●CG:白圡学
’20年に新設計の250cc4気筒・ニンジャZX-25Rを発売して、世間を大いに賑わせたカワサキ。企画開発能力の高さで勝負する同社の次なる一手は何なのか? 「RS」シリーズ化を予想した前記事に続き、本記事では400cc直4「ニンジャZX-4R」誕生の可能性について考察する。
シリーズ展開強化のカワサキ。弟RSは2気筒か4気筒か!? '20年に完全新設計の250cc4気筒を引っ下げたニンジャZX-25Rを送り出し、企画開発能力の強さを世に知らしめしたカワサキ。この後に続くの[…]
ZX-25Rバリエーション展開:ネイキッド版と並び400cc版にも注目
’20年のヒット作と言えば、クラス唯一の直4エンジンを引っさげたカワサキ ニンジャZX-25R。その余波を借りた400cc版ZX-4Rの予想に対し、我々ヤングマシンはこれまで可能性は低いだろうと考えていたのだが、どうやらそうとも言い切れない状況も…。
そう思わせるのが、「ZX-6Rのユーロ5モデルが開発中」という情報。636ccの現行ZX-6Rは、’19のモデルチェンジ後はカラー変更のみでユーロ4準拠のままだ。もっともこれだけでは400につながる話ではないのだが、気になるのは旧型6Rを使っていた599ccのレースベース車が’21限りで終了と正式に表明されている点。ユーロ5対応なら636cc版だけで済むはずで、そこには排気量設定を含めた変更もあるのではと考えられるのだ。つまり、599cc版のついでに派生車戦略で400cc版も? というのだが…。
とはいえ、6Rベースの400となると価格的に大きな差はつかないだろうし、結局は性能が見劣りしてしまうと考えられる。それなら、25Rベースとした方が当然パフォーマンスは25Rより高くなって魅力的。価格も6Rベースほどは高くならない。「25Rの派生車は存在する」という証言もあり、それはネイキッド版だと我々は考えていたが、もしかすると25Rの400化計画が始動したのかもしれない。400が出るなら25R案の方が現実的だ!!
ZXR時代は400もあった
YM未来予想=ニンジャZX-4R:規制撤廃の今なら60psオーバーも目指せる!
ZX-25Rの排気量を拡大して400cc化。クラスを超えた25Rの車体や装備は、400cc帯でもトップレベルで通用するクオリティだ。これで天下が獲れる!?
【ベースモデルは直4ニーゴーのZX-25R】’20モデルで最大の目玉となった250クラス唯一の直4エンジン搭載スーパースポーツ。トラコンや上下対応クイックシフターといった電子制御や、倒立フォーク&ラジアルマウントキャリパーといった豪華装備も自慢だ。
主要諸元■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 249cc 45ps/15500rpm 2.1kg-m/13000rpm ■184kg シート高785mm 15L ■タイヤF=110/70R17 R=150/60R17 ●価格:82万5000円/91万3000円
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