ちょうど1年前のモトGPセパンテストでは、どちらかと言えば注目されていなかったファビオ・クアルタラロですが、今年はテスト初日に続いて2日目もトップタイムをマークしました。
●文: 佐藤 寿宏(ことぶき) ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ニュージェネレーションが続々と1分58秒台に到達
この日から真っ黒なカーボン地のカウルの最新モデル(初日のレポート風に言えば縦長のエアインテークのマシンです)に乗り始めたファビオ・クアルタラロ(ペトロナスヤマハSRT)は、ジャック・ミラー、ジョアン・ミル、フランコ・モルビデリ、マーベリック・ビニャーレスが、午前中のコンディションのいいウチに初日のタイムを更新して行く中、ランチブレイクまでは、ピットインアウトを繰り返しマシンのセットアップに集中。セッション終盤にタイムアタックし、1分58秒572で連日のトップタイムを記録しました。ただ、昨年のマレーシアGPで自身がマークした1分58秒303には届いておらず、最終日のアタック合戦が楽しみなところです。
クアルタラロにとっては新しいマシンのシェイクダウンですが、しっかりトップタイムを記録するのはさすが。
2番手にミラーが1分58秒641に続き、3番手には、何とKTMのテストライダーのダニ・ペドロサが1分58秒662で食い込みました。もともとペドロサはセパンを得意としていましたが、ポル・エスパルガロも1分58秒989で8番手につけており、KTMのレベルが着実に上がって来たことを感じさせるタイムとなりました。
4番手にスズキのミルが1分58秒731、5番手にモルビデリが1分58秒831、6番手にビニャーレスが1分58秒893、7番手にアレックス・リンスが1分58秒978と1分58秒台で続きました。
2番手になったドゥカティのジャック・ミラーはトップから0秒069秒差。
7番手になったアレックス・リンスを0秒247上回る記録で4番手に進出したジョアン・ミル。今年はセカンドライダーとは呼ばせない!?
弟のペースに合わせていたら荷重が抜けて? 転倒したマルク・マルケス
マルク・マルケスは、肩の調子を見ながら弟のアレックスを引っ張る姿が多々見られました。セッション終盤もアレックスの前に出たり、後ろを走ったりしていたところ3コーナーでフロントから転倒。幸いケガはなかったものの、チームメイトからのプレッシャーもなくなった開放感からか少し気が抜けていたようですね。肩の状態は、思ったよりもよかったようで目標周回数をクリアし、1分59秒097で9番手でした。
チームメイトとなった弟のアレックス・マルケスと、つかず離れずで教育係を買って出た? マルク・マルケス。肩の調子を様子見しながら9番手に。
バレンティーノ・ロッシは、セッション終盤にタイムアップしてくると思われましたが不発でした。それでも最後にウイリーを3連発! やっぱりウイリーをやってくれるライダーは人気がありますよね。
バレンティーノ・ロッシはカメラマンに対してもサービスを欠かさない。
タカ(中上貴晶)は、思っていたよりも肩の状態が悪く、なかなか厳しいセパンテストになっていますが、焦らずじっくり行くと言っていました。2019年型のRC213Vですが、昨年テストできなかったパーツもあり、いろいろやることがあるそうですが、まだフィジカル面が完璧ではないため、急いで決めるのは危険と判断したそうですよ。
熟成された2019年型を走らせることで、セッティングの迷いは少ないはず。開幕戦カタールまでに調子を上げていけるか?
さて、明日(9日)はいよいよテスト最終日。ホルヘ・ロレンソが登場する予定ですが、ペドロサが3番手タイムをマークしただけに、俄然気合いが入るでしょう。ただ、1分59秒を切ることは、そう簡単ではありません。全体的なタイムアップも予想されるので、1分58秒台後半では、10番手くらいになってしまう可能性もあります。そのロレンソですが、第8戦カタルニアにワイルドカードで出場するという、うわさも流れてきました。ますます目が離せませんね。それでは、また次のレポートでお会いしましょう! サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ!!
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