
ホンダが誇る50ccレジャーバイクの傑作、モンキーとゴリラ。可愛らしいフォルムと奥深いカスタムの世界は、今なお多くのライダーを惹きつけてやまない。そんな名車たちの足回りをより魅力的に仕上げる新製品が、ダンロップから登場した。マン島TTレースで名を馳せた伝統のパターンを纏いながら、現代のホイールカスタムに欠かせないチューブレス構造を採用した「TT100」の8インチモデル。名車の個性を際立たせ、機能面もアップデートする注目の一本を紹介しよう。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:ダンロップ
50ccモンキーとゴリラが持つ普遍的な魅力と足回りの課題
1967年に誕生し、超小型・軽量な車体でレジャーバイクというジャンルを確立したモンキー。そして1978年、大容量9.0Lタンクとマニュアルクラッチ4速ミッションを備え、よりタフな相棒としてデビューしたゴリラ。50cc時代の両モデルは、豊富なアフターパーツによって自分だけの一台を作り上げる喜びを提供してきた。
一方で、足回りのカスタムを進める際、当時の主流だったチューブタイヤは選択肢の幅や出先でのメンテンナンス性に課題を残していた。ホイールを社外品に交換し、より本格的な走行性能や利便性を追求するオーナーにとって、チューブレスタイヤの存在は欠かせない要素となっている。
シリーズの最後を飾った限定モデルがこちら。左のメッキ仕様がモンキー50周年スペシャル(税込当時価格:43万2000円)で、右がモンキー50周年アニバーサリー(税込当時価格:35万2080円)だ。
伝統のヴィンテージパターンが引き出すクラシカルな美しさ
新しく追加された8インチ版「TT100」の最大の魅力は、その優れた造形美にある。マン島TTレースをはじめとする数々のモータースポーツシーンで栄光を築き上げた、ダンロップ伝統の「T100」パターンを現代に継承。ヴィンテージ感あふれるトレッドデザインは、モンキーの愛嬌あるルックスにも、ゴリラの無骨なスタイルにも見事に調和する。愛車の足元をレトロに引き締めつつ、当時の雰囲気を損なうことなく足回りの存在感を高めてくれる。
カスタムホイールに適合する待望のチューブレス設計
従来からチューブ仕様として存在していた8インチサイズのTT100だが、今回のモデルはチューブレスタイプとして新設計された。これにより、アルミ製キャストホイールなど、チューブレス対応のカスタムホイールを装着した車両へそのまま組み込むことが可能となった。
チューブを持たないことで、万が一のパンク時にも修理キットを用いた迅速な対応ができ、日々のツーリングでの安心感が高まる。さらに、足回り全体の軽量化にも貢献し、ミニバイクならではの軽快なハンドリングをより一層引き立てる効果も期待できる。
独自の個性を放つミニバイクの名車を足元から支える
フロント周りを取り外してクルマに積載できる手軽さを持ったモンキーと、前後にキャリアを装備して長距離ツーリングにも応えるタフネスを持つゴリラ。キャラクターの異なる2台だが、共通する8インチの小径ホイールはどちらの車体においてもデザインの要となる。
TT100のチューブレスモデルは、モンキーの身軽さを活かしたストリート仕様から、ゴリラの積載力を活かした旅仕様まで、あらゆるカスタムスタイルに柔軟に対応。オーナーのこだわりを足元から支え、走行フィールと外観の両面をアップグレードする。
サイズ設定と適合に関する注意点
本製品のサイズは「3.50-8 46J」となっており、前輪と後輪のどちらにも使用できる前後共用仕様が採用されている。標準リム幅は2.15インチに設定され、市販されている多くの8インチカスタムホイールとの親和性が高い。
ただし、ノーマルの合わせホイールなどチューブレス非対応のホイールには装着できないため、購入前に自身の愛車の足回り仕様をしっかりと確認しておきたい。
オンラインストア専売で手に入れる新たな走りの体験
この新しいTT100チューブレスモデルは、ダンロップタイヤ公式オンラインストアのみでの限定販売となっている。店頭では手に入らない特別なアイテムとして、2026年7月1日の14時より取り扱いが開始されたばかりだ。伝統的な意匠と現代的な実用性を兼ね備えたこのタイヤは、50ccモンキーやゴリラのポテンシャルを引き出し、所有する喜びをさらに深めてくれるに違いない。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(タイヤ)
25,651kmを走ったものの、リアタイヤはまだ溝が3mm以上残っている! 装着して25,651kmを走ったものの、ワインディングロードなどのスポーツ走行でのフロント荷重などで早く減ったフロントタイヤ[…]
夏の猛暑が招く「空気圧高すぎ」のブラインドスポット 多くのライダーは「空気圧は自然に減るもの」と思い込んでいる。そのため、しばらく放置していても「少し減っているくらいだろう」と楽観視しがちだ。しかし、[…]
「スポーツマックスQ5」シリーズ&「トレイルマックス」シリーズのタイヤ開発者トークも! TESTER 元レーシングライダー 高橋裕紀さん 各種カテゴリーでのチャンピオン獲得やMotoGPへの参[…]
ライフの末期を迎えても段減りや偏摩耗はナシ‼ どうしてこんなに耐久性と持続力が高くて、守備範囲が広いんだろう?2万1000㎞を走ったロードスマートⅣを体験した僕の中には、素朴な疑問が芽生えてきた。 そ[…]
1万2000㎞で約80%の性能維持を認識 内外出版社は初代ヤマハMT‐09を社用バイクにしている。そして2024年8月にその車両を試乗した僕は、数年前に装着したと言うダンロップ・スポーツマックス・ロー[…]
最新の関連記事(カスタム&パーツ)
リレーによりホーンへの電圧降下を防止 バイクでも自動車でも、ホーンはみだりに鳴らすことが禁じられている。だが車線変更してきた車がこちらに全く気づいていないなど「今鳴らさないと危険だ」という状況では躊躇[…]
ボタンひとつで車体が自立!力作業を完全に不要にする電動油圧の技術 重い大型バイクやスクーターを停車・駐車する際、車体を支えながらスタンドを立てる作業は、時にライダーにとって大きな身体的負担や精神的スト[…]
絶妙の「20mmダウン」が走りの楽しさと安心感を両立 「足つきで乗りたいバイクを諦めない」をテーマに掲げるEFFEXのローダウンシリーズ。今回の新作は、純正リアサスペンションのリンクプレートを交換する[…]
「チョットなのに、ちょうどいい」を越えた!? 異例の移動量に込められた開発者のリアル ミリ単位のポジション調整でバイク本来のハンドリングを崩さないのがエフェックスの流儀。従来の「イージーフィットバープ[…]
デザインだけじゃない!極上の打感と耐フェード性を生むモノ創り 「デザインが全てであり、それに見合った品質を実現する」──。シンプルかつ骨太な理念を掲げるモートーンカスタムズ。 今回登場したブレーキディ[…]
人気記事ランキング(全体)
人気のフォーティーエイト、安定のアイアンも豊富 「スポーツスターはハーレーの中でも別格の人気です。大型免許取り立てのビギナーが選ぶ初めてのハーレーとして、あるいはリターンライダーが昔憧れたハーレーとし[…]
旅の領域を押し広げる丸目LEDと大型スクリーンのタフな装備 カワサキが北米市場で発表した2027年モデル「KLX300」シリーズに、派生モデル「KLX300 XPL ABS」が追加された。車名の「XP[…]
都市の移動にフットボールの熱量を持ち込むイタリアンデザイン トゥカーノ・ウルバーノは、都市部での移動を快適かつおしゃれに彩るライディングギアを得意とするブランドだ。これまでにもACミランやインテルとい[…]
大排気量フラッグシップ「Z1100/SE」2027年モデル発表 カワサキモータースジャパンが、スーパーネイキッド「Z」シリーズの最高峰となる「Z1100」および上級仕様「Z1100 SE」の2027年[…]
GSX250R限定の用品2万円サポートが始動 スズキは2026年10月1日から12月25日までの期間限定で、全国のキャンペーン実施店にて「GSX250R 2万円(税込)用品サポートキャンペーン」を開始[…]
最新の投稿記事(全体)
まるで往年の名車をギュッと凝縮!? レトロ顔に潜む本気パッケージ まず目を引くのは、丸目2灯ヘッドライトとクラシカルなフロントグリルが織りなすキュート&タフなフロントマスク。どこかクロカン四駆やオール[…]
【Diavel V4 / S】電脳脚「SmartEC-3」を引っ提げ、待望の“S”が堂々復活! 「マッスルロードスター」の異名をとるディアベルV4が、2027年モデルで大幅な戦闘力アップを果たした。最[…]
Z由来の948cc並列4気筒と新設計トレリスフレーム カワサキが欧州で発表した2027年モデル「Versys 900」は、従来の汎用性を継承しつつスポーツ性能を大幅に引き上げたマルチパーパスモデルだ。[…]
① Tokyo GTXジャケット:街乗りからロングまで! まさかの“GORE-TEX Pro”採用ストリート系 ドロップショルダーを取り入れた旬のゆったりシルエットで、一見するとお洒落なカジュアルパー[…]
旅の領域を押し広げる丸目LEDと大型スクリーンのタフな装備 カワサキが北米市場で発表した2027年モデル「KLX300」シリーズに、派生モデル「KLX300 XPL ABS」が追加された。車名の「XP[…]
- 1
- 2





































