HONDA NR750 1987model

オーバルピストンNR750の衝撃だったポテンシャル Part1


●記事提供: ライドハイ編集部

ネモケンにかかった1本の電話からドラマがはじまった

1986年の秋、ボク(根本 健)のところへ世界GPで闘うHRCワークスチームのボス、尾熊さんから電話があった。

「来春のルマン24時間レースにホンダから出ませんか?HRCへ来社ください、但しいっさい他言無用で」クマさんらしい、いつものぶっきらぼうな口調で一方的に伝えると、いつくるのかとスケジュール確認のみ。

行ってみないことにはどうにも掴めない、ということでHRCへ伺い会議室に通されるとベールを被ったマシンが1台置いてあった。

挨拶もそこそこにクマさんの指示でベールを取り除くと、ロスマンズカラーのRVF750ワークスマシンが現れた。

ただよく見るとツインチューブフレームに切り欠きが入っていて、エンジンのヘッドカバーが飛び出しているではないか。

続いてカウルも取り外され、VFRエンジンより幅広なV4が姿を見せる。前バンクに4本、後ろバンクにも4本のエキゾースト、オーバルピストンV4に違いない──。


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