ハーレーカスタムショップ・遠藤自動車サービス(群馬県)が毎年主催するイベント「チャリティーコヨーテキャンプミーティング」。’20年は新型コロナ禍により春から秋に延期しても開催が叶わなかったが、’21年のGWに復活。コロナに負けないバイク乗り達が集まり、ソーシャルディスタンスを守りながらこのイベントの絆を繋いだ。
●文/写真:森下光紹 ●イベント主催/取材協力:遠藤自動車サービス
久しぶりに会う友人と笑顔で言葉を交わす。緩やかで優しいミーティング
群馬県太田市尾島町の広大な利根川河川敷を利用して毎年行われる「チャリティーコヨーテキャンプミーティング」。’20年はどうしても中止にせざるをえなかった。主催の遠藤自動車サービス(群馬県)は、その後1年でどうすれば楽しく安全にイベント開催できるかについて考え学び、’21年の開催にこぎ着けた。もちろん、イベントに参加するライダー達もまた、内容を心得て足を運んだことと思う。
会場入り口では、参加者全員の検温とアルコール除菌液での消毒を施し、キャンプサイトでは安全な距離を確保するよう声をかける。いつもなら大いに盛り上がるステージでのライブやショーは行われず、会場内では基本的にマスク着用というスタイルだ。
春のからっ風が吹く広大な河川敷ゆえ、室内での対策ほど神経質になる必要はないと思われるものの、やはり参加者は静かにこの3日間を過ごしたようである。もちろん酔って大声を上げるライダーは皆無。それでも会場で久しぶりに会う友人と笑顔で言葉を交わすなど、実に穏やかで優しいミーティングになったことが印象的だった。
さすがに’21年はキャンプではなく日帰りライダーが多かったのは事実だが、それでも総勢2000人の参加者があったのだ。皆が待ちわびていたコヨーテミーティングだったことは確かだろう。キャンプ組のライダーは「新型コロナ禍だからこそ、ここに来てのんびりキャンプして帰るのは良いと思うよ。大騒ぎする奴なんていないしね。素晴らしい夕焼けを見ながらリフレッシュできるじゃん」と微笑む。
例年なら飲食店の出店も多いこのミーティング、誰でも気軽に参加できる。もちろん自分でキャンプ料理を楽しむのも可能だ。バイクに限らずクルマでの参加もOKだから、ファミリーでも楽しめる。次回の開催が楽しみだ。
コヨーテミーティング参加のみなさん
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