
ヤマハは、水冷155ccの『ブルーコア』エンジンを搭載したスクーター「NMAX155 ABS」をモデルチェンジし、2022年モデルとして5月25日に発売する。可変バルブ機構VVAやスマートモータージェネレーター、トラクションコントロールシステムなどを採用し、フレームやホイールは新設計だ。
●外部リンク:ヤマハ発動機
着信通知や燃費管理が可能なスマートフォン専用アプリ対応!
ヤマハは、新しい“ブルーコア”エンジンや新フレームに加え、スマートフォンと専用アプリで接続可能な新型スクーター「NMAX155 ABS」を2022年5月25日に発売すると発表した。昨年6月に発売されたNMAX(125)と同様のモデルチェンジを受け、従来型から車体およびデザインも一新された。
エンジンは新作シリンダーヘッド、軽量鍛造ピストン、大容量エアクリーナーボックスを採用し、VVA(可変バルブ機構)と相まって全域でのトルクアップとリニアなレスポンスを実現している。また、静かなエンジン始動を可能としたSMG(スマートモータージェネレーター)を搭載し、アイドリングストップ→再始動でのストレスを低減している。
フレームは新設計となり、前後サスペンションを最適化。前後ホイールも新設計となり、従来比ではフロント約17%、リヤ約12%の軽量化を達成したことでバネ下の軽快さを手に入れた。
また、125と同様にトラクションコントロールシステムを採用したほか、アプリ「Yamaha Motorcycle Connect(Y-Connect)」でスマートフォンと接続することによって、車両状況の詳細を確認可能になった。このアプリでは下記の機能が利用できる。
A:スロットル開度、エンジン回転数、加速度、エコ運転状況を表示。
B:エンジンオイルの交換タイミング、バッテリーコンディションを表示。
C:燃費などのライディングをデータ管理。
D:車両からの問題や故障などの情報を指定されたメールアドレスに自動で送信。
E:最終駐車位置を表示。(※スマートフォンと接続されていない状態で車両が移動された場合、位置情報は更新されません。)
また、このアプリによってスマートフォンと車両のメーターが連携でき、SNS通知、通話着信など、多彩な情報をメーターにアイコン表示できる。また、メーター内の時計の自動調整機能も備えているのも嬉しい。
利便性を高める機能としては、スマートキーや12VのDC電源ソケット、容量約23Lのシート下トランク、左右のフロントトランクなどを採用。燃料タンク容量は7.1Lで、WMTCモード燃費44.6km/Lと掛け合わせた航続距離は300kmを超える。シート高は従来と変わらず、全長とホイールベースはわずかにコンパクトになった。車重は+3kgの131kgだ。
価格は従来型から2万2000円アップの40万7000円で、マットグレーは2022年5月25日、他の2色は7月25日に発売される。
YAMAHA NMAX155 ABS[2022 model]
主要諸元 ■全長1935 全幅740 全高1160 軸距1340 シート高765(各mm) 車重131kg ■水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 155cc 15ps/8000rpm 1.4kg-m/6500pm Vベルト無段変速 燃料タンク容量7.1L■タイヤサイズF=110/70-13 R=130/70-13 ●価格:40万7000円 ●色&発売日:艶消し灰=2022年5月25日/艶消し暗緑、艶消し暗灰=2022年7月25日
※本記事は”ヤングマシン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。
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