「自分たちが欲しいバイクを作った」

ホンダ GB350開発陣の姿勢は、NSR250RやRC30と同じだった?


●レポート:中村友彦 ●写真:柴田直行/ホンダ ●編集:モーサイ編集部(上野茂岐)

GB350の発売から1年経ったからこそ知りたいこと

どうして今、ホンダ GB350の開発者インタビュー?

当記事を読み始めた人の中には、そう感じている人がいるんじゃないだろうか。というのも、2輪/4輪の開発者インタビューは、デビュー直後、大幅刷新を受けた時、あるいは、歴史に残る名車と世間で認知されてから行うのが通例で、登場から1年ちょっと後はレアケースなのである。

もっともそういった事実を踏まえて、モーサイwebが当記事を展開する理由は至って単純で、きっかけは少し前に当サイトに掲載したGB350+ブリヂストンBT46のタイヤテストだった。あの記事を担当した僕、フリーランスの中村友彦と、実際にオーナーとなってモーサイwebで連載を執筆している柴田直行カメラマンがテスト中にGB350談義で盛り上がり……「このバイクの面白さは、どんな風に作られたのだろう」と開発者に話を聞いてみたくなったのだ。

本題に入る前に僕のGB350に対する印象を記しておくと、最近の新型車の中では筆頭に挙げたくなるほどのお気に入りで、乗れば乗るほど楽しくなったため、これまでにトータルで2000kmほど走行した。1950~1970年代の旧車を思わせるフィーリング、ビッグシングルの鼓動感や細身の大径タイヤならではの操安性を、ここまで真摯に追求したモデルは過去に前例がないと思う。


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