
図書館などでいちどは目にしたことがある人も、きっと少なくないはず。バイクファンはもちろん、「オートバイはどのような仕組みで走り、曲がり、止まるのか?」といった素朴な疑問を抱くすべての人に向けた一冊が『図解入門 よくわかる最新バイクの基本と仕組み』だ。2010年の初版刊行以来、重版と改訂を重ねながら内容を充実させつつ、ついに第5版が新刊として発売されたぞ!
●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク: 秀和システム新社
徹底した“わかりやすさ”
図解入門 よくわかる最新バイクの基本と仕組み[第5版]/秀和システム新社
バイクって、どうなっているのか? その仕組みを理解したい人にとって、長年定番として支持され続けている一冊が『図解入門 よくわかる最新バイクの基本と仕組み』だ。
バイクの骨格となるフレーム、エンジン、クラッチ、トランスミッション、サスペンションといった各部の名称や仕組み・役割、さらには電子制御の基礎知識までを豊富なビジュアルとともに詳細に解説している。
著者は、バイク専門誌の二輪編集部員を経て、現在はバイクライター/編集者として活動する青木タカオさん。ご自身がバイクに興味を持ち始めた頃、雑誌や専門書に並ぶ専門用語の多さに戸惑った経験があり、出版業界に入ってからもさまざまなメディアへ寄稿する中で、「ビギナーの目線に立った入門書が必要なのではないか」と考えたことが、本書執筆の原点となっている。
専門誌にとどまらず、一般大衆誌など幅広いメディアで執筆を続けている青木タカオさんだからこそ、難解になりがちなテーマを噛み砕き、図版やイラストを多用した見やすい紙面構成で、誰にでも伝わる形に落とし込んでいる。こうした視点とわかりやすさこそが、この本が長年にわたって支持され続けている理由のひとつと言えるのではないだろうか。
内容充実でさらなる増ページへ
図解入門 よくわかる最新バイクの基本と仕組み[第5版]/秀和システム新社
初版が刊行されたのは2010年。それ以来、単なる増刷にとどまらず、約4年ごとに内容を見直しながら改訂を重ね、2026年1月23日に秀和システム新社より第5版が新刊として発売された。
初版から399ページと分厚かったが、改訂する度にページ数が着実に増え続け、今回の第5版では464ページにも及ぶ大ボリュームになっている。
初心者向けの分かりやすさを保ちながらも、ベテランライダーが読んでも「なるほど」と頷ける、もう一歩踏み込んだ内容がより多く詰め込まれている印象。最新の電子制御についてもページが多く割かれ、カーボンニュートラル実現へ向けた二輪車メーカーの動向についても触れられているから読み応えがある。
また、免許制度などバイクに乗る上で欠かせない、知っておくべき基礎知識を一冊で体系的に学ぶことができるのも大きな魅力。新基準原付や特定小型原付など新区分についても解説されているので、このあたりはホビーユース以外からも重宝されるに違いない。
バイクに興味を持ち始めたばかりのビギナーから、知識を深めたいリターンライダーまで、世代や性別を問わず「なぜそうなるのか」という基本が納得できる。バイクライフをサポートする必携のバイブルとして、ぜひ手元に置いておきたい一冊だ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ニュース&トピックス)
作品の舞台となった山梨の魅力を訴求する企画展「ゆるキャン△と山梨▲」 本展を担当する山梨県立博物館学芸課の海老沼真治さん自身も『ゆるキャン△』ファンで、今回の企画も「いつか博物館とコラボした展示をやり[…]
2kgの軽量化と6%のパワー向上がもたらす、息をのむような「超・接近戦」のシナリオ モータースポーツを愛する者にとって、最も心が躍る瞬間は、最終ラップの最終コーナーまで誰が勝つか分からない、一瞬の隙も[…]
命と未来を守る20日間の誓い:第51回二輪車安全運転推進運動 生身の体で風を切り、その流れと一体になるバイク。その楽しさを支えるのは、揺るぎない安全と安心だ。一般社団法人 日本二輪車普及安全協会(以下[…]
Z900RS 2027年モデルに新色 カワサキの大人気レトロスポーツ「Z900RS」シリーズの2027年モデルが発表され、8月1日より順次発売を開始した。前年モデルで電子制御スロットルや双方向クイック[…]
三重SA・PA推しテイクNo.1が決定! 今夏の全国推しグルメもまとめて 鈴鹿8耐やF1日本グランプリが鈴鹿サーキットで開催される三重県。その三重県のサービスエリア/パーキングエリアの店舗を対象に、中[…]
最新の関連記事(新刊案内)
知られざる黎明期の物語 最初の完成車は1903年に誕生した。シングルループのフレームに搭載する409cc単気筒エンジンは、ペダルを漕いで勢いをつけてから始動させる。出力3psを発揮し、トランスミッショ[…]
“ハーレーの今”がわかる! 現在、ハーレーラインナップの中で人気を二分しているのが、「ブレイクアウト」と「ローライダーST」だ。どちらも1923ccもの排気量を持つ空油冷Vツインエンジン“ミルウォーキ[…]
今年の夏〜秋に走りたい、日本全国のおすすめ「ツーリングロード100」 今回、新たにヤングマシン”D”(電子版)に新規で掲載(追加)された特別ページとは、「TOURING ROAD by YMD 100[…]
ページのボタンを押すとマフラー音が聞こえる! 現在、無料掲載中の『ヤングマシン電子版8月号』では、『最新マフラー特集』を展開している。 日本を代表するマフラーメーカーの最新マフラーを紹介しているが、そ[…]
ガイドブック『うれしい宮古島』の特長 美しい海や自然に加え、島ならではの個性豊かな文化や人々に触れることができる南国の楽園、宮古島 。本書は、そんな宮古島の魅力を一冊にまとめたガイドブックだ 。掲載店[…]
人気記事ランキング(全体)
三輪ソーラーEV「スリールオータ」 スリールオータは、電気だけで動く極めて実用的な小型三輪モビリティだ。ドアがない仕様は「側車付き軽二輪車登録」、ハードドアを装備した仕様は「ミニカー登録」と、ユーザー[…]
大人気バイクが8年目のフルチェンジ。ルックスからは解らない進化とは ──2017年の東京モーターショーで世界初公開されたZ900RS。名車Z1をイメージさせるティーザー動画なども相まって、登場前から鳴[…]
アドベンチャースクーターというジャンルを確立したホンダ「X-ADV」 平日の通勤ラッシュを快適にすり抜け、週末はそのまま林道ダートへと滑り込む。そんな贅沢な夢をこれ以上ない形で具現化したのが、2017[…]
樹脂カバーとは一線を画すスチール製12Lタンクの実用性 1970年代から多くのレジャーバイクファンに愛されながらも、絶版して久しいホンダの名ファンバイク「ゴリラ」。その独特な塊感と愛らしい佇まいを、現[…]
フェラーリF1直系の超軽量カーボン構造。先入観は今すぐ捨てるべし このマシンを開発したのは、元フェラーリF1のエンジニア、ヴィンセンツォ・マッティア。2017年にVINS社を立ち上げつつ、すでに201[…]
最新の投稿記事(全体)
今のバイクはマフラー作りも大きな苦労 念のために触れておくけれど、2025年〜2026年にかけてあったCB1000Fのリコールについて。これに関しては、オイル点検方法などユーザーができる必要なことはY[…]
ショップに設置された特設什器でサウンドを体感して最新インカムをゲット! 応募手順は超シンプル。全国の対象ショップに設置された特設什器でサウンドを体感し、その什器をスマホでパシャリ。専用フォームから写真[…]
真空断熱ケースが実現する「1日中続く」保冷力 ステンレス製卓上用品・キッチン用品の企画・製造・販売を行う株式会社アトラスから、「長時間冷却ボトルインアイスパック」が発売された。本製品は、肌に優しくフィ[…]
オートバイの走行性能を大きく左右する重要なパーツのひとつが、リアサスペンション オートバイの走行性能を大きく左右する重要なパーツのひとつが、リアサスペンションです。エンジンオイルやタイヤとは異なり、サ[…]
スキルライダートレーニングとは? スキル向上を目指すハーレー乗りたちを対象にしたライダートレーニングで、受講者のレベルに応じて弱点や苦手意識の克服から、さらに高度なライディングテクニックの指導を受ける[…]
- 1
- 2








































