全日本ロードレース第1戦NGKスパークプラグ 鈴鹿2&4レース:決勝レース日の朝フリー。予選が中止となった昨日と同じようなコンディションの場合、走るのかどうか不安だったがほぼ全車出走した。
●文:Racing Heroes(駒井俊之) ●写真:Racing Heroes(駒井俊之)
駒井俊之(こまい・としゆき)/1963年生まれ。バイクレース専門サイト「Racing Heroes」の運営者。撮影から原稿製作まで1人で行う。“バイクレースはヒューマンスポーツ”を信条に、レースの人間ドラマを追いかけている。
2度の赤旗、2024シーズン大波乱の幕開け
アウトラップから尋常でない速度で飛ばしていたのが長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)。ダンロップのウォームアップ性の高さを活かして積極的に走り込む。この寒い時期の朝フリーでなんと5秒台に入れてきた。2’05.935。2番手は中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)2’06.468、3番手は渥美心(YOSHIMURA SERT Motul)2’07.231、4番手:水野涼(DUCATI Team KAGAYAMA)2’07.575、5番手に岩田悟(Team ATJ)が入ってきた2’08.745。
決勝レースは12:20から14周で行われた。ホールショットは水野が奪う。序盤から攻められる長島が逆バンクで水野のインをズバッと刺すとそのままオープニングラップを制する。しかしストレートスピードが速い水野が翌周のホームストレートでトップを奪う。3周終了時の最終コーナーで渡辺一樹(TOHO Racing)がタイヤバリアに食い込む転倒で赤旗中断となる。
減算なしの14周で12:50サイティングラップ開始とアナウンスされた。仕切り直しの決勝スタート。またもや長島がホールショットを奪う。中須賀、岡本、水野の順に2コーナーを立ち上がる。西ストレートで水野がなんと3台ごぼう抜きでトップに立つ。スリップを使ったとは言え309km/hを叩き出したドゥカティのストレートの速さはえげつない。そのまま水野がオープニングラップを制する。以下、中須賀、長島、岡本、渥美心(YOSHIMURA SERT Motul)、野左根航汰(Astemo Honda Dream SI Racing)、岩田悟(Team ATJ)、津田拓也(AutoRace Ube Racing Team)、亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)、高橋巧(日本郵便Honda Dream TP)の上位10台。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ミリオーレの最新記事
ライダーを様々な驚きで包み込む、パニガーレV4S 5速、270km/hからフルブレーキングしながら2速までシフトダウン。驚くほどの減速率でNEWパニガーレV4Sは、クリッピングポイントへと向かっていく[…]
駒井俊之(こまい・としゆき)/1963年生まれ。バイクレース専門サイト「Racing Heroes」の運営者。撮影から原稿製作まで1人で行う。“バイクレースはヒューマンスポーツ”を信条に、レースの人間[…]
駒井俊之(こまい・としゆき)/1963年生まれ。バイクレース専門サイト「Racing Heroes」の運営者。撮影から原稿製作まで1人で行う。“バイクレースはヒューマンスポーツ”を信条に、レースの人間[…]
駒井俊之(こまい・としゆき)/1963年生まれ。バイクレース専門サイト「Racing Heroes」の運営者。撮影から原稿製作まで1人で行う。“バイクレースはヒューマンスポーツ”を信条に、レースの人間[…]
クルーザーにスポーティなエンジンを搭載するのがインディアン流 なんてアグレッシブなんだろう。インディアンモーターサイクル(以下、インディアン)の101スカウトに乗った瞬間にそう思った。この車体にスポー[…]
人気記事ランキング(全体)
1441cc、自然吸気のモンスターは北米で健在! かつてZZ-R1100とCBR1100XXの対決を軸に発展し、ハヤブサやニンジャZX-12Rの登場からのちにメガスポーツと呼ばれたカテゴリーがある。現[…]
国内導入予定はないけれど……のZ125プロ カワサキは北米で2025年モデルを続けざまに発表している。ここで紹介するZ125プロは、金色に輝く倒立フロントフォークに加えて2025年モデルの濃緑にはゴー[…]
125ccスクーターは16歳から取得可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限[…]
海外市場は“ゴヒャク”で攻める? ヤングマシンが絶賛スクープ中のホンダ新型CB400。搭載される400ccの4気筒エンジンは完全新開発になるとの情報で、電動化が注目されるこのご時勢に、内燃機関でも攻め[…]
日本で登場したときの想定価格は60万円台か カワサキはタイに続き北米でも「W230}を発表。空冷233cc単気筒エンジンはKLX230のものをベースとしているが、レトロモデルにふさわしいパワー特性と外[…]
最新の投稿記事(全体)
ちょうどいい動力性能とチープさを感じない走り J-GP3クラスとしては2024年の今季3戦目となった全日本ロードレース選手権の筑波大会は、6月中旬に開催され、自己ベストラップタイムを更新して予選5位。[…]
Screenshot TRIUMPHオーナーはもちろん、他社のバイクでも参加OKだ 「TRIUMPH NATIONAL RALLY 2024」の会場は2023年同様、会場からの景色が美しく近隣に多くの[…]
日本で唯一の砂浜公道である、千里浜なぎさドライブウェイ。約8kmにわたる砂浜がまるで天然の道路のように広がり、車やバイクで波打ち際を駆け抜ける、珍しい爽快な体験ができるスポットです。ライダーにとっても[…]
人気のスポーツツアラーに排気量アップでさらなる余裕を カワサキは欧州と北米で、ニンジャ1000SXから排気量アップでモデルチェンジした「ニンジャ1100SX(Ninja 1100SX)」を発表した。エ[…]
2つのカラーバリエーションを刷新! 海外で発表されていた(海外のZ900RSにもある)グリーンボールの登場だ! これまでは1970年代にザッパーと呼ばれたZ650(空冷4気筒モデル)をオマージュしたカ[…]