ヤマハは、124ccブルーコアエンジンを搭載する原付二種スクーター「NMAX ABS」のカラーリングを変更し、2022年9月30日に発売すると発表した。3色ともニューカラーで、マットダークグリーンはTMAX560も採用する深い緑味のかかったグレーが特徴だ。
●外部リンク:ヤマハ発動機
スマートフォンアプリと連動、トラクションコントロールシステムも装備
ヤマハは、2021年にフルモデルチェンジした原付二種スクーター「NMAX ABS」のカラーリングを変更し、2022年9月30日に発売する。昨年のモデルチェンジでは、アップデートされたブルーコアエンジンを新フレームに搭載し、トラクションコントロールシステムやアイドリングストップシステム、スマートモータージェネレーターなどを採用したほか、スマートフォン用の専用アプリにも対応するようになった(当時ヤマハ国内モデルで初採用)。
専用アプリの「YAMAHA Motorcycle Connect(略:Y-Connect)」は、バイクとペアリングのペアリングによって以下の機能を拡充することが可能。
1)電話やメールの着信、スマートフォンの電池残量など、車両側のメーター表示項目の追加
2)スマートフォン画面でのエンジン回転数表示
3)オイル・バッテリーのメンテナンス推奨時期のお知らせ
4)燃費など運転状況把握
5)車両の最終駐車位置確認
燃費やメンテナンスインターバルの管理だけでなく、スマートフォンをタコメーターとして機能させたり、最終駐車位置を確認できる。
また、ブルーコア(BLUE CORE)エンジンは軽量鍛造ピストンやVVA(可変バルブ/6000rpmで吸気側のリフト量が切り替わる)、放熱性に優れるDiASil シリンダー、ロス低減を図るオフセットシリンダーなどを引き続き採用しつつ、吸排気系の仕様やFIセッティングの変更で、リニアで扱いやすい出力特性とパワー感を持ったまま最新の排出ガス規制に適合している。
「Smart Motor Generator system(スマートモータージェネレーターシステム)」は、エンジン始動用のモーターとジェネレーターの機能を一体化したもので、走行時はジェネレーターとして働き、エンジン始動/再始動時にはモーターとして働く。これにより、部品点数を減らしてシンプル化するとともに、スタータークラッチを介さず直接クランクシャフトを回転させることで、エンジン始動時の「キュルキュル」音をなくしている。また、アイドリングストップシステムも搭載している。
新色は3色あり、このうちマットダークグリーンはMAXシリーズ最高峰のTMAX560も採用する、ダークトーンに緑味を与えたグレーに、ゴールドホイールを組み合わせているのが特徴だ。ホワイトはブラックホイールを組み合わせてスポーティさを強調、マットダークグレーは昨年モデルからグラブバーをマットブラックに変更されている。
うれしいのは価格が36万8500円で据え置きされていることだろう。生産国はインドネシアながら、昨今の円安を考えれば英断といえるかもしれない。
YAMAHA NMAX ABS[2022 model]
主要諸元■全長1935 全幅740 全高1160 軸距1340 シート高765(各mm) 車重131kg(装備)■水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 124cc 12ps/8000rpm 1.1kg-m/6000rpm Vベルト無段変速 燃料タンク容量7.1L WMTCモード燃費46.9km/L■タイヤサイズF=110/70-13 R=130/70-13 ●価格:36万8500円 ●色:艶消し暗緑、白、艶消し暗灰 ●発売日:2022年9月30日
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