
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:SHOEI
GT-Air 3にマルク・マルケスモデルが登場
『MM93コレクション』は、MotoGPライダーのマルク・マルケス選手とコラボレーションしたシリーズ。そのひとつとして、このほどGT-Air 3「MM93コレクショングリップ」が新たにラインナップされた。
今回のグラフィックは、シルバーを基調としたシンプルなカラーながら、随所に施されたグレーのデジタルパターンに加え、鮮やかなレッドのラインがアクセントを与えている。落ち着いたトーンを感じさせながらも、非常に目を引くデザインとなっている。
GT-Air3はツーリング向けの特性を持ったフルフェイスヘルメットだ。空力性能に優れる帽体形状は乗車中のライダーの頭部を安定させるだけでなく、風切り音をおさえられるため、静粛性が高くなっており、とくに高速道路を長距離走行する際の疲労を軽減してくれる。
シールドはグローブ装着時でもスムーズな開閉動作が可能なセンターロック式を採用。防曇効果の高い『ピンロックシールド』を標準装備しており、雨天や冷間時でも良好な視界を確保できるようになっている。また真夏の酷暑でもフレッシュエアを豊富に取り込める、シールド微開ポジション機能も備えていることもポイントだ。
加えて、格納式バイザー『QSV-2サンバイザー』を内蔵していることも利便性を高めている。これは、欧州サングラス規格に匹敵する優れた光学性能を持っており、歪みのない視界と有害な紫外線をカットし、朝夕の逆光時などに目を保護してくれる。
着脱可能な内装は、吸湿速乾性生地と起毛生地を使い分けて配置することで、快適性を確保。あご下からの走行風の巻き込みを防ぐチンカーテンは、従来モデルよりも面積を拡大してさらなる性能アップが図られている。
また、ベンチレーションシステムも進化しており、従来モデルと比較すると流入量は1.2倍、排出量は1.8倍に向上。チンストラップ(あご紐)は、素早くロック&解除できる新マイクロラチェット式を採用。緊急用ヘルメット取り外しシステム『E.Q.R.S.』も採用しており、万が一の迅速な救命活動に備えられている。
そしてもうひとつ、GT-Air3の大きな特徴は、コミュニケーションツール(インカム)を内蔵できる『SHOEI COMLINK』が採用されていることだ。対応するインカムはセナ製SRL3、サインハウス製B+COM SX1の2機種のみだが、インカム本体の張り出しを最小限に抑えられるため、一見しただけではインカムを装着していることがわからないほど。脱落防止と、走行中の静粛性向上にも貢献している。
プレミアムヘルメットの名にふさわしい性能を持ったヘルメットだ。
GT-Air 3 MM93コレクショングリップ詳細
【SHOEI GT-Air3 MM93 COLLECTION GRIP】●価格:8万4700円 ●サイズ:S(55cm)、M(57cm)、L(59cm)、XL(61cm)、XXL(63cm) ●色:赤×銀(TC-1) ●規格:JIS ●構造:AIM+(Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber) ●付属品:布袋、ブレスガードK、チンカーテンR、シリコンオイル、サービスツール、防曇シート、防曇シート用ピン、SHOEIロゴステッカー ●2024年8月発売予定
オプション&リペアパーツ
- CNS-1Cシールド:クリア、メロースモーク、ダークスモーク:各7150円
- CNS-1Cメロースモークミラーシールド:ブルー:1万4300円
- CNS-1Cソフトスモークミラーシールド:シルバー:1万4300円
- CNS-1Cスモークミラーシールド:ファイアーオレンジ:1万4300円
- QSV-2サンバイザー:スモーク:5500円
- SHOEI DRYLENS 301:クリア:3850円
- CNS-1シールドベースセット3:1980円
- Q.R.S.A.スクリューセット:990円
- 防曇シート用ピン:クリア:330円
- GT-Air3アッパーエアインテーク:各色:2860円
- GT-Air3トップエアアウトレット:各色:2310円
- GT-Air3デフロスターフィルター:1100円
- TYPE-Qセンターパッド:各サイズ:7150円
- TYPE-Rチークパッド:各サイズ:7700円
- GT-Air3内装セット:各サイズ:1万5400円
- GT-Air3チンストラップカバー:1650円
- イヤーパッドC:1100円
- TYPE-P調整用パッドトップ:ハード:550円
- ブレスガードK:1760円※標準装備品
- ブレスガードF:1760円
- チンカーテンR:1870円
- バッテリースペースカバー2:660円
- インターコムベースカバー2:1210円
- マイクロラチェットゴムカバー3:275円
- No.13チークステッカー:880円
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(SHOEI)
2年ぶりに新登場した白黒反転グラフィックはクリアとマットの2バリエーションが揃う 『Z-8 IDEOGRAPH』は、ヘルメット左側面に大きく描かれた「X」の文字と、フェイスガード右側面のちょっぴりポッ[…]
ファーストガンダムのアナザーストーリーをSHOEIプレミアムヘルメットで体感せよ! 『Z-8 機動戦士ガンダム THE ORIGIN』シリーズは、地球連邦軍とジオン軍のモビルスーツを模した全6種が期間[…]
ボーカロイドの世界を切り拓いた初音ミクと一緒にバイクを走らせよう 『Z-8 初音ミク』はその名のとおり、初音ミクとのコラボレーションモデルで、彼女の髪の色であるエメラルドグリーンとブルーをベースカラー[…]
海を感じさせる夏にぴったりなブルーが加わり、ソリッドカラーは全7色展開になった 新色として追加されるマットラグナブルーは、深い海をイメージさせる青で、艶を抑えたマットカラーがその印象をさらに強調する色[…]
古代中国絵画風の虎をあしらった荘厳なグラフィックモデルが登場 「FEARLESS(フェアレス)」とは、恐れ知らず、勇敢、大胆といった意味の英語だ。このモデルにあしらわれるのは、古代中国絵画風に描かれた[…]
最新の関連記事(ヘルメット)
高品質な『ラメ感』を演出する特殊塗装を用いたデラックス仕様 『CLASSIC AIR』は、フェイスガードを持たないオープンフェイスヘルメットで、帽体部にベンチレーションホールやスポイラーをいっさい装備[…]
イギリスやヨーロッパのレースファンが待望するIOMTT 2025年モデルが登場 アライヘルメットはマン島TT(IOMTT)を40年にわたってスポンサードしており、ライダーの安全を守り続けてきた。そのた[…]
小椋藍選手のレプリカグラフィックがオープンフェイス『VZ-RAM』に登場 小椋藍選手は昨年のMoto2でチャンピオンを獲得し、今季よりトラックハウスMotoGPチーム(アプリリア)と契約、MotoGP[…]
兎にも角にも“ヤマハ純正”のデザインがポイント!! フルフェイスヘルメット「Z-8 YAMAHA RACING」最大の特徴は、なによりヤマハが手がけた正真正銘の“ヤマハオリジナル”なカラー&グラフィッ[…]
Amazon1位のスマートモニターの進化版が登場! ベーシックモデルは驚異の低価格 大事なiPhoneやAndoroid端末が振動や落下などで壊れずに済むようになるスマートディスプレイは最近でも一番話[…]
人気記事ランキング(全体)
カワサキ500SSマッハⅢに並ぶほどの動力性能 「ナナハンキラー」なる言葉を耳にしたことがありますか? 若い世代では「なんだそれ?」となるかもしれません。 1980年登場のヤマハRZ250/RZ350[…]
マーヴェリック号の燃料タンク右側ステッカー エンタープライズに配属された部隊 赤いツチブタは、「アードバークス」の異名を誇る米海軍「第114戦闘飛行隊(VF-114)」のパッチ。1980年代には第1作[…]
※この記事は別冊モーターサイクリスト2010年11月号の特集「YAMAHA RZ250伝説」の一部を再構成したものです。 ヤマハ RZ250のエンジン「2ストロークスポーツの純粋なピーキー特性」 ヤマ[…]
カラーバリエーションがすべて変更 2021年モデルの発売は、2020年10月1日。同年9月にはニンジャZX-25Rが登場しており、250クラスは2気筒のニンジャ250から4気筒へと移り変わりつつあった[…]
公道モデルにも持ち込まれた「ホンダとヤマハの争い」 1980年代中頃、ホンダNS250Rはヒットしたが、ヤマハTZRの人気は爆発的で、SPレースがTZRのワンメイク状態になるほどだった。 しかしホンダ[…]
最新の投稿記事(全体)
5/12発売:ヤマハ「シグナス グリファス」37万4000円 水冷ブルーコアエンジンを搭載したヤマハの原付二種スクーターで、水冷124ccのブルーコアエンジンにより、スポーティかつ俊敏な走りが特長だ。[…]
イベント概要:カワサキコーヒーブレイクミーティング(KCBM)とは? 株式会社カワサキモータースジャパンが長年続けているファン参加型イベント『カワサキコーヒーブレイクミーティング(KCBM)』。今年の[…]
見る者で印象が違う? 絶妙なカタチとストーリー プレス向けの事前撮影会場に訪れたヤングマシンの取材スタッフ。興奮しながら、眩しいライトに照らされて佇むCB1000Fコンセプトの実車を目にした。しかし、[…]
コロナ禍を経て戦線復帰 愛らしいスタイリングとスポーティーな走りで人気のレジャーバイク「モンキー125」は、2022年7月より一時受注を停止していた。というのも当時、コロナ禍によるロックダウンや世界的[…]
カワサキW800(2017) 試乗レビュー この鼓動感は唯一無二。バイクの原点がここに 1999年2月に発売されたW650は2009年モデルを最後に生産を終了。その2年後の2011年、ほぼ姿を変えずに[…]
- 1
- 2