
SHOEIは、このたび茨城向上敷地内に新しく低温降雨風洞施設(低温風洞)が完成したと発表した。高速走行を再現できる風洞施設に続くもので、気温マイナス5℃までの低温環境や降雨を再現できる設備を備え、特にツーリングモデルの進化に貢献しそうだ。
●外部リンク:SHOEI
72km/h、マイナス5℃、降雨の走行状況でテスト可能!
SHOEIは茨城工場敷地内に低温降雨風洞施設(低温風洞)が完成したと発表。同じ工場敷地内には、200km/h以上の高速走行も再現できる風洞施設があり、今までもX-FourteenをはじめとするSHOEIのヘルメット開発に貢献してきた。
新しい低温風洞は、最大72km/h相当(風速20m)の走行状態を再現する大型ファンに加え、気温は約マイナス5℃までの低温環境を検証可能。さらに、雨量の調整が可能な降雨設備も備え、ツーリングでの厳しい走行環境を再現してテストすることができる。
走行時に首元を冷たい空気がどう流れるのか、またシールドの曇りにくさや雨粒の流れやすさ、ベンチレーションは……といったことがテストできそうに思えるが、その研究開発の成果は遠くない将来に製品となって現れることだろう。低温風洞の稼働は2021年度より、とされている。
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