ピアッジオグループジャパンは、アプリリアの新型「トゥオーノV4ファクトリー」を2021年6月9日に受注開始。同時デビューのRSV4と同様にエアロダイナミクスを刷新し、新型スイングアームやユーロ5適合エンジンを採用するほか、電子制御システムも最新版になっている。日本で発売する“ファクトリー”は電制サスを装備する最上級バージョンだ。
●情報提供:ピアッジオグループジャパン
新型RSV4のコンセプトを踏襲し、最新のデザインと車体をゲット!
アプリリア新型「トゥオーノV4ファクトリー」は、新型RSV4ファクトリーと同時に発表されたアップハンドル版だ。革新的なデュアルフェアリングのコンセプトを踏襲し、電子制御システムは公道3種類+サーキット3種類の計6種類のライディングモードを採用。新デザインのスイングアームを採用し、ライディングポジションが楽なスーパーバイクと言っていい内容に仕上がっている。
デザインはRS660世代の最新のDRLを採用したもので、コーナリングライト機能も装備。レーシングの世界からフィードバックされたエアロダイナミクス技術を反映し、ストリートバイクとしての快適性を向上させるため、少ない面積で機能を果たすよう“デュアルフェアリング”コンセプトでウイングレットなどを採用している。
ライディングポジションを向上するため新デザインの燃料タンクを採用したほか、従来よりも長いシートとしたことで長身のライダーにも対応。また、RSV4ファクトリーと同様にタンデムステップやナンバープレートホルダーといった、サーキット走行に必要のない要素を簡単に取り外せるようになっているという。
車体は従来型を踏襲したフレームに下側補強ブレースを採用した新型スイングアームを組み合わせ、最上級バージョンらしく電子制御サスペンション・オーリンズ製スマートEC2.0を装備する。
電子制御サスペンションのマップはセミアクティブ×3種類、アシストの介入なし×3種類を選ぶことができ、それぞれカスタマイズが可能。フロントブレーキにはブレンボ製M50キャリパーを採用している。
65度V型4気筒エンジンは、RSV4とは異なり排気量は従来のままとしながら、新型ECUや新しい排気システムを採用することでユーロ5に適合。最高出力と最大トルクに変更はないものの、最高出力の発生回転数を350rpm高め、また最大回転数も12500rpm→12800rpmと300rpm高めた。
電子制御が新型APRCへと進化したのもRSV4と同様。6軸IMUを搭載し、ATC=アプリリアトラクションコントロール、AWC=アプリリアウイリーコントロール、AEM=アプリリアエンジンマップ、AEB=アプリリアエンジンブレーキ(新搭載)、ALC=アプリリアローンチコントロール、AQS=アプリリアクイックシフト(上下対応)、APL=アプリリアピットリミッタ―、ACC=アプリリアクルーズコントロールを制御する。
これに加え、ボッシュと共同開発したマルチマップのコーナリングABSも標準装備している。マップは3種類あり、全てのエンジンマップと組み合わせることが可能だ。
そして、これらをすべて統合制御するライディングモードは、Street=日常ライドに最適、Sport=公道でのスポーティな走りを実現、User=電子制御を完全にカスタマイズ可能、という公道向けの3種類と、RaceおよびTrack 1、Track 2の3種類が用意されている。新型5インチTFTディスプレイは2種類の表示モードそれぞれに、日夜自動バックライト機能を備える。
APRILIA TUONO V4 FACTORY[2021 model]
【APRILIA TUONO V4 FACTORY[2021 model]】主要諸元■全長2070 全幅810 全高未発表 軸距1452 シート高837(各mm) 車重209kg(装備)■水冷4ストロークV型4気筒DOHC4バルブ 1077cc 175ps/11350rpm 12.3kg-m/9000pm 変速機6段 燃料タンク容量17.9L■タイヤサイズF120/70ZR17 R=200/55ZR17 ●価格:225万5000円 ●色:アプリリアブラック ●受注開始:2021年6月9日 ●出荷開始時期:2021年7月下旬頃
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