●文:ヤングマシン編集部
250㏄クラスの公道市販車で争う、全日本JP250の’21年度競技規則が’20年12月15日に発表され、現行モデル唯一の250cc直4を搭載するカワサキ ニンジャZX-25Rの参戦が正式に認可された。
JP250は、全日本選手権と併催する形で’16年から開幕。単気筒200〜300cc、2気筒200〜250ccの公認車両(ともに4スト)のみ参戦が認められてきた。そんな中、’20年9月に4気筒のZX-25Rが登場。来季からの参戦に注目が集まっていたが、晴れてOKとなった。
ただしZX-25Rにはハンデが設定される。ライダー込みの最低重量が2気筒より+20kgの220kgに。音量測定回転数(105dB)は高めの1万1500rpmで、CBR250RRら2気筒のライバルに比べ、パワーを絞り出すのは不利となる。これらハンデはまだ模索中の段階で、2戦ごとに見直し、2気筒と4気筒との性能バランスを図るという。
現在のJP250はCBR250RRの一強状態で、4年連続タイトルを獲得。4気筒の参戦でより熱いバトルが展開されるのは必至だ。4月4日、もてぎの開幕戦決勝に注目したい。
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