SUVテイストを重視しつつ、オンロード走行も得意なアドベンチャー。’20年ではクルーザーの大御所・ハーレーダビッドソンがアドベンチャークラスに参入。トライアンフもタイガーの新作をリリースした。〈ラインナップ〉ハーレーダビッドソン パンアメリカ|MFP4073ポリーシア、トライアンフ タイガー1200デザート スペシャルエディション|タイガー900GT/GTプロ/ラリー/ラリープロ|ロイヤルエンフィールド ヒマラヤン
●文:沼尾宏明、中村友彦、田宮徹 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ハーレーダビッドソン パンアメリカ:’20年後半のデビューに向けて準備万端
ハーレーダビッドソン初のアドベンチャーモデルとなる「パンアメリカ」は、’20年後半のデビューが決定している。’19年秋のEICMA(ミラノショー)では、エンジンスペックや車体ストリップなどが公表され、レボリューションMAXと名づけられた1250cc水冷60度Vツインは、145馬力以上の最高出力と12.4kg-m以上の最大トルクを発揮することが判明した。これまでのハーレーとは一線を画す驚速マシンとなりそうだ。
ハーレーダビッドソン MFP4073ポリーシア:ヴィンテージ系に派生させる!?
ハーレー初のアドベンチャーとなるパンアメリカは、’20年後半デビューに向けカウントダウン中だが、EICMA2019で公開された資料には、ポリス仕様エッセンスを注入しながらカスタムを施したようなイラストも…。これはぜひ発売してほしい!
トライアンフ タイガー1200デザート スペシャルエディション:過酷な環境を走り抜ける冒険二輪旅にインスパイア
’20年型に追加された特別仕様の「デザート スペシャルエディション」は、鋼管フレームに水冷並列3気筒エンジンを搭載したタイガー1200のミドルスペックXCx(日本未導入)に、軽量なアロー製サイレンサーやアップ&ダウンの双方向に対応するクイックシフターを搭載し、専用塗色が与えてある。前後サスはセミアクティブタイプ。コーナリングABSやキーレス機構も採用する。
タイガー900GT/GTプロ/ラリー/ラリープロ:従来型800から完全刷新
’20年型で新登場。日本ではGT、GTプロ、ラリー、ラリープロの4機種展開だ。エンジンは排気量増に加えて、これまでの等間隔爆発ではなく1~3番のクランクピンが90度ずつずれた不等間隔爆発も採用。車体はサブフレームがボルトオン構造の鋼管フレームを軸とする。GT系はツアラーで、ラリー系はダートも重視。プロは電子デバイスが充実している。
ロイヤルエンフィールド ヒマラヤン:インドの郊外や山脈もタフに走る冒険マシン
ロイヤルエンフィールドでは初めてのOHCエンジン搭載車で、リヤモノショックの現代的なオフロードモデルの車体構成だが、スタイリングはクラシカル。やや大きめのスクリーンや燃料タンクサイドのパイプ製ガード、センタースタンドやリヤキャリヤを標準装備している。
関連するアーカイブ
あなたにおすすめの関連記事
既存イメージからの脱却を図っているハーレーダビッドソン。'20プロトタイプとして、完全新作の水冷エンジンを引っさげたアドベンチャーモデル「パンアメリカ」とストリートファイター「ブロンクス」が登場。年内[…]
ハーレーダビッドソンは、ミドル級製品を含む新しいセグメントへの拡大を実現する中期経営計画「More Roads to Harley-Davidson」に基づき、現在開催中のミラノ国際モーターサイクルシ[…]
不等間隔爆発が生み出すトラクションとスタビリティ (前ページより続く) 試乗テスト初日はタイガー900GTプロをメインに乗り、街中とワインディングでそのハンドリングを堪能した。モロッコという土地柄、路[…]
タイガー800のデビューは2010年のことだ。その後、’14年と’18年に改良が加えられて現在に至るわけだが、ついにフルモデルチェンジを敢行。車名も新たにタイガー900となり、近々リリースが始まる。 […]
現存するバイクブランドの中で、世界でもっとも古いロイヤルエンフィールドが元気だ。EICMA2019では、最新モデルのビュレット・トライアルズや、オフロードモデルのヒマラヤンの新色、それにヒマラヤンにタ[…]
最新の記事
- 【2024年12月版】20万円台! コスパで選ぶ 国内メーカー原付二種スクーター5選!
- 価格差11万円の「CT125ハンターカブ」と「クロスカブ110」は何が違う? 最新型スペック比較&ざっくりインプレ【2024年版】
- 「2スト×4ストのハイブリッド!?」EICMAで話題のホンダV型3気筒エンジンはMotoGPマシンとしても噂があった
- カワサキ「Z900RS」歴代カラー大図鑑【ゼファー再降臨・2021年モデル】
- 「カワサキ初の水冷マシンになるはずだった」〈幻名車〉2ストローク モンスター・SQUAREーFOUR 750(タルタルステーキ)
- 1
- 2