
ホンダは、軽二輪クラス(126-250cc)のスクーター「フォルツァ(FORZA)」をマイナーチェンジし、2025年モデルとして1月16日に発売すると発表した。新たにフルカラー5インチTFTディスプレイを採用し、Honda RoadSyncに対応するなど装備が充実している。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ホンダ
装備の充実で価格は8万9100万円上昇
フォルツァが約2年ぶりに変更を受け、2025年モデルとして発売される。2022年末に登場したモデルは、新型と同じヘッドライトデザインやメーターパネルの変更のほか、最新排出ガス規制に適合するなど一部仕様の変更を受けたが、2025年モデルはフルカラー5インチTFT液晶メーターを新採用し、これにおもないハンドルのスイッチボックスも変更。スマートフォンと連携するHonda RoadSyncに対応し、音楽再生やナビゲーションなどを利用可能になった。また、別売りヘッドセットで音声入力にも対応している。
シート下のラゲッジボックスには、暗い場所でも荷物を探しやすくするトランクライトを新たに装備した。
新たに採用したフルカラー5インチTFT液晶メーター。ターンバイターンナビゲーションなども表示可能だ。 ※写真は欧州仕様(350)
欧州で発表されたフォルツァ350と同様の変更内容により商品性を高めたことと、前モデルから2年が経過したことによる物価上昇などの影響から、価格は8万9100円上昇して78万1000円になった。
車体カラーはパールジュビリーホワイトとパールシャイニングブラックの2色設定だ。
主要スペックについては従来型から変更なし。フルフェイスヘルメットが2個(形状や大きさによる)入る大容量48Lのシート下ラゲッジボックスや、キーを所持しているだけでイグニッションON/OFFやハンドルロックの施錠/解錠が可能なスマートキー、標準装備のUSB-Cソケット(5V/3A)、急ブレーキ時に後続車へ注意を促すエマージェンシーストップシグナル(ESS)なども従来型から継承している。
HONDA FORZA[2025 model]
HONDA FORZA[2025 model]パールジュビリーホワイト
HONDA FORZA[2025 model]パールジュビリーホワイト
HONDA FORZA[2025 model]パールシャイニングブラック
通称名 | フォルツァ |
車名・型式 | ホンダ・8BK-MF17 |
全長×全幅×全高 | 2145×750×1360mm(スクリーン最上位置は1505mm) |
軸距 | 1510mm |
最低地上高 | 145mm |
シート高 | 780mm |
装備重量 | 186kg |
エンジン型式 | 水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ |
総排気量 | 249cc |
内径×行程 | 67.0×70.7mm |
圧縮比 | 10.2:1 |
最高出力 | 23ps/7750rpm |
最大トルク | 2.4kg-m/6250rpm |
始動方式 | セルフ式 |
変速機 | Vベルト無段変速 |
燃料タンク容量 | 11L |
WMTCモード燃費 | 32.0km/L(クラス2-2、1名乗車時) |
タイヤサイズ前 | 120/70-15 |
タイヤサイズ後 | 140/70-14 |
ブレーキ前 | 油圧式ディスク |
ブレーキ後 | 油圧式ディスク |
乗車定員 | 2名 |
価格 | 78万1000円 |
車体色 | 白、黒 |
発売日 | 2025年1月16日 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(新型軽二輪 [126〜250cc] | 新型スクーター)
ベスパ LX 125 ■空冷4ストローク単気筒SOHC3バルブ 124cc 10.6ps/7250rpm シート高785mm 車重120kg ●価格:46万2000円 ●色:ユーフォリコライラック(新[…]
日本を含むアジア圏で人気のSUVスクーター 水冷4バルブのeSP+エンジンを搭載するアドベンチャー系SUVスクーター「ADV160」シリーズに新色が登場した。新たなカラーラインナップが発表されたのはマ[…]
通勤からツーリングまでマルチに使えるのが軽二輪、だからこそ低価格にもこだわりたい! 日本の道に最適なサイズで、通勤/通学だけでなくツーリングにも使えるのが軽二輪(126~250cc)のいいところ。AT[…]
126~250ccスクーターは16歳から取得可能な“AT限定普通二輪免許”で運転できる 250ccクラス(軽二輪)のスクーターを運転できるのは「AT限定普通二輪免許」もしくは「普通二輪免許」以上だ。 […]
従来は縦2連だったメーターが横2連配置に ヤマハは、2017年に日本で販売開始(欧州では2004年に誕生)したスポーツスクーター「XMAX」の2025年モデルを発表した。 2023年のモデルチェンジで[…]
最新の関連記事(ホンダ [HONDA])
前輪荷重多めでスポーティーなPG-1 ヤマハPG-1の現地向けプロモーションビデオは、往年のスズキ バンバンやドゥカティ スクランブラーシリーズを連想させる、アクティブ&ポップなテイストで構成されてい[…]
グローバル展開では『500cc』のほうが有利になる地域も ホンダ「GB350」シリーズといえば、直近ではクラシカル要素を強化したGB350Cも新登場し、走りのフィーリングまで変えてくるこだわりっぷりが[…]
実車を前にすると違いは一目瞭然 アウトドアテイストの強いCT125ハンターカブが人気だからといって、ここまでキャラクターを寄せてくることないんじゃない? なんて穿った見方で、今回の主役であるPG‐1と[…]
110ccベースの4kW制限モデル=新基準原付、第3の存在か 2025年11月の新排出ガス規制導入によって現行モデルの継続生産が困難になり、新たに110~125ccのモデルをベースとした車両に4kW([…]
ホンダ「モンキー125」(2018) 試乗レビュー この記事ではかわいらしいフォルムと実用性が同居したファンバイク、モンキー125の2018年モデルについて紹介するぞ。50ccのモンキーがディスコンと[…]
人気記事ランキング(全体)
グローバル展開では『500cc』のほうが有利になる地域も ホンダ「GB350」シリーズといえば、直近ではクラシカル要素を強化したGB350Cも新登場し、走りのフィーリングまで変えてくるこだわりっぷりが[…]
カフェだけじゃないバイク乗りのための空間 神奈川県座間市にある「ライダーズベース・リバティ」は、レンタルできる洗車場やピットなどを完備し、バイク用品やバイク本体(!)まで購入できるライダーズカフェだ。[…]
ストリートからワインディングまで、250レプリカをカモれるカフェレーサーを目指す! 1987年にヤマハがリリースしたSDR……それまでヤマハのスポーツバイク系ネーミング記号になかったアルファベットの組[…]
実車を前にすると違いは一目瞭然 アウトドアテイストの強いCT125ハンターカブが人気だからといって、ここまでキャラクターを寄せてくることないんじゃない? なんて穿った見方で、今回の主役であるPG‐1と[…]
X500購入後、即サーキットへ! X500を購入して、初めて乗る場所に選んだのは筑波サーキット。目一杯、駆け抜けた! ストレートでスロットルを全開にし、はばかることなくパラレルツインが限界を迎えるまで[…]
最新の投稿記事(全体)
前輪荷重多めでスポーティーなPG-1 ヤマハPG-1の現地向けプロモーションビデオは、往年のスズキ バンバンやドゥカティ スクランブラーシリーズを連想させる、アクティブ&ポップなテイストで構成されてい[…]
最高のハイバランス600ccマルチ! 今回ご紹介するカワサキGPZ600Rは、1985年6月1日に66万9000円(限定1000台)で発売されました。 1980年代半ばといえば400ccクラスが人気の[…]
2024年モデル概要:ストリート/カフェが廃止 カムシャフトの駆動にベベルギヤを用いた、美しい外観の空冷バーチカルツインエンジンを搭載。360度クランクによる鼓動感や等間隔爆発ならではの整ったエキゾー[…]
白バイがガス欠することはあるの!? 今回は、「白バイが警ら中にもしもガス欠になったら!?」について、お話したいと思います。結論を先に言うと、ガス欠にならないように計画を立てて給油しています。 私も10[…]
車種別専用パーツのラインナップも豊富なキジマ バイクメーカーが開発するニューモデルは、ビギナーからベテランに至る幅広いニーズに応えるべく仕様を決定しているが、それでもすべてのライダーの希望を叶えられる[…]
- 1
- 2