カワサキはインドネシアで、クラス唯一の並列4気筒エンジンを搭載するスポーツバイク「ニンジャZX-25R」シリーズ、および2気筒スポーツ「ニンジャ250」シリーズの2025年モデルを発表した。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
新KRTのほかにはソリッドカラーが揃う!
カワサキモータースインドネシアは、「ニンジャZX-25R」シリーズと「ニンジャ250」シリーズの2025年モデルを発表した。
最新ニンジャZX-10Rなどに通じる新KRT(カワサキレーシングチーム)カラーを採用するのは「Ninja ZX-25RR」および「ニンジャ250 ABS SE」で、「ニンジャZX-25R SE」にはグレー×ブラックのツートーンを採用。各モデルのスタンダード仕様にはソリッドカラーが適用された。
ニンジャZX-25Rシリーズは、日本仕様ではSEのみが販売されているが、インドネシアではフロントフォークのプリロード調整機構を省略したSEに加え、足まわりが強化された上級仕様のニンジャZX-25RR、そしてスタンダード仕様のニンジャZX-25Rという3バージョンが揃う。
価格はスタンダードが1億1090万ルピア(日本円換算約104万9000円・9/3現在)、SEが1億2710万ルピア(約120万2000円)、RRは1億3350万ルピア(約126万2000円)だ。
また、ニンジャ250シリーズはABSも採用するSEが新KRTカラーになり、価格は7990万ルピア(約75万6000円)。スタンダード仕様は6840万ルピア(約64万7000円)となっている。
いずれのモデルも、新KRTカラーは日本仕様の2025年型にも採用する可能性が高そうだが、ビビッドなスタンダードカラーに関しては未知数。新たな情報が入り次第お伝えしたい。
KAWASAKI Ninja ZX-25R / SE ABS / RR[2025 Indonesia model]
車名 | Ninja ZX-25R / Ninja ZX-25R SE ABS / Ninja ZX-25RR |
全長×全幅×全高 | 1980×750×1110mm |
軸距 | 1380mm |
最低地上高 | 125mm |
シート高 | 785mm |
キャスター/トレール | 24.2°/99mm |
装備重量 | 180kg/182kg/183kg |
エンジン型式 | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ |
総排気量 | 249.8cc |
内径×行程 | 50.0×31.8mm |
圧縮比 | 12.5:1 |
最高出力 | 47ps/15500rpm(RRは未発表) |
最大トルク | 2.2kg-m/12500rpm(RRは未発表) |
変速機 | 常時噛合式6段リターン |
燃料タンク容量 | 15L |
タイヤサイズ前 | 110/70ZR17 |
タイヤサイズ後 | 150/60R17 |
ブレーキ前 | φ310mmディスク+4ポットキャリパー |
ブレーキ後 | φ220mmディスク+1ポットキャリパー |
価格 | 1億1090万ルピア/1億2710万ルピア/1億3350万ルピア |
KAWASAKI Ninja 250 / ABS SE[2025 Indonesia model]
主要諸元■全長1990 全幅710 全高1155 軸距1370 シート高795(各mm) 車重166kg■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 249cc 36ps/12500rpm 2.2kg-m/10500rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L■タイヤサイズF=110/70-17 R=140/70-17 ※諸元はインドネシア仕様SE
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(カワサキ [KAWASAKI])
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc 400ccクラスは、普通二輪免許を取ってから間もないビギナーも選ぶことができる排気量帯で、16歳から乗ることができる。 そんな400cc[…]
消えてしまったセロー250の穴をカワサキが埋める?! カワサキの新トレッキングマシン「KLX230 シェルパ」は、2024年11月15日の発表時には11月27日発売とされたが、その後に諸事情で発売日を[…]
連続シリーズ「カワサキ水素大学」の第5弾 「カワサキ水素大学」は、カーボンニュートラル社会の切り札とされる水素エネルギーへの、川崎重工グループとしての取組み方を紹介しつつ学ぶという動画。モデルの、トラ[…]
2025年こそ直4のヘリテイジネイキッドに期待! カワサキの躍進が著しい。2023年にはEVやハイブリッド、そして2024年には待望のW230&メグロS1が市販化。ひと通り大きな峠を超えた。となれば、[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
最新の関連記事(新型スポーツ&ツーリング)
トルク強化のエンジンアップデート+電サス新採用ほか ホンダは新型「NT1100」の国内モデルを2025年1月23日に発売すると発表した。2022年に初登場したNT1100は、CRF1100Lアフリカツ[…]
緑×金、銀×青、黒×黒の3バリエーション スズキは北米で2025年モデルを一挙発表した。全モデルともカラーチェンジであり、「GSX-S1000」「GSX-8S」「GSX250R」「SV650」「GSX[…]
日本でも公開されたNT1100ポリスの北米バージョン! アメリカンホンダは、欧州を中心としたスポーツツーリングマーケットで人気車となっているNT1100を警察仕様として北米初導入することを発表した。 […]
小椋藍選手のファンならずとも注目の1台! MotoGPでは小椋藍選手が来季より移籍(トラックハウスレーシング)することでも注目のアプリリアから、新しいミドルクラスのスポーツモデルが登場した。欧州ではす[…]
カラーオーダープランは標準モデルの223万3000円から+5万5000円の228万8000円 スズキは2025年モデルのハヤブサを発表。3バリエーションある標準カラーを刷新するとともに、従来と同じく全[…]
人気記事ランキング(全体)
4気筒CBRシリーズの末弟として登場か EICMA 2024が盛況のうちに終了し、各メーカーの2025年モデルが出そろったのち、ホンダが「CBR500R FOUR」なる商標を出願していたことが判明した[…]
2025年こそ直4のヘリテイジネイキッドに期待! カワサキの躍進が著しい。2023年にはEVやハイブリッド、そして2024年には待望のW230&メグロS1が市販化。ひと通り大きな峠を超えた。となれば、[…]
一定以上のスピードの車両を自動的に撮影する「オービス」 結論から言うと、基本的にバイクはオービスに撮影されても捕まらない。そもそもオービスはバイクを取り締まるつもりがない。ただし警察にもメンツがあるか[…]
CB750/900Fと並んで進んでいた、ホンダが大攻勢に賭けた初の新エンジン! どのクルマメーカーもお手上げだったマスキー法という排気ガス規制をクリアして、ホンダが世界に認められたCVCCエンジン開発[…]
一度掴んだ税金は離さない! というお役所論理は、もういいでしょう 12月20日に与党(自民党と公明党)が取りまとめた「令和7年度税制改正大綱」の「令和7年度税制改正大綱の基本的な考え」の3ページ目に「[…]
最新の投稿記事(全体)
どんなUber Eats配達員でも必ず持っている装備といえば、スマートフォン。これがなければ、仕事を始めることすらできません。 そんなスマートフォンですが、太陽が強く照っている日に使うと画面が真っ黒に[…]
今シーズンに続き富樫虎太郎選手を起用、新加入は木村隆之介 元MotoGPライダーの中野真矢さんが率いるレーシングチーム「56RACING(56レーシング)」が、2025年のレース活動概要を発表した。 […]
全日本ST1000とASB1000の両カテゴリーを制す! 開幕2連勝を飾り、常にポイントリードし最終戦を待たずにチャンピオンを決めた全日本ST1000クラスに比べ、ARRC ASB1000クラスは、ポ[…]
一度掴んだ税金は離さない! というお役所論理は、もういいでしょう 12月20日に与党(自民党と公明党)が取りまとめた「令和7年度税制改正大綱」の「令和7年度税制改正大綱の基本的な考え」の3ページ目に「[…]
ヤマハの最先端技術の結晶、それがYZF-R1だ 今からちょうど10年前の2014年11月。イタリアはミラノで開催されたEICMAにおいて、7代目となるヤマハのフラッグシップ“YZF-R1”が華々しくデ[…]
- 1
- 2