
伝説の「750」のDNAを受け継ぐ世界限定モデル ドゥカティから、1970年代の伝説的名車「750 Super Sport Desmo」の精神を現代に蘇らせたアーバン・カフェレーサー「Formula 73」が発表。世界でわずか873台のシリアルナンバー入り限定生産車だ。空冷Lツインエンジンの魅力と最新テクノロジーが融合した、圧倒的な存在感を放つ一台となっている。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:ドゥカティ
画一性を嫌うライダーに向けたアーバン・カフェレーサー
ドゥカティはネオクラシックを体現し、時代を超越した魅力を持つ「Formula 73」を発表した。デスモドロミック機構を初搭載した1970年代の「750 Super Sport Desmo」に敬意を払い、当時の洗練されたスタイルを現代的に再解釈。画一性を嫌い、日常の中で強烈な個性とデザイン性を求めるバイク愛好家に向けた、所有欲を刺激するアーバン・カフェレーサーだ。
803cc空冷Lツインと専用マフラーが奏でる官能的なレスポンス
心臓部には、最高出力73馬力を発揮する803ccの空冷「Desmodue」L型2気筒エンジンを搭載している。
専用の美学に基づいて開発されたテルミニョーニ製マフラーにより、エモーショナルで豊かなサウンドを実現。さらに、ライド・バイ・ワイヤの採用により、低回転域からでも俊敏かつ滑らかなスロットルレスポンスを実現しており、スタイリングだけでなく走りにもこだわった作りとなっている。
独自性の光るカラーと、美しさを極めた削り出しパーツ
静止時でも走行時でも人々を魅了するように、細部へのこだわりも徹底されている。シルバーとアクアグリーンのカラーリングは、ドゥカティ・スタイル・センターが過去のアーカイブを研究し、オリジナルモデルの「750 Super Sport Desmo」から着想を得たものだ。
燃料タンクのゴールドストライプは、かつてのレーサーが燃料残量を確認するために設けた「未塗装ライン」をオマージュ。また、Rizoma製の燃料キャップやフットペグ、レバー類など、多数のアルミ削り出しパーツが標準装備されており、コレクターズアイテムとしての価値を高めている。
日常を安全かつ快適にする最新電子制御の網羅
クラシックな外観を持ちながら、その中身は最新のハイテクマシンだ。コーナリングABS、ドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)、クイックシフター(DQS)といった最新の電子制御を搭載し、スポーツとロードの2つのライディングモードを備える。
4.3インチのフルカラーTFTダッシュボードも搭載されており、日々の通勤から峠道でのツーリングまで、あらゆるシーンで安全かつ快適なライディングに寄与する懐の深さも魅力といえよう。
選ばれし873台。2026年春より順次デリバリー開始
ステアリングプレートにはモデル名とシリアルナンバーが刻まれ、真正証明書や特製ボックスに収められた当時のスケッチなどの歴史的資料が付属する。
「Formula 73」は世界限定873台のみ生産され、2026年の春からヨーロッパのディーラーで順次デリバリ開始予定。日本導入予定は未発表なので続報が待たれる。歴史と最新技術が融合したこの特別な一台は、ドゥカティの公式YouTubeチャンネルでもローンチビデオが公開されているので、必見だ。
DUCATI Formula73 SPECS
| 項目 | スペック詳細 |
|---|---|
| エンジン | 803cc Desmodue L型2気筒(デスモドロミック機構、2バルブ、Euro5+適合) |
| 最高出力 | 73 CV @ 8,250 RPM |
| 最大トルク | 65.2 Nm @ 7,000 RPM |
| 重量 | 183 kg(燃料を除く装備重量) |
| フレーム | スチール製トレリスフレーム |
| フロントサスペンション | 41 mm KYB製倒立フォーク |
| リアサスペンション | KYB製ショック(プリロード調整機構付き) |
| フロントブレーキ | Brembo製4ピストンラジアルキャリパー、330 mmディスク |
| タイヤ | Pirelli Diablo Rosso IV(サイズ:120/70 および 180/55) ※17インチスポークホイール装着 |
| マフラー | Termignoni製サイレンサー(型式認定取得済み) |
| メーター/ダッシュボード | フルTFT 4.3インチダッシュボード |
| 電子制御パッケージ | 慣性測定ユニット(IMU)、コーナリングABS、Ducati Traction Control(DTC)、Ducati Quick Shift(DQS)、パワーモード |
| ライディングモード | 2モード(Sport、Road) |
| 灯火類・拡張機能 | DRL付きフルLEDライト、Ducati Multimedia System (DMS)対応、ターンバイターンナビゲーション |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ドゥカティ)
100周年を迎えたドゥカティが、鈴鹿サーキットを舞台にビッグイベントを開催! 2026年6月6日、国内最大級の規模を誇るドゥカティの祭典『DUCATI DAY 2026』が鈴鹿サーキット交通教育センタ[…]
歴史の息吹を自らの手で所有する悦び 1926年の創業以来、数々の伝説的なレースでの勝利と、心を揺さぶる美しいデザインで世界中のライダーを魅了してきたドゥカティ。その100年にわたる栄光の軌跡を、現代の[…]
創業100周年を祝う特別なブランド体験「DUCATI DAY 2026」 2026年の「DUCATI DAY」は、単なる車両展示にとどまらず、ドゥカティのブランドが持つ100年の歴史とこれからの未来を[…]
2026年6月6日(土)、バイクの聖地・鈴鹿サーキット(交通教育センター)にて「Ducati Day 2026」の開催が決定! 今回の目玉は何と言っても、ベールを脱ぐ3台の日本初公開モデル。ドゥカティ[…]
漆黒と真紅が織りなす、ストリートでの圧倒的な存在感 ドゥカティの単気筒ラインアップを完成形へと導くモデルとしてこのほど登場した「Nera(ネラ)」。イタリア語で「黒」を意味するその名の通り、デザイン全[…]
最新の関連記事(記念モデル/限定モデル)
単なる足代わりで終わらない。シグナスXが誇る「本気」の走り ただのスクーターと侮るなかれ。シグナスXの根底に流れているのは、紛れもないヤマハのレーシングDNAだ。心臓部にはVVA(可変バルブ機構)を採[…]
歴史の息吹を自らの手で所有する悦び 1926年の創業以来、数々の伝説的なレースでの勝利と、心を揺さぶる美しいデザインで世界中のライダーを魅了してきたドゥカティ。その100年にわたる栄光の軌跡を、現代の[…]
気になる方は「Honda 二輪車正規取扱店」へ! 細かい部分までしっかりこだわった特別感のあるモデル「スーパーカブ50・HELLO KITTY」「スーパーカブ110・HELLO KITTY」が気になる[…]
RSV4 1100 Factory 2026ベースのサーキット専用スペシャル アプリリア・レーシングの「X」シリーズは、2019年のRSV4 Xに始まり、2020年Tuono X、2022年RSV4 […]
名曲のタイトルが散りばめられた稲葉浩志とのコラボレーションモデル ミュージシャンにはバイクを愛する人も多いが、日本のロックシーンを牽引してきたユニット『B’z』のボーカリスト・稲葉浩志氏もそのひとりだ[…]
人気記事ランキング(全体)
前年モデルの美点はそのまま。最新の「色」で個性をアップデート 「クラシックなバイクに乗りたいけれど、重くて扱いづらいのは嫌だ」。そんな現代のライダーのワガママな悩みを鮮やかに解決し、世界中で支持を集め[…]
コンパクトすぎて窮屈という悩みを、絶妙なサイズアップで解決 電動とは思えないほどシンプルな抜け感のあるデザインで注目を集めていた、従来のWonkey。ところが、「ファンバイクのような車格では、自分の身[…]
長距離ツーリングの退屈さを打ち破る、圧倒的なオーラ 「長距離を走れるツアラーは快適だけれど、デザインがどれも似たり寄ったりで刺激が足りない」。そんな不満を心の奥底に抱えながら、ガレージに収める特別な1[…]
大柄な車体への不安を消し去る、シート高735mmの絶大な安心感 「クルーザースタイルに憧れるが、車体が重くて取り回しに苦労しそう…」。そんな先入観を抱え、購入をためらっている大人は少なくないだろう。し[…]
元青汁王子が立ち上げたバイクメーカーが第1号モデルを発売! 青汁王子としてその名を知られる実業家の三崎優太さん。最近、バイクにハマっているらしいとの情報をきっかけに近況を不定期でお届けしてきましたが、[…]
最新の投稿記事(全体)
そもそもBMWのオートマチック機構の“ASA”とはなんぞや!? BMW初の二輪用AT機構がオートメイテッド・シフト・アシスタント(以下:ASA)だ。電子制御化されたクラッチユニット&ギヤ変速ユ[…]
十分な機動力を備えるけどちょこまかしすぎない走り 我が家には以前から、原付二種クラスのスズキ・アドレスがあります。これは基本的に母の愛車。身長148.5cmの小柄な体格なので、2スト時代のアドレスV1[…]
メッシュインカムデビューの大チャンス!相棒やツーリング仲間とシェアしよう 気になる内容は、ミッドランドの人気インカム「R1 MESH」を1台購入すると、なんと2台目が半額(50%OFF)になるという超[…]
ヤマハポッケをレストア中 ヤマハの小さなレジャーバイク「ポッケ」のレストアが進行中です。 元の状態は、まぁ控えめに言って半分“鉄くず状態”。詳しい様子はYouTubeで見ていただくとして、とにかく最初[…]
耐荷重80kg! 美しいデザインで大人も子供も楽しめる EVEREST XING emoveは、次世代型モビリティを展開する株式会社Acalieのハイスペックブランド「EVEREST XING」からリ[…]
- 1
- 2










































