デビュー間もないNinja ZX-25Rだが、早くもカスタムパーツが多数登場し、各社がしのぎを削っている。今回情報を入手したのは、エーテック(A-TECH)製ドライカーボン外装をフル装備したSNIPERのデモ車だ。
大型スクリーンに切り立った造形の燃料タンクカバー
カワサキおよびカワサキインドネシアが製作したレースイメージカスタム車両には、それぞれにエーテックのドライカーボン外装が装着されていた。それらの車両は保安部品が取り外され、ヘッドライト部分も覆われていたが、今回登場したエーテック外装はストリートリーガルなものだ。
これを装着するのは、ステップやレバー、レバーガードなどのアルミ削り出しパーツで知られるSNIPER(スナイパー)社のデモ車両だ。ヘッドライトをはじめとした保安部品は生かされたままフェンダーレスキットでスポーティなテールまわりに。フレームカバーやスイングアームカバーはおそらくレースイメージカスタムと同じものだろう。そして見どころは燃料タンクカバーだ。
レースイメージ車両のタンクカバーは燃料タンク後半部分を覆うだけだったが、今回のものは全体を覆っているうえに形状が大胆に変更されている。特に後半部分の角度が起こされているが、これはスポーツ走行におけるニーグリップや、フルバンク時のホールドのしやすさを狙ったものだろう。市販車ベースのレースでは燃料タンクの後端にパッドなどを装着してホールド性を高めるカスタムがよく見られる。これを贅沢にもドライカーボン外装で実現してしまったわけだ。
このデモ車両は、2020年9月22日(祝)に筑波サーキット・コース2000で開催されるZX-25Rオーナーズミーティング(関連記事参照)にも出展されるので、ぜひ現地でその姿を確認してみてほしい。
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