
作業効率があがり、楽に作業ができる工具やさまざまなな便利アイテム。本記事ではアストロプロダクツの店頭でモトメカニック編集部が見つけたイチ推しを4つ紹介しよう。
●文/写真:モトメカニック編集部 ●外部リンク:アストロプロダクツ
バイク置き場を有効活用できる。掛けてから移動できるリアスタンド
バイクとの接点は、スイングアーム下から支える付属のL形アタッチメントか、スイングアームに取り付けたスプールに引っかける別売りのV形アダプターのどちらかを使用する。
キャスター付きのベース部は常に地面(床面)に接しており、可動するスタンド部でテコのようにリヤタイヤをリフトアップする。スタンドを掛けた状態で前後左右に押し歩きできるため、作業途中の移動も容易にできる。
【モーターサイクル ムーバブル リアスタンド】●価格:1万4300円
高さは固定式で地面からL形アタッチメントの高さは340mm、アタッチメントの内幅は230〜335mmの可変仕様。キャスターにはストッパーが付き傾斜面でも車体を保持できるが、ベース部とスタンド部を固定する機能はないので、押し歩き時は慎重さも必要。
スタンド部のハンドルが長く、ビッグバイクでも操作時の重さは感じにくい。付属のL形アタッチメントはスプールが付かない絶版車や旧車にはありがたく、スタンドを掛けた状態で移動できるためスペースを有効に利用できるという点でもメリットがある。
プラスチック部品補修に加えて、電気工作でも使える2WAYタイプ
電源ボタンを数秒間押すだけで金属ピンが加熱し、破損したポリプロピレンやABSなどの熱可塑性樹脂パーツに埋め込むことで補修できる充電式工具。
最高温度は500℃に達するので、厚みのある部分にも確実に埋め込むことができる。コテアタッチメントを付ければハンダごてになるのも便利なポイントだ。
【充電式プラスチックリペア】●価格:5489円
本体先端のホルダー部分は加熱と同時にとても高温になるため、作業中に誤って触れないよう注意が必要だ。別売りのプラスチック補修ピンは線径と形状が異なる6種類が販売されており、作業内容に応じてホルダーに対して2方向からセットできる。
付属のコテアタッチメントは別売りのプラスチック溶接棒を溶かすだけでなく、ハンダごてとしても使える。わずか数秒でハンダ溶解温度に達し、電源ボタンを押している間だけ通電するので消し忘れの心配も無用。
中身が見えて貼り付けOK。パーツ探しの時間も短縮
ボルトやビス類はもちろん、メンテ作業中に取り外した部品を保管するにも便利な収納アイテム。佃煮や味つけ海苔の容器を再利用する手もあるが、この製品は割れる心配のないPET素材で同じサイズのボトルを整然と並べて置くことができる。
ねじ込みタイプの蓋の上面には4個の磁石があり、工具箱や金属部分に貼り付けることもできる。サイズはφ94×140。
【マグネット付プラスチックボトル】●価格:1100円
外した蓋はボトル下部にぴったりはまり、メンテリフトの金属製天板などに吸着させれば、ドライバーやパーツクリーナーのスプレー缶落下防止に最適。
3面LEDライトを支える三脚がガレージ内でも屋外でも便利
大光量が自慢のLEDのワークライトは数多くあるが、ライトの固定方法が決まらず使い勝手がイマイチ…ということも少なくない。3面折り畳み式で最大2000lmの明るさを誇るこの製品は、専用の三脚が付属するのが最大の特長。
最低位465mmから最高位1090mmまで伸びることで、暗いガレージや屋外作業でも頼りになる。最大光量でも約2時間使える持続力の高さも魅力。
【充電式ワークライト 三脚付き WL903】●価格:1万4300円
LEDライトは、180度展開するとともに270度回転して広範囲からスポットまで強力に照射。点灯パターンはLo(700lm)/Mid(1200lm)/Hi(2000km)の3段階で、色温度も約4000K/約6500Kから選択できる。三脚から外して吊り下げ、底部磁石で貼り付け使用も可能。
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