
夏も終わり、いよいよバイクシーズン本番の秋がやってくる。この絶好のタイミングを逃すまいと、各社から魅力的なニューモデルが続々と市場に投入されるぞ。とくに9月はカワサキの発表ラッシュが続き、ファンにとってはうれしい悲鳴が聞こえてきそうだ。ここでは、9月に発売される注目のニューモデルを発売日順にまとめて紹介。乗り換えや買い増しを検討しているライダーは必見だ。
●文:ヤングマシン編集部
9/10発売:スズキ アドレス125
まずはスズキから、原付二種スクーターの定番「アドレス125」がフルモデルチェンジして登場だ。フレームを新設計して剛性を高めつつ軽量化を実現し、エンジンもカムシャフトの変更などで低中速トルクを強化。灯火類のデザインも刷新された。
さらに、リヤキャリアの標準装備や、燃料タンクとシート下収納の容量アップなど、日常の使い勝手も大幅に向上している。これだけの改良を施しながら、価格上昇をわずか6600円に抑えたという企業努力には驚きだ。
フレームまで変わるモデルチェンジ、かつリヤキャリアを新装備してたったの+6600円 スズキは、グローバルで先行発表されていた新型「アドレス125」の国内導入を正式発表。基本スタイリングは継承しながら、[…]
9/15発売:カワサキ KLX230シリーズ
オフロードファン待望のKLX230シリーズが、なんと5機種体制で一挙に発売される。目玉はブランニューモデルの「KLX230 DF」だ。シェルパをベースにリヤキャリアやエンジンガードを標準装備し、後輪をチューブレス化するなど、まさに“旅する4スト”にふさわしいヘビーデューティ仕様となっている。
また、「KLX230シェルパS」はサスペンション変更でシート高を20mmダウンさせ、足つき性を向上。定番の「KLX230/S」「KLX230SM」はカラー&グラフィックを一新した。シリーズ全機種がスマホアプリの新機能に対応するぞ。
まるで自衛隊用?! アースカラーのボディにブラックアウトしたエンジン&フレームまわり 北米などで先行発表されていたカワサキのブランニューモデル「KLX230 DF」が国内導入されると正式発表された。車[…]
早くもモデルチェンジで“S”版に! ベーシックな空冷トレールモデル カワサキの新トレッキングマシンとして2024年12月25日に発売されたばかりのKLS230シェルパが早くもモデルチェンジ。2026年[…]
2025年モデルの登場から間もないニューカラー設定 2024~2025年の年末年始に発売されたKLX230シリーズがマイナーチェンジ。既報のKLX230シェルパSおよびKLX230 DFは車体まわりに[…]
9/15発売:カワサキ W230/メグロS1
カワサキのレトロ軽二輪モデル「W230」と「メグロS1」も2026年モデルへとアップデートされる。とくに「W230」はカラーリングを刷新し、シリーズ初となる赤系の「キャンディパーシモンレッド×エボニー」が登場。
さらに前後フェンダーを従来のボディ同色からメッキ仕様に変更し、より一層クラシカルな魅力を高めている。兄弟車である「メグロS1」はカラー変更なく継続販売される。軽量な車体と味わい深い空冷単気筒エンジンで、気軽なレトロバイクライフを楽しめそうだ。
コンパクトな車体に味わいのエンジンを搭載 カワサキのレトロモデル「W230」と「メグロS1」が2026年モデルに更新される。W230はカラー&グラフィックに変更を受け、さらに前後フェンダーをメッキ仕様[…]
9/27発売:カワサキ ニンジャ ZX-6R/Ninja650
カワサキのスポーツモデルの代名詞、Ninjaファミリーも9月27日に2026年モデルが発売される。レースカテゴリーにとらわれない636ccの4気筒エンジンで公道での楽しさを追求した「ニンジャZX-6R」は、カラーバリエーションを3色すべて刷新。
ミドルクラスの2気筒スポーツ「ニンジャ650」も、ZXシリーズの血統を感じさせる新グラフィックのライムグリーンと、艶消しシルバーの2色を設定した。両モデルともに、スマートフォンアプリ「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」の「音声コマンド」「ナビ機能」に新たに対応し、利便性を向上させている。
新ライムグリーンのほかグレー系2色も新ラインナップ カワサキは、4気筒600ccスーパースポーツ勢に対し37ccのアドバンテージを持つ「ニンジャZX-6R」の車体色を変更し、スマートフォンアプリの新機[…]
ZXシリーズに連なる新ライムグリーングラフィックとマットシルバーの2色を新設定 カワサキモータースジャパンは、ミドルクラスの2気筒スポーツバイク「ニンジャ650」の2026年モデルを発表した。搭載する[…]
9/27発売:カワサキ Z H2 SE
Zシリーズのフラッグシップモデル「Z H2 SE」も2026年モデルとしてアップデートされる。バランス型スーパーチャージドエンジンがもたらす強烈な“SUGOMI”パフォーマンスはそのままに、カラー&グラフィックを変更。
スカイフックテクノロジーを実装した電子制御サスペンションやブレンボ製Stylemaキャリパーといった豪華装備も健在だ。もちろん、他のモデル同様にスマートフォンアプリの新機能に対応し、ナビ機能などが利用可能になった。
電子制御サスペンションとブレンボ製Stylemaを採用する上位モデル『SE』 最新の排出ガス規制に適合したバランス型スーパーチャージドエンジンを搭載し、“SUGOMI”スタイリングと“SUGOMI”パ[…]
9/27発売:カワサキ ヴェルシス650/バルカンS
カワサキの多様なラインナップを象徴するように、クロスオーバーとクルーザーも同日に発売される。ミドルクラスのクロスオーバーアドベンチャー「ヴェルシス650」は、新色「メタリックディープブルー×メタリックスパークブラック」を採用し、スマホアプリの新機能にも対応した。
アーバンクルーザー「バルカンS」もイヤーモデル更新となり、新たに「メタリックグラファイトグレー×メタリックスパークブラック」を纏って登場する。
電子制御も充実のロングセラー・ミドルクラスクロスオーバー ヴェルシス650は、以前のモデルは輸出専用モデルとして海外で販売されてきたが、2022年モデルで待望のフルモデルチェンジを果たし、2023年末[…]
ニューカラー採用、スペックや“カワサキケアモデル”に変更なし カワサキがアーバンクルーザー「バルカンS」の2026年モデルを発売する。2022年モデルの発売後、コロナ禍もあって国内導入が一時中断されて[…]
月内発売:KTM 390シリーズ
海外勢も黙ってはいない。KTMは45psを発揮する高性能な水冷単気筒エンジンを搭載した390シリーズを9月に相次いで発売する。よりオフロード色を強めた「390 ADVENTURE R」、スリムなボディを持つエンデューロモデル「390 ENDURO R」、そして2024年に刷新され今回はシートカラーが変更されたスポーツネイキッド「390 DUKE」の3機種だ。「390 SMC R」に関しては先行して8月に発売されている。
日本の400ccクラスに新たな選択肢を提示してくれるラインナップだ。
ズーパーモト、アドベンチャー、エンデューロ、スポーツネイキッドの4機種が登場 KTMジャパンは、45ps/8500rpmを発揮する高性能な単気筒エンジンを搭載した最新モデル群を400ccクラスに一挙投[…]
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