
ホンダ公認のCBアンバサダーとしてその魅力を発信している我らが丸山浩。今回は、’90年代ネイキッドブームでユーザーと最も近い存在だった400クラス、そして NK4レースについてお伝えしよう。
●まとめ:宮田健一(ヤングマシン編集部)
400人気の再来にも、大きく期待を寄せている
モーターサイクルショーでも大人気。噂の4気筒、新CB400SFが話題になっているね。400ネイキッド市場も、’90年代のようにまた盛り上がってくれるのを待っていたんだ。そこで今回は懐かしのNK4レースについて語ろう。
当時、僕もビッグ1=CB1000SFで出ていたNK1レースの人気は、やがて400クラスにも波及すると様々なショップやコンストラクターがこぞって参加して負けず劣らずの勢いに。それもそうだ。ビッグバイクより400クラスが圧倒的に売れていた時代。ビジネスとしても力の入れようは半端なかった。
関東では筑波のN-NKやT.O.F.=テイスト・オブ・フリーランスのZERO4クラス、関西では鈴鹿のNK4シリーズがその中心地。僕はWITHMEのクラブ員たちも巻き込んでT.O.Fに参戦。もちろんマシンはCB400SFだ。そのために1年間で8 台もCBレーサーを作ったなんて我ながら良くやったよ。
そんな盛り上がりだっただけにNK4は公道ライダーのカスタム手本としても注目されていた。まずは何といってもマフラー。レースの戦績はまさに売り上げに直結。でも実際のところ、市販品となると本当に性能のいいマフラーはあまり売られなかったんだ。その理由は何故か?
400だとマフラーを安くしないと売れなかったから。車両価格が60万円くらいなのにマフラーが20万円超えるんじゃ厳しいもんね。そこで僕は高価格でもレースで勝てるマフラーを自分で作ってしまったのだ。
そうそう、NKカスタムと言えばキャリパー交換も定番で、終いにはメーカーがブレンボ付きの上位グレードまで出しちゃうほど。でも実はNK4レギュレーションではブレンボに交換する例は少なかったのだ。レースで勝った車両に対する買取規定があったのでレーシングキャリパーを付けると大赤字になる恐れがあったからね。鈴鹿の方ではさすがに交換しないと止まれないと赤字覚悟で交換していたよ。
今でもNK4で遊べちゃうよ
さて、’94年には鈴鹿8耐ウィークの新しい目玉としてNK4耐もスタート。
僕も第2回となる’95年にモトバムと組んで乗り込んだ。エントリーはなんと総勢114台。やっぱり盛り上がっていたよね。その中で僕は予選2位という好位置をゲット。ちなみにポールポジションを奪ったのはTSRの小西良輝選手で、本誌でも当時一緒にテスターとしてツルんでいたあの“コニタン”だ。
でも、うちらは前日夜間の練習走行中に相方が転んでしまい決勝は欠場リタイヤになってしまったのが残念!ハニービー(現Hondaドリーム足立)と組んで再挑戦した翌年は表彰台はゲットしたもののモリワキに負けて2位に甘んじることに。悔しいねえ。
そんなわけでもう一度400でも皆と一緒にレースで盛り上がりたいんだが、今でもNK4の車両で参加できるレースはちゃんと残っている。テイスト・オブ・ツクバZERO4クラスや、鉄馬のアイアンNK4クラス、我がWITHMEでもマル耐&2525GPのF3クラスを開催しているよ!
筑波N-NKをモトバムと組んで走っていたときの写真。参加台数も凄かった!
NK4レースは普段乗っているマシン+αで参加できる手軽さも魅力。たまには皆と公道ツーリングも楽しんでいた。
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