
世界中のカスタムバイククリエーターの作品を紹介しているセレクトショップ「8ft weekend」から、モンキー125を往年の名車「ゴリラ」へと転生させる外装キットが発売中だ。タイのNOTE氏がデザインしたプロトタイプをベースに、大容量12Lのスチール製タンクや鋲打ちシートを高いボルトオン精度で量産化されている。モンキーの扱いやすさはそのままに、長距離も安心なタフツアラーへと進化させる注目のカスタムパッケージだ。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真:高橋祐介 ●外部リンク:8ft weekend
樹脂カバーとは一線を画すスチール製12Lタンクの実用性
1970年代から多くのレジャーバイクファンに愛されながらも、絶版して久しいホンダの名ファンバイク「ゴリラ」。その独特な塊感と愛らしい佇まいを、現行のモンキー125をベースに再現できる夢のカスタム外装キット「G+Note ゴリラ タンク&シートセット」が、日本のブランド「8ft weekend」から発売されている。
タイの著名なカスタムビルダーであるNOTE氏がデザインを手掛け、プロトタイプ発表時から世界中のファンの注目を集めていた仕様が、ボルト類を純正流用できる高い精度を伴って量産化されて、日本に上陸を果たしているのだ。
このキット最大の注目ポイントはやはりガソリンタンクだろう。なにせ、かつてのゴリラタンクのサイズ(長さ37cm×高さ24cm×幅27cm)を完全再現している上に、頑丈な金属製なのだ。
フューエルインジェクション化された現代のバイクでは、タンク内に燃料ポンプを収める必要があるため、プラスチック製のカバーで外観だけをごまかすカスタムが一般的。しかし、このタンクはあえてコストのかかるプレス成形のスチール(鉄)を採用。タンク裏側をフレーム形状に合わせて極限まで避ける複雑なプレス加工を施すことで、純正の燃料ポンプをそのまま移植できる本格的な仕様を実現した。
ベース車両であるモンキー125の通常仕様と航続距離の安心感において比較したときも、この金属製タンクがもたらす恩恵は大きい。ノーマルのタンク容量が5.6Lであるのに対し、本タンクは12Lと2倍以上の燃料を一度に給油できるからだ。
ガソリンスタンドの少ない山間部やロングツーリングの道中であっても、給油の手間を大幅に減らし、ガス欠の不安を和らげながらゆったりと旅を楽しめるというわけ。ハンドルを左右に最大まで切っても干渉しない絶妙なクリアランスで成形されており、取り回しを一切犠牲にしていない点も素晴らしい出来栄えだ。
専用シートと全世代適合のボルトオン設計
ゴリラらしさを引き立てる「鋲打ちシート」にも、確かなクラフトマンシップが息づいている。 シートベースには頑丈な樹脂成形を採用。専用の「コの字型シートステー」を介してフレームに固定する。シート内部のクッションの厚みは十分に確保されているのでありがたい。
また、初代から現行モデルにいたるまで、モンキー125はフレームのタンクマウント位置が一切変更されていない。そのため、どの年式のモンキー125であってもフレーム加工を一切することなくボルトオンでそのまま装着できる高い適合性も大きな魅力だ。
価格は送料込・税抜で13万8000円。カラーはブラックとオレンジの2色から選べる。タンクのデカールはクリア塗装の上に貼られているため、オーナー自身で好みのカラーにオールペン(全塗装)して楽しむ素材としても最適だ。愛車を唯一無二の相棒へ仕立て上げるこの特別外装キット。ガレージでのカスタム作業から、その後の旅路まで、ライダーの日常に終わらない遊び心を提供してくれる一品だ。
G+Note Gorilla Tank & Seat Set for Monkey125 CUSTOM IMAGES
GORILLA 125
こちらはオレンジバージョン。
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