
●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:SHOEI
SHOEIは、2025年5月9日に東本昌平のイラストをSNSで公開。このとき「WYVERN(ワイバーン)」を被っているライダーが唐突に現れたことから、もしや復活ではとの噂が立ったが、2025年6月2日夕方、今度は「6月下旬情報解禁」の文字とともに複数のイラストと新作ヘルメットと思われる製品のシルエットを公開した。
WYVERN II(現在は廃番)
これはもう、1990年代に登場したSHOEI「ワイバーン」の復活と見ていいだろう。これまでにワイバーンは初代モデルと2代目のWYVERN IIがリリースされており、新作はWYVERN IIIを名乗る可能性が高そうだ。
初代ワイバーンは、当時流行したシンプソンなどの雰囲気に寄せつつ、四輪レース用に開発されたフルフェイスヘルメット「X-FOUR」と瓜二つのデザインで登場した。もちろん二輪用として上下に広い視界を確保していたが、上下に幅のあるチンガードや左右の3本スリットなどに心躍らせたライダーも多いはず。
また、今回のイラストを手がけた東本昌平氏の超有名漫画「キリン」の登場人物が初代ワイバーンを被っていたことで注目していたファンも多いだろう。
2025年5月9日に公開された東本昌平氏のイラスト。
2025年6月2日に公開されたティーザー画像。
改めて公開されたティーザー素材を見ると、カワサキのNinja ZX-9R(1998年登場のC型)に乗る男性ライダーがワイバーンを被っている姿と、新作ワイバーンIII(仮称)のシルエットという組み合わせ。また、III(仮)の画像を明るく加工してみると、3本スリットを踏襲しつつも端っこの1本が丸みを帯びていたり、上下幅のあるチンガードにエッジ部があったりと、旧作とは異なる部分が見て取れる。
1990年代のバイクを愛し、最新のX-Fifteenではどうも車両のスタイリングとバランスが取れないと感じているライダーには待望の新作フルフェイス登場となりそうだ。
情報解禁は6月下旬。続報が入り次第お伝えしたい。
口元や3本スリットの形状が新しくなっている。
SHOEIがInstagramで投稿したもの↓
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(SHOEI)
【受注期間限定】SHOEI「EX-ZERO」新色モスグリーン 「EX-ZERO」は、クラシカルな帽体デザインにインナーバイザーを装備し利便性に優れる一方で、着脱式内装システムや、万一の際にヘルメットを[…]
バイクファッションの幅を広げるミリタリーテイストなグリーンが登場 新たに加わるモスグリーンは、ミリタリーグリーンともいうべき、深い緑のマットカラーだ。そのためミリタリー系ウエアとの相性は抜群で、バイク[…]
2年ぶりに新登場した白黒反転グラフィックはクリアとマットの2バリエーションが揃う 『Z-8 IDEOGRAPH』は、ヘルメット左側面に大きく描かれた「X」の文字と、フェイスガード右側面のちょっぴりポッ[…]
ファーストガンダムのアナザーストーリーをSHOEIプレミアムヘルメットで体感せよ! 『Z-8 機動戦士ガンダム THE ORIGIN』シリーズは、地球連邦軍とジオン軍のモビルスーツを模した全6種が期間[…]
海を感じさせる夏にぴったりなブルーが加わり、ソリッドカラーは全7色展開になった 新色として追加されるマットラグナブルーは、深い海をイメージさせる青で、艶を抑えたマットカラーがその印象をさらに強調する色[…]
最新の関連記事(ヘルメット)
【受注期間限定】SHOEI「EX-ZERO」新色モスグリーン 「EX-ZERO」は、クラシカルな帽体デザインにインナーバイザーを装備し利便性に優れる一方で、着脱式内装システムや、万一の際にヘルメットを[…]
ビヨンド・ザ・タイム(時を超えて) 「かわす性能」でライダーの頭を護り続けるアライヘルメットが、オールラウンドフルフェイス「アストロGX」の新グラフィックモデル「アストロGXビヨンド」を発売する。 ア[…]
高品質な『ラメ感』を演出する特殊塗装を用いたデラックス仕様 『CLASSIC AIR』は、フェイスガードを持たないオープンフェイスヘルメットで、帽体部にベンチレーションホールやスポイラーをいっさい装備[…]
イギリスやヨーロッパのレースファンが待望するIOMTT 2025年モデルが登場 アライヘルメットはマン島TT(IOMTT)を40年にわたってスポンサードしており、ライダーの安全を守り続けてきた。そのた[…]
小椋藍選手のレプリカグラフィックがオープンフェイス『VZ-RAM』に登場 小椋藍選手は昨年のMoto2でチャンピオンを獲得し、今季よりトラックハウスMotoGPチーム(アプリリア)と契約、MotoGP[…]
人気記事ランキング(全体)
日本仕様にもニューカラー投入か 英国スズキは、マキシスクーター(日本でいうところのビッグスクーターにあたる)の「バーグマン400」にニューカラーを導入すると発表した。 深緑の『パールマットシャドウグリ[…]
2024年登場の「KLX230S」「KLX230SM」に続く新バリエーション KLX230プラットフォームに新顔が登場した。北米で発表されたのは、「KLX230 DF ABS(DF)」と「KLX230[…]
1998年登場のロングセラーモデル、ホンダCB1300シリーズの魅力とは? 今回は、私が白バイ隊員として約10年間、ホンダ CB1300に乗ってきた経験や感想を交えて、CB1300シリーズをお勧めする[…]
カブとは違うのだよスーパーカブとはっ! みなさんご存知のとおり、スーパーカブは2014年に立体商標として登録されている。この立体商標とは、いわば“形の特許”であり、立体商標として代表的なのは「コカコー[…]
東京モーターショーへ参考展示された3年後に商品化リリース! 1992年にスズキからデビューしたSW-1は、さすがにここまで異様さを纏うと、当時も街中で滅多に見かけなかったが、偶然でも目に入ると「SW-[…]
最新の投稿記事(全体)
実車を前にすると違いは一目瞭然 アウトドアテイストの強いCT125ハンターカブが人気だからといって、ここまでキャラクターを寄せてくることないんじゃない? なんて穿った見方で、今回の主役であるPG‐1と[…]
110ccベースの4kW制限モデル=新基準原付、第3の存在か 2025年11月の新排出ガス規制導入によって現行モデルの継続生産が困難になり、新たに110~125ccのモデルをベースとした車両に4kW([…]
ホンダ「モンキー125」(2018) 試乗レビュー この記事ではかわいらしいフォルムと実用性が同居したファンバイク、モンキー125の2018年モデルについて紹介するぞ。50ccのモンキーがディスコンと[…]
レッドバロン会員なら使わなきゃ損!? 会員制リゾートクラブ「カイザーベルク」。“会員制”なんて言葉を使ってしまうと妙にハードルが高そうに思えるかもしれないが、逆だ。会員とはつまり、レッドバロンでバイク[…]
標準車用も後日リリース予定! ストリートファイター系のスパルタンなルックスで登場したホンダCB1000ホーネット。人気はブレンボやオーリンズなどの特別装備を持つ上位グレードの「SP」だが、このSPの純[…]
- 1
- 2