ロードレースではだれもが安全のためレーシングスーツを着用している。そのスーツには各種プロテクターが装着されている。そんなプロテクションの中で肩や肘に金属のプレートが装着されているのがダイネーゼのスーツだ。
●文:ライドハイ編集部 ●写真:ユーロギア ダイネーゼ&AGVジャパン
目立たないところにもライダーを守るこだわりを
レースを観戦しているときに多々ある息を止めてしまうような瞬間……
たとえば、MotoGPの最終ラップで2人のライダーが激しいトップ争いを繰り広げ、残り数コーナーのところでトップライダーが転倒し、ライバルが単独でゴールラインを超えるといったとき。
一昔前は残念なことに転倒したライダーは自分の足で歩けないことも多くあった。
しかしここ最近、転倒したライダーの被害が小さく済んでいるのは、何十年もの研究開発の結果として高性能なレーシングスーツがあるからなのだ。
その中でも、バックプロテクターやエアバッグのように目立ったプロテクションは注目されるが、実はいざというときにライダーを守る大きな役割を担った気が付きにくいこだわりがダイネーゼにはある。
それが、肩や肘に装着されているチタンやアルミのメタルプレートだ。
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