スポーツ仕様の攻めるアメリカンだ!【インディアンスポーツチーフ】試乗ショートインプレ

2023/07/18 11:03
ヤングマシン編集部

’23年4月、神奈川県の大磯ロングビーチにて日本自動車輸入組合(JAIA/ジャイア)による『輸入二輪車試乗会・展示会』が開催され、世界の輸入車が大集結! 各社の注目モデルを一気乗りしてショートインプレッションをお届けする。テスターは体当たり系フリーライターの谷田貝洋暁だ。本記事では、インディアンのスポーツチーフを取り上げる。

●文:谷田貝洋暁 ●写真:真弓悟史

1 インディアンスポーツチーフ試乗ショートインプレ

インディアンスポーツチーフ試乗ショートインプレ

ゆったりと高速道路を流すのが似合いそうなスタイリングだが、インディアンのマシンは押し並べて元気なマシンが多い。このスポーツチーフは、そんなインディアンの中でも特別にスポーツ性が高められたモデルだ。

リヤをリフトアップしてフロント荷重を増しながらバンク角を稼ぎ、フロントブレーキにはダブルディスクを採用。エンジンの走行モードを「スポーツ」に切り替えれば、インディアンらしい強烈な加速がこれでもかと味わえるようになっている。

同じアメリカ製のバイクでも、走りに強い個性を求めるユーザーに愛されているのがインディアンなのだ。

インディアンスポーツチーフ — **【INDIAN Sport Chief】**■全長2301 全幅842 全高1270 軸距1640 シート高686(各mm) 車重311kg(装備) ■空冷4ストV型2気筒OHV2バルブ 1890cc 16.5kg-m/3200rpm 変速機6段リターン燃料タンク容量15.1L ブレーキF=Wディスク R=ディスクタイヤサイズF=130/60-19 R=180/65-16 ●色:黒赤灰青 ●価格:328万円～

空冷OHVエンジンの鼓動感がとにかく強烈。クラシカルな見た目だがライドバイワイヤを備え、走行モードも「スポーツ」「スタンダード」「ツアー」で切り替えられる。

FOX製ショックの採用に加え、スタンダード比で1インチストロークをアップしてテールをリフトアップ。これによりキャスター角を立て、フロント荷重を稼いでいる。

ラジアルマウントのダブルディスク／クォーターカウル／一文字ハンドルなど、クラブスタイルを意識したスポーティな装備がスポーツチーフたるゆえん。

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ヤングマシン編集部

1972年に創刊された日本の老舗モーターサイクルマガジンの一誌。常にその時代の熱いバイク達を追い続け、最新モデル＆アイテムの実証テストに定評がある。また、代名詞となる新車スクープはRG400/500Γ時代（1984年3月号掲載）から30年以上続いている名物企画で、業界内の生情報を独自追跡したものが主となっている。メイン読者層は50代とそのジュニア世代となる20代。ブランドタイトルの“ヤング”という単語はさすがに時代錯誤とはなったが、信条はバイク乗りの多くが持ち合わせている“ヤング・アット・ハート”だ。
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