アプリリアは本国イタリアで、すでに日本での発売時期も明らかにされているスーパースポーツ「RS660」の兄弟車にあたる、スポーツネイキッドモデル「トゥオーノ660(TUONO 660)」を発表した。詳細スペックなどは未発表だが、RS660に準じた電子制御などをフルスペックで装備しているようだ。
日本で発売されたら130万円くらいの可能性も?
アプリリアはイタリア本国で「トゥオーノ660(TUONO 660)」をオンライン発表した。スペックや価格は未発表ながら、装備重量183kg、最高出力95psといった数字はリリースに書かれており、また北米メディアではその価格を1万499ドルとしているところも。
ベースを共有するスーパースポーツモデル「RS660」は日本での発売がすでにアナウンスされていて、予価は139万7000円。ちなみに北米価格は1万1300ドルで、これを比較対象としたうえで日本でのトゥオーノ660発売価格を推測すると129万8000円程度となる。まったくその通りになるとは限らないが、130万円前後というのは悪くない予想だろう。
トゥオーノ660はトゥオーノV4 1100のミドル版とされ、RSV4 1100の並列2気筒ミドル版であるRS660とベースを共有。小型化されたカウルとバーハンドルを装備することで快適性を向上し、これにDRL付きトリプルLEDヘッドライトユニットなどでアグレッシブなデザインを与えている。
270度クランクの並列2気筒エンジンは100psのRS660に対し95psとされ、そのぶん低中速トルクを増強しているものと思われる。電子制御はRS660同様にクラストップレベルの装備で、ライドバイワイヤを基軸とした調整可能なトラクションコントロールシステム、アンチウイリーコントロール、クルーズコントロール、パワーモードなどを備える。5つのライディングモードは3つが公道用、2つがサーキット用だ。
ひとまず発表されている車体カラーは、RS660でも新鮮なインパクトを与えてくれた黄色系のアシッドゴールド、そしてコンセプトブラック、イリジウムグレーの3色。日本での正式発表が待ち遠しいぞ!
APRILIA TUONO 660[2021 model?]Styling
APRILIA TUONO 660[2021 model?]Detail
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