ホンダは、1958年に発売されたスーパーカブC100のイメージを現代にスタイリッシュに蘇らせた「スーパーカブC125」に新色を設定し、2023年モデルとして2月16日に発売する。2021年春に海外で発表され、導入が待ち望まれていたマットグレーがついに本邦初登場。さらにパールグレーが復活し、レッドは継続販売となる。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ホンダ
シートは赤の「マットアクシスグレーメタリック」だ!
スーパーカブC125が最新エンジンに切り替わったのは、タイで2021年3月に発表されたのが最初。この時に追加されたニューカラーのマットグレーは日本でも注目を集め、導入が心待ちにされてきた。一部には並行輸入でこのカラーリングを手にしたユーザーもいたほどだ。
待望の日本導入となったわけだが、正式な色名はマットアクシスグレーメタリックで、ボディ主要パーツだけでなくホイールやエンジン、マフラーカバー、サスペンション、テールランプカバーなどに至るまでトーンの異なるマットグレーで塗り分けられている。これにアクセントカラーとなる鮮やかなレッドのシート、ウイングマーク、車名ロゴが鮮烈な印象を残す。
旧エンジン時代にラインナップされていたパールカデットグレーが復活したのも2023年モデルのトピックだ。やや青みがかった上品なグレーで、シートもトーンの異なるグレーで構成されている。また、パールネビュラレッドは継続されることに。
スーパーカブC125は、1958年に発売された初代スーパーカブC100の誕生60周年を記念して2018年に初登場。切削仕上げの美しい専用キャストホイールにチューブレスタイヤを履き、フロントには油圧式ディスクブレーキを装備。スマートキーによるアンサーバックで自車位置を知らせる機能も装備する。
2021年9月には、グロムなどが先行採用していたロングストローク型の新エンジンに切り替わり、スーパーカブC125の4速トランスミッションの同エンジンはダックス125にも展開された。
スーパーカブC125の2023年モデルは価格据え置きの44万円で2月16日発売。
HONDA SUPER CUB C125[2023 model]
車名 | スーパーカブC125 |
型式 | ホンダ・8BJ-JA58 |
全長×全幅×全高 | 1915×720×1000mm |
軸距 | 1245mm |
最低地上高 | 125mm |
シート高 | 780mm |
キャスター/トレール | 26°30′/71mm |
装備重量 | 110kg |
エンジン型式 | 空冷4ストローク単4気筒SOHC2バルブ |
総排気量 | 123cc |
内径×行程 | 50.0×63.1mm |
圧縮比 | 10.0:1 |
最高出力 | 9.8ps/7500rpm |
最大トルク | 1.0kg-m/6250rpm |
変速機 | 常時噛合式4段リターン(停止時のみロータリー式として作動) |
燃料タンク容量 | 3.1L |
WMTCモード燃費 | 68.8km/L(クラス1、1名乗車時) |
タイヤサイズ前 | 70/90-17 |
タイヤサイズ後 | 80/90-17 |
ブレーキ前 | 油圧式ディスク(ABS) |
ブレーキ後 | 機械式リーディング・トレーリング(ドラム) |
乗車定員 | 2名 |
価格 | 44万円 |
発売日 | 2023年2月16日 |
スーパーカブC125のディテール ギャラリー
※以下の写真は輸出仕様
おまけ:スーパーカブC100[1958 model]
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