
SHOEIは、街乗りからツーリングまで使えるオールマイティなフルフェイスヘルメット『Z-8』に、新たなグラフィックモデル『Z-8 BEAUT(ゼットエイト・ビュート)』を発売する。販売開始時期は、2024年8月予定となっている。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:SHOEI
軽量スタンダードのフルフェイスにアグレッシブな新グラフィック
Z-8 BEAUTは、昨今のSHOEIが得意としている左右非対称のグラフィックをより大胆に表現している。ヘルメット左側面は模様のないソリッドカラー、右側面には緻密に描き込まれたツートーンのグラフィックが全面に広がっている。シンプルと緻密をアグレッシブに融合させた意欲的なグラフィックモデルとなっている。
カラーバリエーションは3種類あり、赤×黒と黄×白のカラーパターンでは黒を巧みにグラフィックのサブカラーとして使うことで、左右のルックスを大きく異なるものとしている。人間の両面性を表現したようなグラフィックは、野性を内に秘めるライダーを表すアーティスティックな仕上がりだ。
Z-8はSHOEIフルフェイスヘルメットのスタンダードともいうべきモデルで、街乗りからツーリング、サーキット走行会まで幅広く使えるオールマイティさが特徴だ。それでいて軽量な点も特徴で、長時間におよぶ着用でも疲労しにくい。また、空力特性に優れる帽体形状により、高速道路での長距離走行でも身体にかかる負担が少ない。この特性は、同時に静粛性向上にも貢献している。疲れにくさは安全運転に直結する、大事な性能だ。
ベンチレーションのインテークは2穴タイプのスクープ形状を採用。左右のアッパーエアインテークが、ヘルメット内部の熱気や湿気を効率的に排出するため、過酷な猛暑での着用時の不快感を大幅に軽減する。
汗をかきやすい部分には吸湿速乾性生地、ヘルメット着脱時に肌に触れる部分には起毛生地を使い、快適な被り心地を実現した内装システムはもちろん着脱可能で、気軽に洗濯できるから衛生面にも抜かりはない。万が一の事態に第三者が簡単にヘルメットを外せる『E.Q.R.S.』も備え、快適性と安全性を高次元で両立している。
モダンなデザインながら旧車にも似合うデザインだから、複数台所有している人もコーディネートを気にせずさっと被れるフルフェイスヘルメットだ。
SHOEI Z-8 BEAUT
●価格:7万1500円 ●サイズ:XS(53cm)、S(55cm)、M(57cm)、L(59cm)、XL(61cm)、XXL(63cm) ●色:赤×白(TC-1)、黄×白(TC-3)、つや消し灰×つや消し黒(TC-6) ●規格:JIS ●構造:AIM+(Advanced Integrated Matrix Plus Multi-FIber) ●付属品:布袋、ブレスガード、チンカーテン、シリコンオイル、防曇シート、防曇シート用ピン、SHOEIロゴステッカー ●2024年8月発売予定
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