SHOEIは、高性能システムヘルメット『NEOTEC II』に、新たなグラフィックモデルとなる『JAUNT』を発売する。マットなモノクロームにまとめたメインカラーのほか、赤とピンクをアクセントとした全3色をラインナップする。発売は2021年12月で受注限定販売モデルとなる。
●文:山下剛
システムヘルメットの在り様を変える、大胆で斬新なニューグラフィックモデル
『NEOTEC II JAUNT(ネオテックツー ジョーント)』は、大きくあしらったSHOEIロゴを背景として、さらにキャンバス地のウェザリング(汚し塗装)を施したグラフィックを特徴とするモデルだ。全3色となるすべてをマットカラーとして、黒、赤、ピンクのバリエーションを揃えている。
ツーリングに最適なシステムヘルメットだが、コンビニなどに入店する際でもフェイスカバーを開くことでヘルメットを着用したままでいられる利便性は、買い物や通勤・通学といった市街地走行でも非常に有効だ。ツアラー向けと思われがちなシステムヘルメットだが、このグラフィックはネオクラシック系やカフェレーサー、ストリートファイター、カスタムマシンにも似合うものに仕上がった。このニューグラフィックは、システムヘルメットの在り様に一石を投じる斬新なものとなった。
なお、JAUNTは受注限定販売モデルとなっている。興味を持った人は、販売店へ早めに問い合わせることをお勧めする。
『NEOTEC II』の大きな特徴は、前述したようにシールドごとフェイスカバーを開閉できることで、金属パーツを使用した360度ピボットロッキングシステムによって、着実な開閉を実現。さらにロック機構を2段階とすることで、より強固にフェイスカバーを保持し、全開時での荷物の積み下ろしなどの際にも、フェイスカバーが不意に下がる現象を抑制している。
空力性能を最大限まで発揮するよう設計された帽体。気密性が高く静粛性に優れる専用設計のCNC-3シールドには、低気温時におけるシールドの曇りを防ぐピンロックシールドを標準装備する。ヘルメット内部の熱気や湿気を排出する、高効率のベンチレーションシステム。SENA社との共同開発による『SLR/SLR2』取付機構。ヘルメットを確実に着用できるマイクロラチェット式チンストラップ。逆光時でも良好な視界を保つ内蔵サンバイザー。NEOTECⅡは、プレミアムヘルメットメーカー・SHOEIが持つ発想と技術を惜しみなく投入した高機能ヘルメットだ。
SHOEI NEOTEC II JAUNT
【NEOTEC II JAUNT】●価格:7万7000円 ●サイズ:S(55cm)、M(57cm)、L(59cm)、XL(61cm)、XXL(63cm) ●色:赤×黒、黒×灰、ピンク×灰 ●規格:JIS ●構造:AIM+(Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber) ●付属品:布袋、ブレスガード、シリコンオイル、サービスツール、CWR-1 PINLOCK EVO lens ●発売時期:2021年12月(受注限定販売)
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
フリップアップ式にインナーバイザー装備、インカムもビルトイン可能 2019年に第2世代となったSHOEIのシステムヘルメット「ネオテックII」は、同社のシンクロテック、マルチテック、ネオテック(初代)[…]
プレミアムツーリングフルフェイスに追加された5色のグラフィックモデル 『GT-Air II APERTURE』は、色や太さが異なる直線を組み合わせたグラフィックで、色使いの3色程度に抑えることによって[…]
インナーバイザー装備で、チンガードを跳ね上げればジェットタイプの利便性も 2019年に6年振りとなる大進化を遂げ“II”となったシステムヘルメット「ネオテックII(NEOTEC II)」は、SHOEI[…]
ロゴデザインもクラシカル! SHOEIは「SHOEI VINTAGE ゴーグル」を2021年8月に発売する。レトロスタイルのSHOEIロゴとブロックパターンを使用し、シンプルに仕上げたゴーグルだ。オフ[…]
2021年6月18日~20日にドイツ・ザクセンリンクで開催されるMotoGP第8戦ドイツGPにおいて、レプソルホンダチームのマルク・マルケス選手はスペシャルカラーのヘルメットを使用する。1970~19[…]
最新の記事
- カワサキ「Z900RS」歴代カラー大図鑑【火の玉編・2018年モデル】
- 【150台限定】カワサキ「Z900RS SE」の50周年記念モデルが登場! 1975年のカワサキドイツ設立を記念した特別仕様
- スズキ「ハヤブサ」2025年モデルが北米に登場! 日本仕様とちょっと違うカラーバリエーション展開
- 【SCOOP!】ホンダ新原付の名称が判明?! 「カブ ライト」「ディオ ライト」と「プロ ライト」って何?
- 「メッチャうれしい」「胸熱だねぇ」RACERS(レーサーズ)最初期タイトル10冊が再販決定!
- 1
- 2