
2017年10月の東京モーターショーで初公開され、125ccエンジンを搭載して復活したホンダのレジャーバイク、モンキー。原付一種時代から続く、小さく愛らしいデザインを踏襲しつつも、たくましさと高級感が向上した佇まいで今なお人気を集めている一台だ。そんなモンキー125の歴史をカラーリングとともに振り返りたい。初代となる2018年モデルは、赤と黄色の二色展開だった。
●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:ホンダ
遊び心と楽しさをアップデートした初代125
発売は2018年7月12日。開発コンセプトは、楽しさをスケールアップし、遊び心で自分らしさを演出する“アソビの達人”だった。124ccエンジン搭載となったこともあり、2017年まで生産されていた原付一種のモンキーとはまったくの別物。ふたまわりぐらい大きくなり、グロムとほぼ同じサイズとなった。
それでも、50ccモデル「モンキー」の特徴である「シンプル」「コンパクト」「愛らしさ」などの不変的な魅力を踏襲しつつ、取り回しやすいサイズ感や、親しみやすいデザインが実現されていた。
カラーは赤=パールネビュラレッドと黄=バナナイエローの2色展開で、価格はABSなしの無印が39万9600円、ABS仕様が43万2000円だった。
HONDA MONKEY125[2018model]カラーバリーエーション
主要諸元■全長1710 全幅755 全高1030 軸距1155 シート高775(各mm) 車重105[102]kg(装備) ■水冷4ストローク単気筒SOHC 124cc 9.4ps/7000rpm 1.1kg-m/5250rpm 変速機4段 燃料タンク容量5.6L ■タイヤサイズF=120/80-12 R=130/80-12 ●価格:39万9600円[43万2000円] ●色:赤、黄 ●発売日:2018年7月12日 ※[ ]内はABS
HONDA MONKEY125[2018 Thai model]バリエーション
2017年3月末にタイで開催されたバンコクモーターサイクルショーでは、赤、黄のカラーリングに加えて青と黒も発表されていた。さらにアフターパーツメーカーがこぞってカスタム車両を展示しており、生産国における注目度の高さが伺えた。
【HONDA MONKEY125[2018 Thai model]】生産国タイでのカラバリは4色で、リフレクターの装備が国内仕様とは異なっていた。
各メーカーによるカスタム
AP.HONDA=タイホンダのアクセサリーブランドでもあるH2Cのカスタム車両も削り出しパーツなどを装着。リヤショックはハイパープロ製を装着している。
モリワキはフルエキゾーストやカーボン製のサイドカバーを装着した。
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