
イタリアの至宝、MVアグスタ。職人の手仕事が生み出すその造形美は「走る宝石」と称され、多くのライダーにとっていつかはガレージに収めたい憧れの的だ。そんなMVアグスタのラインナップにおいて、ひと際異彩を放つのがラグジュアリーなアドベンチャーモデル「LXPオリオリ」。世界限定500台というこの超希少モデルの魅力に改めて迫るとともに、その実車を間近で拝める奇跡のようなイベント情報をお届けしよう。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:MVアグスタ
憧れのイタリアンエキゾチック、その最高峰をその目で
「海外のプレミアムバイクは敷居が高い」「実車を見る機会すらない」。そんな悩みを抱えているライダーは少なくない。ましてや、数百万クラスの限定モデルとなれば、ディーラーの奥に鎮座していて気軽に近づけないイメージがある。だが、モーターサイクルの美しさは、画面越しではなく実際の光沢や質感を直接見てこそ真価が伝わるものだ。今週末、そんな悩みを一気に吹き飛ばすオープンな展示イベントが東京で開催される。
冒険心をくすぐる究極の贅沢、LXPオリオリ
イベントの目玉となるのが、MVアグスタが誇る500台限定のアドベンチャーモデル「LXPオリオリ」だ。新開発の931cc水冷3気筒エンジンを搭載し、1万rpmで91kW(124hp)という強烈な最高出力を叩き出す。
それでいて、3000rpmの低回転域で最大トルクの85%を発揮するというから、ストリートから未舗装路まで、どんな道でも思いのままに駆け抜けるスリルと快感を味わえることだろう。サスペンションはザックス製、ブレーキはブレンボ製Stylemaキャリパーと、足回りも一切の妥協がない一級品だ。
伝説のラリーカラーを纏う「走る宝石」
スペックだけでなく、そのスタイリングも心を奪う。1990年代に過酷なダカール・ラリーなどを制した伝説のライダー、エディ・オリオリ氏へのオマージュとして生み出されたこのモデル。パールホワイトを基調に、当時の「ラッキーエクスプローラー」カラーを彷彿とさせる赤と緑のアクセントが施されている。
世界限定500台のみの生産で、タンクにはシリアルナンバーとオリオリ氏の直筆サインが入る。価格は390万9090円(税別)。もはや単なる移動の道具ではなく、一生モノのコレクションとしての価値を持つ至高のアート作品だ。
実車を目撃せよ! 高輪で限定イベント開催
「LXPオリオリ」の圧倒的なオーラを直接肌で感じたいなら、2026年8月7日(金)から9日(日)の3日間、TAKANAWA GATEWAY CITY「Gateway Studio」で開催される「Motorcycle Art Gallery」に足を運ぶべきだ。
MVアグスタの日本正規輸入代理店に就任したコシダテックが主催するこのイベントでは、LXPオリオリを含めた希少な6台の車両が入場無料で一堂に展示される。イタリアの情熱と熟練のクラフツマンシップを、これほどまでに間近で堪能できる機会は滅多にない。
乗って試せる貴重なチャンスも
展示だけでは終わらないのがこのイベントの凄いところだ。8月8日(土)と9日(日)の2日間は、コシダテック本社1階ロビーを集合場所として、MVアグスタの無料試乗会が同時開催される。LXPオリオリ自体は展示のみだが、「F3 RC」や「BRUTALE 800 R」「SUPERVELOCE」など、計7モデルが試乗車として用意されている。
大型二輪免許さえあれば、都内の一般道を約40分間も走行できるのだから太っ腹だ。荒々しくも官能的な3気筒・4気筒サウンドを響かせながら都会を駆け抜ける快感は、ライダーにとって忘れられない体験になることだろう。
週末は迷わず高輪へ急げ
会場では来場者特典として、抽選でMVアグスタのオリジナルグッズ(Tシャツやキャップ、ボールペンなど)がもらえる嬉しいサプライズも用意されている。週末の予定がまだ決まっていないなら、迷わず高輪ゲートウェイへ向かってみよう。実車に触れ、官能的なエンジン音を聞けば、あなたのバイクライフに新たな目標と興奮が芽生えるはずだ。
MV AGUSTA LXP ORIOLI SPECS
| エンジン形式 | 水冷4ストローク 3気筒DOHC 12バルブ |
| 総排気量 | 931cc |
| ボア X ストローク | 81mm×60.2mm |
| 圧縮比 | 13.4:1 |
| 最高出力 | 91kW(124hp)/10,000rpm(at the crankshaft) |
| 最大トルク | 102Nm(10.4kgm)/7,000rpm |
| ギヤ | 6速 |
| クラッチ | 湿式多板クラッチ |
| フロントブレーキ | ø320mm フローティング ダブルディスク |
| フロントブレーキキャリパー | Brembo Stylema caliper, with 4 pistons Ø 30 mm |
| リヤブレーキ | シングルディスクφ265mm |
| リヤブレーキキャリパー | Brembo caliper with 2 pistons |
| フロントタイヤ | 90/90-21 M/C |
| リヤタイヤ | 150/70-B 18 M/C |
| 全長 | 2360mm |
| 全幅 | 980mm |
| ホイールベース | 1610mm |
| シート高 | 850/870mm |
| 車両重量 | 224kg |
| 走行中の質量(燃料なし) | 239.7kg |
| タンク容量 | 20L |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(MVアグスタ)
悪天候を吹き飛ばすステージの盛り上がり メインステージではIKURAさんを筆頭に数々のライブや、会場に並べられたカスタムマシンの紹介やアワードなどで盛り上がり、グランドスタンド裏はガレージセールや有名[…]
見せかけの安さを追求しない、最初から「全部乗せ」の潔さ 昨今のミドルクラススポーツを見渡すと、カタログの車両価格こそ安く見えるものの、いざ買おうとすると違和感に気づく。「クイックシフターは別売り」「高[…]
伝統の美に「信頼」というブーストを 「走る宝石」と称えられるMVアグスタ。その官能的なデザインと官能的なトリプル(3気筒)&4気筒サウンドは、いつの時代もライダーの憧れだ。しかし、プレミアムブランドゆ[…]
3気筒と変わらない幅を実現した5気筒エンジンは単体重量60kg未満! MVアグスタはEICMAでいくつかの2026年モデルを発表したが、何の予告もなく新型5気筒エンジンを電撃発表した。その名も「クアド[…]
F1の英雄アイルトン・セナとドゥカティから続く熱い絆 セナとバイクのつながりが最初に報道されたのは、おそらく1990年のことでしょう。当時、ドゥカティのオーナーだったクラウディオ・カスティリオーニが8[…]
最新の関連記事(イベント)
CB400 SUPER FOUR E-Clutchの反応 まずは普通自動二輪免許で乗れるCB400 SUPER FOUR E-Clutchから。跨った方の多くが口にしていたのは写真で見るよりも実車は「[…]
ハーレーとストリートカルチャーが融合 ハーレーダビッドソン ジャパンは、ライダーはもちろん、家族連れやバイクファンも楽しめる1Dayカルチャーイベント「BLUE SKY MEETING 大阪泉南」を9[…]
作品の舞台となった山梨の魅力を訴求する企画展「ゆるキャン△と山梨▲」 本展を担当する山梨県立博物館学芸課の海老沼真治さん自身も『ゆるキャン△』ファンで、今回の企画も「いつか博物館とコラボした展示をやり[…]
注目の目玉!「NEW F 450 GS」日本お披露目&エンジン解体ショー! なんといっても今回の最大のトピックは、次世代アドベンチャーとして熱い視線が注がれる「NEW F 450 GS」だ。 本国ドイ[…]
三重SA・PA推しテイクNo.1が決定! 今夏の全国推しグルメもまとめて 鈴鹿8耐やF1日本グランプリが鈴鹿サーキットで開催される三重県。その三重県のサービスエリア/パーキングエリアの店舗を対象に、中[…]
人気記事ランキング(全体)
20周年の系譜と「アウト・トリン」の意志 ベトナムにおいて2006年に誕生して以来、見た目はスクーターながら中身は歴としたMTミッションという、アンダーボーン型スポーツバイクのジャンルを確立したのが「[…]
直列5気筒、25バルブの咆哮と650馬力の衝撃 舞台に選ばれたのは、NASCARの聖地であり、世界一危険な超高速バンクを持つタラデガ・スーパースピードウェイ。そして、この過酷なプロジェクトのために用意[…]
三輪ソーラーEV「スリールオータ」 スリールオータは、電気だけで動く極めて実用的な小型三輪モビリティだ。ドアがない仕様は「側車付き軽二輪車登録」、ハードドアを装備した仕様は「ミニカー登録」と、ユーザー[…]
鉄は錆で崩れゆくのが宿命か 古いバイクの部品、そのほとんどは鉄でできています。であるがゆえに錆びやすく、そしてレストアともなると出くわすのがこれ。 サビが進行すると腐食で穴が開いてしまったり(↑)極め[…]
スポーツ向きのハンドル剛性 ビキニカウルと段付きのシングル風シートを装備した正統派カフェレーサースタイルのZ900RS CAFE。SEやBBのハンドルがナロー化してライダーに近づいた分、ワイドで低いC[…]
最新の投稿記事(全体)
メッシュジャケットの性能を最大化する「インナー選び」が残暑を制する 8月も後半に入り、暦の上では晩夏を迎えたものの、日中の道路上は相変わらず逃げ場のない猛暑が続いている。走行風を効率よく取り込むメッシ[…]
80年代バイクブームの熱狂が蘇る!「ハルネ小田原」で繰り広げられるレジェンド作品の競演 かつて「週刊少年マガジン」のページをめくり、エキゾーストノートの幻聴に胸を焦がしたあの夏の日々が、小田原の地下街[…]
APトライクのカーター最新作「GOAT180」 「APtrikesシリーズ」で国内トライク市場の普及を牽引する神奈川県相模原市のカーターが、満を持して発表したのがこの「GOAT180」だ。車名にある「[…]
判明!あのブーツはイタリアの名門「スティルマーティン」だった 岩城さんの足元を支えていたのは、ずばりイタリアが誇るモーターサイクルフットウェアの老舗ブランド、スティルマーティン(Stylmartin)[…]
普通免許で3人乗れる「ビベル」の電動トライク 自動車の普通AT限定免許さえあれば、ヘルメットを被る必要もなく、車庫証明や面倒な車検手続きも一切不要で公道へ繰り出せる。そんな夢のようなモビリティが、株式[…]
- 1
- 2













































