愛車を美しく保つためにも、洗車グッズはとくに重要視したいものです。では今シーズン、どのような洗車グッズが売れ筋なのでしょうか。和光2りんかんに足を運び、売れ筋TOP5とそれぞれの人気ポイントについてお話を尋ねました(2024年11月時点の情報)。
●文:ピーコックブルー(ヤングマシン編集部) ●外部リンク:2りんかん
第1位:ポケッタブル高圧洗浄機[スパイサー]
売れ筋第1位には、SPICERR(スパイサー)の「ポケッタブル高圧洗浄機」がランクインしました。
この製品は、バイクにダメージを与えることのないように圧力を調整でき、かつ気軽に使える洗浄機がほしい…という思いから生まれた高圧洗浄機です。
バケツひとつ分のスペースさえあればすぐに使用できるその手軽さから、バイク以外にもクルマ/自転車/植栽の水やりなど、さまざまな用途で使用しやすい点も魅力です。
また、TVバラエティ番組やSNSなどで何度か取り上げられたことも影響してか、店頭在庫がすぐになくなるほどの怒涛の売れ行きをみせているとのこと。2024年11月現在、洗車グッズの中ではダントツの人気を誇っていました。
バイクの塗装が剥げない程度の”ほどよい”強さで汚れを落としてくれる点が、人気を集めているようです。
第2位:ゼロフィニッシュ[シュアラスター]
続いて第2位にランクインしたのは、カーワックスをはじめとする大手洗車用品メーカー・シュアラスターの「ゼロフィニッシュ」。”HGSクリーナー”という新配合洗浄成分によって、頑固な汚れにも浸透/汚れを軟化/溶解のトリプル相乗作用で汚れを簡単に除去してくれると評判の商品です。
またゼロフィニッシュは、洗浄性能の高さ以外にも、ガラスコーティングで愛車にツヤを出すことができるという利点もあります。使用方法もスプレーして拭くだけと、性能の高さとお手軽さが両立している点が人気を集めているようでした。
第3位:バリアスコート[ワコーズ]
第3位にランクインしたのは、高品質な潤滑油/メンテナンス製品などでライダーからの支持を集めるWAKO’Sの「バリアスコート」でした。
バリアスコートは、樹脂/塗装/金属などに対して洗浄ができるだけでなく、保護ツヤ出しができる多用途のコーティング剤です。高性能の洗浄剤成分によって、タイヤカス/ピッチ/タールをはじめとする、頑固な油性汚れの強力クリーニングを可能にしました。
また第2位のゼロフィニッシュ同様、水洗い洗車後にスプレーして拭き取るだけのカンタン仕様。なお古川さんによれば、しっかり汚れを落としながらコーティングしたいユーザーに人気ではあるものの、価格面からゼロフィニッシュを選ぶ人が多いようです。
第4位:CR-1 クイッククロス・ボディー[山城]
第4位には、大手バイク用品ブランド山城の「クイッククロス・ボディー」がランクイン。前述の商品とは異なり、スプレー/洗剤タイプではなくシートタイプの洗車グッズです。
CR-1 クイッククロス・ボディー最大の魅力は、なんといってもそのサイズ。メットインスペースにも楽々入れられるコンパクトサイズなので持ち運びしやすく、出先でも使用することができます。
また手に取るユーザーの多くは、「バイクに水をかけたくない」「水を使用してバイクを洗車するスペースがない(水を使用したいけどできない)」とのこと。
ちなみに、今回紹介したボディ用以外にも、シート/ジャケット/ブーツにも使用できるレザー用、ホイール/足まわり用の3種類がラインナップされています。
第5位:NEWエックスマールワンコーティング[プロスタッフ]
そして第5位は、顧客満足度95%と驚異の信頼/実績を誇るカー用品メーカー・プロスタッフの「NEWエックスマールワンコーティング」でした。
第2位と第3位にランクインした製品同様に、NEWエックスマールワンコーティングも汚れ落としと同時にガラスコーティングを仕上げてくれる、万能タイプのマルチコーティングスプレーです。
バイク本体以外にもヘルメット/スマートフォン/カメラなどさまざまなものに使用できるので、ツーリングで写真を撮る機会があるライダーにも魅力的なグッズと言えるでしょう。
売れ筋の洗車アイテム:まとめ
第1位〜第5位を総括し、全体的な傾向を確認したところ、”洗車+コーティング効果を得られる商品”の需要がとても高いことがわかりました。
コーティングを同時に済ませることのできる製品はクルマに施すもの……というイメージを抱いている人も少なくないかもしれませんが、愛車を美しく保ちたいという気持ちはドライバーもライダーも同じ。
また春の花粉/黄砂かつツーリングシーズンは、とくに洗車グッズの需要が高まることが予想されますが、秋口の取材時と大きくラインナップが変わるのか、気になるところです。
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