今年の新作ヘルメットを解説

’21最新ヘルメットカタログ〈フルフェイス|SHOEI編〉Z-8試用インプレetc.

’21最新ヘルメットカタログ〈フルフェイス|SHOEI編〉

●まとめ:沼尾宏明 ●文:沼尾宏明 ●取材協力:SHOEI

軽量コンパクトなフルフェイスとして知られるZ-7がリニューアルし、「Z-8」に進化した。’14年発売のZ-7から実に7年ぶりの刷新で、全面的に性能と使い勝手を向上。最上級のXフォーティーンで培ったエアロダイナミズムを筆頭に、ベンチレーション効果/静けさ/デザインなど全面的に魅力が増している。

【SHOEI Z-8】フル着脱内装 曇り止め機能標準装備 ●規格:JIS SG ●サイズ:XS S M L XL XXL ●色:単色7色 グラフィック8色 ●価格:単色5万6100円 グラフィック6万6000円 ●発売時期:DEDICATED2は6月 ※写真のカラーリングはマットブラック

まず帽体については、従来のAIM構造からXフォーティーンと同様のより軽量&高剛性なAIM+に変更された。Z-8の平均重量はLで1415g(SHOEI発表値)で、実物を手にしても軽い印象を受ける。

さらに、空力と静粛性を徹底して磨いた。走行時の浮き上がりは3%減、前方から押し付けられる力は5.5%減。新設計シールドには風切り音を抑えるボーテックスジェネレーターを導入した。ロックが左側からセンターに変更され、全閉時の密着性が向上したほか、ボリュームを増した頬パッドが風の侵入を抑え、静穏性に貢献する。

被ってみると、実に軽やか。普段SHOEIでLサイズを被る筆者がLを試したところ、特に後頭部のサポート感が厚く、まさに頭に吸い付くような感覚だ。走行すると30km/h程度から額に風を感じる。額の吸入孔は従来の1穴→2穴とし、リヤの排気ダクトも大型化。シャッターの操作が固いのがやや気になるが、換気性能は抜群だ。何より驚いたのは静けさ。100km/hでは平和そのもので、ゴーッという風切り音がほぼなく、チンガードを着用すれば巻き込み風も皆無。確認で首を向けても振られることなく、見事に安定している。この静穏性と空力性能は、現行製品でトップレベルと言っていい。

単色では従来型比で6600円高となるが、その価値は十分あるだろう。約1万円高となるXフォーティーンも候補に入ってくるが、公道がメインの人はZ-8を選んでソンはないハズだ。

【換気性能は先代より大幅に向上】上記は100km/h相当の風を約1分送風した時点での内部温度降下を現したグラフで、Z-8は前作のZ-7より素早く全体が涼しくなっている。額と左右の吸気孔は3段階調整式で、リヤダクトは常時開放式。

カラーバリエーション

フルフェイスヘルメット|SHOEI Z-8
フルフェイスヘルメット|SHOEI Z-8
フルフェイスヘルメット|SHOEI Z-8

[左から]ルミナスホワイト/パサルトグレー/ブラック [写真タップで拡大]

フルフェイスヘルメット|SHOEI Z-8
フルフェイスヘルメット|SHOEI Z-8
フルフェイスヘルメット|SHOEI Z-8

[左から]マットブルーメタリック/マットディープグレー/マットブラック [写真タップで拡大]

フルフェイスヘルメット|SHOEI Z-8
フルフェイスヘルメット|SHOEI Z-8
フルフェイスヘルメット|SHOEI Z-8

[左から]ワインレッド/デディケーテッド2/ミューラル [写真タップで拡大]

フルフェイスヘルメット|SHOEI Z-8
フルフェイスヘルメット|SHOEI Z-8
フルフェイスヘルメット|SHOEI Z-8

[左から]プロローグTC-1/TC-4/TC-5 [写真タップで拡大]

フルフェイスヘルメット|SHOEI Z-8
フルフェイスヘルメット|SHOEI Z-8
フルフェイスヘルメット|SHOEI Z-8

[左から] プロローグTC-8/TC-10/TC-11 [写真タップで拡大]

Xフォーティーン:狙うは勝利。最高峰のレーシング仕様

同社の最高峰モデルで、200km/h超を想定したエアロスポイラーを他社に先駆けて搭載。額/口元とも上下2段のエアインテークを備え、頬にも風を導入する。内装は前傾度合いに応じて被りの角度を調整可能だ。

【SHOEI X-FOURTEEN】フル着脱内装 曇り止め機能標準装備 ●規格:スネル JIS MFJ ●サイズ:XS S M L XL XXL ●色:単色5色 グラフィック16色 ●価格:単色6万6000円 グラフィック8万300円~8万3600円

GTエア2:バイザーほか旅機能満載の豪華ツアラー

シャープなエアロ帽体に大型のトップベンチレーション、歪みの少ないロングタイプの内蔵サンバイザーを組み合わせたツーリングモデル。専用設計のセナ製インカム(別売)もビルトインできる。

【SHOEI GT-Air II】フル着脱内装 曇り止め機能/防眩バイザー/ラチェット式バックル標準装備 ●規格:JIS ●サイズ:XS S M L XL XXL ●色:単色6色 グラフィック20色 ●価格:単色5万6100円 グラフィック6万4900円

グラムスター:このレトロっぷりで実は高機能

丸いフォルムとシンプルさを追求したネオクラモデル。一方で帽体は軽量コンパクトな最新型で、額に開閉式ダクト、チンガードに開放式の吸気スリットを備える。走行風が帽体内を通り、内部は快適だ。

【SHOEI GLAMSTER】フル着脱内装 曇り止め機能標準装備 ●規格:JIS ●サイズ:S M L XL XXL ●色:単色5色 グラフィック3色 ●価格:単色4万7300円 グラフィック5万6100円

EXゼロ:往年のフォルムが最新技術で復活

’80年代のEXシリーズをオマージュしたオフ系デザインが特徴。レバー開閉式の内蔵シールドをはじめ、AIM帽体による安全性やフル着脱内装など機能十分だ。

【SHOEI EX-ZERO】フル着脱内装 ●規格:JIS ●サイズ:XS S M L XL XXL ●色:単色6色 グラフィック1色 ●価格: 単色4万4000円 グラフィック5万2800円


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