2022年、スーパーバイク世界選手権で2年目を迎えた野左根航汰が、2023年はMoto2クラスに参戦することが発表された。11歳の時にノリックこと故・阿部典史が立ち上げた「チームノリック」のライダーとして抜擢された野左根の新しい挑戦に期待しよう!
WSBからMoto2へ! 2023年、野左根の新章がスタートする
2020年に全日本ロードレース選手権の絶対王者である中須賀克行を破ってチャンピオンになった野左根航汰。2021年からWSBに参戦し、1年目は総合14位。2022年シーズンの2年目は、8戦終了時点で総合19位でシーズンを戦っている。野左根は、1995年生まれの26歳。まさにライダーとしても正念場だろう。
以下、ヤマハからのリリース
スーパーバイク世界選手権(WSB)に参戦中の野左根航汰選手が、2023年は「Yamaha VR46 Master Camp Team」から、Moto2世界選手権にフル参戦することが決定しました。
ヤマハ発動機株式会社は、全日本選手権、WSBKとサポートを続けてきた野左根選手を、世界進出を目指す若手ライダーのロールモデルとして、来年以降も継続してサポートします。
「Yamaha VR46 Master Camp Team」は、VR46ジュニアチーム.S.R.L.の協力を得て2017年に設立。2018年まではFIM CEV Moto3(ジュニアワールドチャンピオンシップ)、2019〜2021年は、FIM CEV Moto2(ヨーロピアンチャンピオンシップ)に参戦してきました。
2022年からは、世界各地で行われているヤマハライダーの育成プログラムである「bLU cRU」と連動し、ライダーたちが世界選手権レベルでスキルを磨き、MotoGPを目指すプロジェクトとして取り組んでいます。
野左根選手は2020年に全日本ロードレース選手権の最高峰JSB1000で初のチャンピオンを獲得。2021年から欧州に拠点を移し、プロダクションレースの世界最高峰であるWSBKに参戦を開始。1年目はランキング14位、今シーズンは8戦を終えてランキング19位につけています。Moto2には2012年に1回、2013年に3回出場した経験を持っています。
野左根航汰選手談
「2020年にJSB1000でチャンピオンを獲得し、2021年から2年間、WSBKで挑戦をしてきました。結果としては難しいレースが続きましたが、いろいろな経験や考え方を学びました。2023年は心機一転、Moto2に参戦します。難しいチャレンジになると思いますが、ファンの皆さま、ヤマハ発動機の期待に良いレースで応えられるよう精一杯がんばります」
小野哲談(ヤマハ発動機 MS戦略部部長)
「2023年、Yamaha VR46 Master Camp Teamに野左根航汰選手が加入することが決定しました。彼はYamaha bLU cRUの経験を持つ、アジアで最も優れたライダーの一人です。彼とともにモータースポーツを通じて感動を伝える新しいチャレンジをスタートさせます。そして、アジアの才能あるライダーを継続的にプロモートしていきます。今後ともMoto2への挑戦にご期待ください」
※本記事は“ミリオーレ”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
未来のライバルとヤマハVR46 マスターキャンプに参加 ウェビック チームノリック ヤマハから全日本ロードレース選手権に参戦する阿部真生騎(あべ まいき)が、第11回目 ヤマハVR46 マスターキャン[…]
バイク好きが開発のトップに! それがヤマハの強さ 西田さんとは、1998年YZF-R1デビュー時からの付き合いで、筑波やもてぎなどのサーキットでもプライベートでYZF-R1を駆る姿をよく見かけた。とに[…]
ドライでは装着していないメーカーも…… スイングアームの下に装着された、当初はスプーンと呼ばれた空力デバイス。2018年のテストから登場し、2019年から本格的に採用したのはドゥカティだった。また、そ[…]
駒井俊之(こまい・としゆき)/1963年生まれ。バイクレース専門サイト「Racing Heroes」の運営者。撮影から原稿製作まで1人で行う。“バイクレースはヒューマンスポーツ”を信条に、レースの人間[…]
ついにテールカウルにも……効果があるパーツはすぐに実戦投入! 2022年シーズンのサマーブレイク明けのMotoGP第12戦イギリスGPのフリー走行で、超奇抜なアイテムが登場した。プラマックとグレーシー[…]
最新の記事
- カワサキ新型モデル「ニンジャ1100SX」登場! 排気量アップで新生、ブレンボ&オーリンズのSEも同時デビュー
- 黒玉虫とグリーンボール! カワサキ「Z650RS」の2025年もモデルが10月1日発売
- カワサキ「ヴェルシス650」新グラフィックで10/1発売! 可動ウインドシールドやトラコン、スマホ接続も装備するミドルツアラー
- 電子制御シフト搭載! クラッチ操作も不要のヤマハ新型「MT-09 Y-AMT」9月30日に発売
- 「小椋藍と中上貴晶 それぞれの“最後の”日本GP、マニアックすぎない見どころ紹介」【ノブ青木の上毛グランプリ新聞 Vol.17】
- 1
- 2