【特別対談:世界で戦う若き日本人ライダー】Moto2小椋&Moto3國井&WSS 300岡谷
●文:ライドハイ(伊藤英里) ●写真:柴田直行
桶川スポーツランドにて、エキシビション走行も
サマーブレイクとはいえ、シーズン中であることに変わりはない。彼らは時間を惜しんで、コースに出て行く。この日はスポーツ走行を走りに来た一般のライダーも多くいた。その中に混じって、世界で戦うライダーたちが走り込む。コーナーでの滑らかな体の動き、巧みなバイクのコントロールは彼らの戦場がどれだけ厳しく、そして高みにあるかを物語っていた。
午前中のスポーツ走行が終了すると、特別に世界選手権を戦うライダーたち──小椋、國井、岡谷、そしてこの日やはり桶川スポーツランドに練習のため訪れていた、Moto3ライダー山中琉聖(CarXpert PruestelGP)の4人による、エキシビション走行が行われた。走りで魅了することはもちろん、ウイリーなどのファンサービスも忘れない。見入っていた人々が、この特別で素晴らしいエキシビションを見せてくれたライダーに感謝の拍手を送る。ライダーもそれに応える。その瞬間、そこは世界選手権の会場のようだった。
バイクを降りてヘルメットを脱ぐと、青年らしい表情がのぞく。今回は小椋、國井、岡谷に対談形式でお話をうかがった。まとめ役に回る岡谷、その走りさながらにクールに核心を話す小椋、3人の中ではいじられ役に見える國井。対談形式ならではのエピソードもぽろりと飛び出した。
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