復活の直4 250ccいよいよ!
’20カワサキ ニンジャZX-25R市販予定車 実物チェック【正式発表までもう少し】
- 2020/6/20
新型コロナウイルスの影響でインドネシアでの発表が延期された’20カワサキ ニンジャZX-25R。世界中が正式発表を今か今かと待ち構えている状況だ。本記事では、国内にて先行お披露目された市販予定車をあらためて徹底チェックする。
太陽光の下、オーラ全開。2気筒とは違うのだよ!
ついに我々の手に触れられるところまでやってきたニンジャZX-25R。国内仕様の市販予定車を間近に見た印象は、かなりコンパクト。ニンジャ250と変わらない…というより、カラーリングからして酷似した存在感だ。明確な違いはアッパーカウルのラムエアダクトで、ココが見分けるキーポイントと言えるだろう。車体を押した印象としては、4気筒エンジン搭載車とは思えないほどの軽さが脅威的。カウル内はさすがに詰まった状態で、2気筒車のようなスカスカ感は感じさせない。またがった印象も軽いもので、車格は明らかに250と言えるもの。しかし、高機能メーターや電脳装備をコントロールするスイッチ類、フレーム内に抱えた4気筒エンジンの存在感は、600クラスに匹敵する質感を感じさせる。排気量こそ250ccだが、紛れもなくスーパースポーツの血統が息づく高性能モデルだ。往年のレプリカに通じる、本気のオーラをあらためて感じた次第だ。

【’20 KAWASAKI Ninja ZX-25R】■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 249cc ■タイヤF=110/70R17 R=150/60R17 [写真タップで拡大]

【太陽の下、思った以上にカッコいい】スーパースポーツの証といえるラムエアダクトを装備したマスク、カウルの隙間からチラ見えする4気筒エンジンなど、250㏄とは思えないオーラを放つZX-25R。ハイメカなノイズが絡んだ直4サウンドを想像すると、早く乗りたいという衝動に駆られる。 [写真タップで拡大]

【ライディングポジションは程よくスポーティ。 シート高は790mm台か?!】車体のボリューム感はほぼニンジャ250と同等で、やや重量が増す程度。マスの集中した車体設計のおかげでエンジンの重さは感じず、またがった状態で足着きに不安はない。ハンドルはトップブリッジ下にマウントされるスポーティなポジションだが、自然な前傾姿勢で街乗りも苦にならないレベル。伏せればタンクとの一体感もあって、絶妙なレイアウトだ。小柄なテスター(身長165cm/体重62kg)からすると、まさにジャストサイズ。無理してリッタークラスに乗るよりも、存分に操る楽しさが味わえる重量とサイズ感だ。 [写真タップで拡大]

アンダーカウルの中に通った4本のエキパイこそ、ZX‐25Rのアイデンティティ! ニンジャ250とよく似たルックスだが、ひとたびエンジンを始動すればスーパースポーツの血統を主張してくれるに違いない。 [写真タップで拡大]

ホリゾンタルバックリンク式リヤサスは、カム式のプリロード調整が可能。すでにコーションラベルが貼られた市販仕様のユニットだ。タイヤはダンロップのスポーツマックスGPR-300の装着を確認できた。 [写真タップで拡大]

(左)タンデムシートはメインキーで簡単に取り外せる。ETC車載機が入る程度のスペースが確保されている。(右)タンデムシートの裏側に車載工具と書類ポケットを装備する。少ないスペースを有効活用。 [写真タップで拡大]
●文:川島秀俊 ●写真:鶴身 健
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