![[旧車サーキット走行会] アストライドB.O.S.T.:第1回にして大盛況! シングル&ツインオーナーが大挙エントリー](https://young-machine.com/main/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
灯火類を取り外した街乗り用バイクでサーキットを走行できるサンデーレース。1970年代にはミニトレやモンキーを代表としたミニバイクレースブームが盛り上がり、1980〜90年代になるとシングル&ツインのマシンたちがサンデーレースの主役となった。そんなシングル&ツインレース時代のマシンやライダーのために新たに企画されたのが、アストライドB.O.S.T。パドックに並ぶバラエティに富むマシンを見るだけでも楽しいイベントだった。
●文/写真:栗田晃 ●外部リンク:オーヴァーレーシングプロジェクツ
ガレージで眠っているマシンを引っ張りだそう! 今後の展開も期待されるポテンシャルの高さが魅力
コンストラクターの手によるオリジナルフレームを用いたシングル&ツインレースが流行した1990年代、オーヴァーレーシングプロジェクツはヨーロッパのスーパーモノ選手権のタイトルを獲得。そして同じ頃、日本でもヤマハSR/SRX/ホンダ ブロス/ドゥカティなどのシングル&ツインマシンによるサンデーレースが一大ブームとなった。
ガレージで眠っているTT-F1やF3レーサーをもう一度サーキットで走らせたい! そんな動機でスタートした走行イベント・アストライドが定着した現在、オーヴァーレーシング創設者でありモトジョイ会長である佐藤健正氏の次なる願望こそ「シングル&ツインレースの復刻」で、その第一歩として開催されたのが、アストライドB.O.S.T(Battle of Single & Twin in Suzuka Twin circuit)である。
この呼びかけに応えたのは、ヤマハSR/ホンダGB/スズキ グースなどのシングルマシンや、ドゥカティ/ホンダVTR1000F/ヤマハTRX850など総勢71台。シングル&ツイン以外でも参加できるビギナー向けのAクラスもあったものの、パドックには1990年代の記憶を蘇らせるマシンが勢揃い。ガレージの片隅にかつてのレーサーを眠らせているライダーは、2025年11月15日に開催される第2戦に向けて準備を始めてみてはいかがだろうか?
サンデーレースの花形だったシングル&ツインレース。その想いと熱気を今に蘇らせるB.O.S.T.
Aクラス:ビギナークラス
カワサキ バリオス(大村淳二)
ホンダCB500R
ホンダCB350R
Bクラス:1999年までに生産された4スト単気筒クラス
ホンダGB400TT
ドゥカティ デスモ
Cクラス:1999年までに生産された4スト2気筒クラス
トリトン
トライアンフT140V
Dクラス:生産年式を問わないスーパーツインクラス
ヤマハYZF-R7
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