
ニッポンがもっとも熱かった“昭和”という時代。奇跡の復興を遂げつつある国で陣頭指揮を取っていたのは「命がけ」という言葉の意味をリアルに知る男たちだった。彼らの新たな戦いはやがて、日本を世界一の産業国へと導いていく。その熱き魂が生み出した名機たちには、今なお続く血脈を作った歴史がある。この記事では、スズキGS400を取り巻くアンダー400並列二気筒の代表モデルを世代別に紹介する。
●文:ヤングマシン編集部(中村友彦) ●写真:山内潤也/YM ARCHVES ●取材協力:ZEPPAN UEMATSU
アンダー400並列二気筒の代表モデル
第一世代 GSと他3車は異なるモデルだった
とりあえず第一世代としたけれど、’70年代中盤に登場した400ccクラスの4スト並列2気筒車の中で、日本の中型限定免許を考慮して生まれたモデルはGSのみである。GSを除く3車の動弁系はOHC2バルブで、最高出力は、CB:31ps、XS:34ps、RS:36ps。
その数値を知ると、DOHC2バルブを採用したGSが36psだったことに対して、なんとなく物足りなさを感じてしまうものだが、GSはシャーシでも他3車を凌駕する資質を備えていたのだ。
第二世代 戦闘力の向上と、クルーザー仕様の誕生
カワサキを除く3社の4スト400ccツインは、第二世代でエンジンを大幅刷新。OHC3バルブのホークIIは40ps、DOHC4バルブのGSX400Eは44ps、DOHC2バルブのXS400は45psを発揮した。
また、’79年以降の400ccクラスではアメリカンブームが訪れ、全メーカーが既存の4ストツインがベースのカスタムモデルを開発。それらの中でもっとも支持を集めたのは、すでにZ1系のLTD仕様でアメリカンの手法を熟知していた、カワサキのZ400LTDだった。
第三世代 日本における人気はいまひとつ…
第三世代の先陣を切ったGPZ400S(50ps)は、海外で販売されたGPZ500S(60ps)の日本仕様で、水冷DOHC4バルブ並列2気筒エンジンには、当時のカワサキの旗艦だったGPZ1000RXの技術を転用。
となれば、スズキの第三世代には油冷ツインを期待したくなるものだが、新世代GS400/500E(39/45.5ps)のエンジンは、シンプルな空冷だった。
第四世代~ 同系列の兄弟車と基本設計を共有
第四世代の生い立ちは2パターン。’11~’17年のニンジャ400と’13年以降のCBR400Rは、第三世代と同様に、兄貴分のスケールダウンという手法を選択したものの、’18年以降のニンジャ400/Z400は、250ccと基本設計を共有。
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