
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